森望選手のラストダンス | カプチーノ・プリィーズ

森望選手のラストダンス

 

アイスダンス選手として活動されていた

 

森望選手が、現役引退を表明されました。

 

アイスダンス選手として2017年の全日本に出場。

 

2018年、ジャパンジャージを着てのトルン杯出場。

 

結局、このトルン杯がラストダンスとなりました。

 

 

 

 

 

カナダでパートナーの折原裕香選手と練習をしてきましたが

 

トルン杯を最後に、ペアを解消。

 

折原選手は、その後、カナダのリー選手と組んで、試合に出ていました。(現在は解消してます)

 

望くんは、解消後、誰かと組むこともなく、

 

シングルで何かに出ることもなく、

 

スケート以外の活動などをされていたので、

 

スケートはどうなるのかな??もうやらないのかな??って思っていたのですが

 

インスタのファンからの質問の中で、スケートはやめていないと言っていたので

 

また、望くんのスケートが見られると思って待っていました。

 

 

そんな時に、正式に連盟の登録を解除とのことで

 

引退となりました。

 

 

 

 

 

 

私も、多くの学生選手達の試合を見るようになりましたが

 

私が応援できるのは「リンクの上」にいるときだけと思って

 

応援しています。

 

卒業して、スケートを離れて、別の道に行く選手のほうが圧倒的に多いのです。

 

別の道(就職)に行く選手達へは、彼らの次の人生が輝くものであることを祈るだけです。

 

もし、幸福なことにまたリンクも戻ってきたら、すぐに観に行って、声援をおくりたい。

 

スケートにかかわる・・・・・・と決めている選手たちへは、

 

私の目に映る限り応援したいと思っています。

 

 

 

 

3月に引退されて、就職された、凌くんやかじけんくん、大地くんについてもそういう思いです。

 

だから最後の最後まで全力で応援して、見送りたかったのです。

 

 

 

 

 

スケートを続けるのも、違う道に行くのも若い選手達が決めた人生。

 

だまって見守り、成功を祈るだけです。

 

 

 

 

 

ただ・・・・・・望くんについては、ここではっきり言ってしまえば、

 

私は、望くんのスケートをずっと見たいと願っていました。

 

ダンスのペア解消後、彼の活動をインスタで拝見していたけど、

 

いつかまた望くんのスケートが見られる日がくると願っていました。

 

 

 

だから、スケートはやめないと言っていた言葉を見た時は嬉しかったです。

 

 

 

アイスダンス選手として、もう1回試合で見たい思いもあったけど

 

日本でアイスダンスをやっていくことが、いかに大変で、過酷なことかは、

 

私の想像を超えます。練習できるリンクの少なさ、コーチ問題、お金のこと、

 

二人にしかわからないさまざまなこともあると思う。

 

数々のカップル解消でもよくわかります。各組ともに、いろんな理由があったんだろうけど。

 

 

 

アイスダンス解消は寂しかったけど、その後、

 

望くんがどうスケートと関わっていくのか・・・・・と

 

とにかく彼がリンクに立つ姿が見たい・・・・・と願っている中での引退となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのスケート選手を好きになる瞬間は、人それぞれ。

 

私は、東京Bと東日本と国体は以前から行っているのですが

 

不思議なもので、ジュニアのときからブロックでも見ていたと思いますが

 

私が、望くんの演技に初めて魅了されたのは、

 

シニアに上がった、群馬国体に出られたときです。2015年1月です。

 

望くんがシニアにあがって、国体に出たのはあの群馬だけだったので

 

ほんとに、タイミングって面白いというか、

 

あの時、私が、国体で望くんを見ていなかったら・・・・

 

あるいは、最終Gだけしか見ていなかったら・・・・・と思うと

 

タイミングって面白いなあと思います。

 

 

 

当時の自分のブログを読むと、SPの時から、「森望って選手のステップが良い」って

 

書いてあるので、SPからすでに魅了されていたみたいです。

 

あの時、望くんが踊っていたFP、ピアソラ(ブエノスアイレスの冬)は、

 

大輔くんがカメ先生と作ったときのFP作品でもあります。

 

冒頭のポーズが大輔くんとかぶりました。

 

 

 

 

 

 

あのブレノスアイレスの冬を、ここまでかっこよく、激しく、美しい作品にして

 

踊っているスケーターがいることに

 

大輔くん以来出会った。

 

そう思いました。

 

 

とにかくかっこよかった。

 

そして、長い手足を生かして、畳み掛けるような圧巻なステップに

 

私はすっかり魅了されました。

 

 

 

「他の作品も見たい。とにかく次の試合も見たい」と思いました。

 

