あれから、15年。〜暇話(5)〜 | 泣き虫デザイナーのニューヨーク奮闘記、 のその後、それからの ご あきうえ

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ファッションデザイナー「GO AKIUE(ごあきうえ)」のブログです。
I am a fashion designer.
Creating clothes is my passion. I've designed clothes and accessories for actors, singers, and other media personalities.


「あれから、15年。~暇話(5)~ミキティ~」




NY編第1一部が終わっちゃう前に暇話、差し込みます。



以前、ちょろっと出て来た番組ADさんのM木さん。
あだ名をミキティとしましょう♪

オレね、思うんだけど「AD」さんって職業
オレが見聞きしたり、知ってる職業の中で一番過酷で辛いうちに入る職業だと思う。

上からも言われ、タレントさんや出演者、そして外部業者にも言われるし。
言われるってレベルが、もうね精神的に違うの。

その上収録やロケ、編集作業や諸々のリサーチや準備と
時間関係なく泊り込み等。

男女関係なく拘束時間が異常に長く、1日8時間なんて夢のまた夢
24時間どころか、何時間連続勤務してるんだって感じですよ。

今までいろんな番組で仕事させて頂いたけど、いつも思うもん。
ADさん、大変だなって。

ミキティにもやはり大変だなって思った。


しかしね。
ミキティは大変な中でもミキティだった。

ASAYANってね、同時期にいくつかのオーディションをやってる次期とかもあって
プロデューサーさんやディレクターさんは、会議や番組編集なんかで
NYと日本を行ったり来たりするの。

そんな時、ミキティだけになる時とかあるんですよ。

ミキティはもう番組制作業界にいないからこれ書いても大丈夫! (^-^)

いつも、何やってるかわかんないんですよ…

3組4人時代のNYのスタッフルームはミッドタウンの高級アパートメントにあったんで、まぁ徒歩でもメトロでもタクシーでも
オレ達が住んでたVillageまですぐこれるんですよ。

作品が仕上がってSELIMAに納品に行きたいから、スタッフルームに電話するんですけど


…出ない!
または、昨夜は本読んでて今起きたから後にしてとか…
最悪の時は、明日ねとか…

ミキティね、かなりメカニックが得意で編集作業とかは優秀だったらしい。(本人から聞いたんだけど)

けどね、ルーズなんですよー。

オレ達ね、毎日日本にいるスタッフさん達に
課題の進行状況やNYでの諸々をVAIOからメールでやり取りしててね
「明日、◯着納品します!」
とかも報告してるから、ミキティ居ないと、ミキティ来ないと困るの!
売り上げ競争なんだし、早く納品したい!


4人のメンバーの方がなんか、OAする材料大丈夫なのか???
とか、色々とファッションデザイナー・オーディションの事心配する始末でしたよー。


まぁ、メンバーより歳下だったしわかるんですけどね。
他のスタッフさんにも、メンバーにもいじられやすいキャラで嫌いではなかった☆




そしてどうしても忘れられないのはこれ。




この頃のオレ達ね、NYでの生活費と材料費を分けて番組から支給されてたんですよ。
具体的な金額は書かないけど、まあ材料費の半分くらいの金額が生活費。
家賃も光熱費も番組が直接支払ってくれてたからそれは要らない。

でも、自炊とかして切り詰めないとやっぱ大変だったんですよ。
スタッフさん達と居る時は、食べ物差し入れや外食をご馳走になったりしてたんだけど。
ミキティはまぁ、それはない。

それはないで全然平気なんですけど…


ある日、ミキティがオレ達4人が住むアパートメントに用もないのにやって来た。


カメラも持って来てないし、撮影する様子もない。


本人が、あぁやる事ないー!とか言ってる。

(あるやろー! (^^;; )

この時、オレ達それぞれ作品製作に必死なんですけど。

そしてなんか、テイクアウトの高級寿司を持って来てた。

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(お!差し入れか!?
NYは日本食が高いから、ありがたい!
ミキティ、やるやん!)

ミキティ 「これ、45ドルもしたんだよねー。」

ミキティ、食べ始めます。
普通に、一人で。

ミキティ、腹いっぱいになったらしいです。
マグロのにぎりとか捨て始めました…


と、言うか一食45ドルとか
当時のオレ達にはあり得ないんですけどー!

そして、なんで用もないのにタクシーでわざわざここへ来て食べるの???

そして、オレ達の前でマグロのにぎりとか捨てないでくれー!!!



みんな唖然で
「ディレクターさんにチクろうか!」
とか話してたんだけど
さすがに、誰もそれはしなかった。
怒られるとかわいそうだもん。


15年経ったから暴露出来るお話です。


そして、15年経った今でも忘れられない出来事です☆

良い思い出です。


マグロ食いたかった!!!


と、言うか
マンハッタン、寿司屋さん多いよ。
安くて寿司とは言えないものから、超高級本格的まで。

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NY編の今までのお話はこちら☆

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