涙が出た | てまり(akityan)のブログ

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日々の出来事や、過去の思い出を綴った写真絵日記

虎に翼を見て涙が出た。

こんなに優しい人たちを戦場に送る国に腹が立つ。

 私たちの年代の人たちは大事な家族を戦地に送り出し辛い思いをしている。

 担任の先生が出征した時はとても悲しかった。

 当時、食糧難でお弁当泥棒が何人かいた。

 保護者に説明されたことを母から聞いた。

 友達のお弁当を食べた子どもたちを責めないでという内容だったそうだ。

 教室の窓辺には里芋の水栽培が並ぶ明るい雰囲気。

 お話をねだる私たちに古事記の話をよくしてくれた。

  黄泉の国に行ったイザナミを追いかけて行ったイザナギの話

等々を面白く話してくれた優しい若い先生。

 襷をかけて朝礼台で挨拶された姿は今も忘れない。

終戦後、先生が職員室に来られたということを聞いてみんなで階段を駆け下りたが先生の姿はなかった。

 

 

 鬼が落ちた日「愛媛新聞」

 松山空港の近くの重信川河口付近で1945年8月9日数十機の米軍機編隊が姿を現した。高度を下げていた他の一機が編隊に戻ろうとして衝突し重信川に落ちた。

 目撃した102歳の細川さんは目に涙を浮かべて「異国の地でこんな死に方をしたのかと思うと、今でも胸が締め付けられる」と語っている

 鬼畜米英と言われていたのに栗毛の美しい青年の姿だった。

 日露戦争捕虜を埋葬したロシア人墓地の一画に「米国海軍無名戦士之墓」がたたずむ。

 

命を奪う権利は誰背もない。