帰る前に、リザルトを見ていたら、ちょうど、望くんが都連の方と

 

リザルトを見に来ていました。

 

話しかけることに躊躇してしまい、迷っている間に、彼のファンの方が彼に話しかけていました。

 

そのファンの方から話を聞き、

 

そこで初めて、望(かなた)くんの名前の読み方と、

 

彼が明大一年生であることを知った。

 

東京の選手ということと、明大ということで

 

今後の試合も教えてもらい、そこから、学生の大会と都連の大会にも

 

行くようになりました。

 

望くんのスケートとの出会いが

 

現在の明大の選手への応援へ繋がっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

望くんの試合を拝見できたのは、1年生の終わりの国体から

 

4年生のトルン杯までとなりました。

 

短い期間でしたが、とても濃い日々でした。

 

アイスダンス選手としてのスタートも

 

シングル選手としての最後の演技も、見守ってきました。

 

思い出は尽きない。

 

たくさんのかけがえの無い時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

望くんのスケートは、人を惹きつける何かを持っています。

 

ジュニアのときから、地方大会や、学生の試合を見てきたひとたちの間でも

 

人気の選手でした。

 

 

 

彼が滑れば、多くの人を魅了し

 

更に人気が高くなっていく。

 

そんな選手が、東京にいたわけです。

 

 

 

ただ・・・・TVなどのメディアで彼が紹介されることはほとんどありません。

 

望くんは、シングル選手としては、全日本には出ていませんでした。

 

 

ジャンプに苦労されているのは見ていて分った。

 

どんなにステップが上手くても、それだけでは点数は出ない。

 

ブロック大会では、結果が出なくて、つらい思いをしている彼の姿を目の当たりにしてきました。

 

 

でも望くんは、前を向いていましたね。諦めていなかったと感じた。

 

だから私も諦めなかった。

 

私は、望くんが全日本に出ることを諦めませんでした。

 

いつか絶対に全日本に出て欲しい。

 

そんな思いを持ちながら、応援しました。

 

 

 

 

 

 

 

アイスダンスを始めたと、望くんから聞いたのは、2016年の春関でした。

 

しかも相手が、表現力に定評のある裕香ちゃんと知り、もう凄く凄く嬉しかった。

 

 

 

裕香ちゃんと望くんのアイスダンスのフリーダンスのお披露目が

 

16年の夏季フィギュアでした。

 

この時、初めて二人のダンスを観ました。

 

今でも全部、はっきりと覚えています。

 

シングル選手として試合に出たあと、

 

アイスダンスのため、更衣室に戻り

 

フリーダンス「マイフェアレディ」の衣装に着替えて

 

出てきた望くんのかっこよさは、今でも覚えています。

 

かっこよすぎて、客席がざわつきました(笑)

 

 

 

 

裕香ちゃんX望くん・・・・折原・森組のダンス作品の中では

 

この「マイフェアレディ」が一番好きです。

 

 

今でもあの輝きは胸に残るくらい、楽しくて、華やかで

 

全く新しいアイスダンスを魅せていたと思います。

 

二人から奏でられる音楽が楽しかった。

 

ほんとに楽しかったです。

 

ジュニアの選手として、ジュニアの大会に出る二人を応援しました。

 

バナーもつくりました。

 

 

 

 

 

西日本大会は、星くんの応援もあったけど、ジュニアダンスの折原・森組の

 

応援もしたくて、16年に初めて行きました。

 

全部の試合の終了後、夜からアイスダンス選手達の練習が始まりました。

 

ジャッジのひとたちもいたので、ジャッジの先生たちに確認しながら

 

練習に打ち込む望くんたちを、私は客席から見ていました。

 

電車の時間ギリギリまで見ました。

 

他の選手が帰った後、こうして夜遅くまでリンクで練習するという現実も

 

知ることとなりました。

 

 

あのとき、望くんの練習を観る事ができたことは

 

スケートファンとして、大きな財産となりました。

 

 

 

そのあと、あのクラウドファンディングで資金を募り

 

たくさんの方からの支援があって(今でもみなさんに感謝しています)

 

望くんは、裕香ちゃんとカナダへ拠点を移しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

望くんの大きな決断を、私はすごく嬉しく思いました。

 

この時は、いろんな話をさせていただきました。

 

彼のスケートへの情熱の高さをとても感じました。

 

そして、ダンス1本で行くことを知らされ

 

最後のシングル競技が、17年の東京Bでした。

 

 

 

 

凌くんたち、明大の後輩たちが、明大のジャージを着て、

 

リンクサイドに集まりました。

 

多くのファンが集まりました。客席はスタオベで望くんの演技を称えました。

 

(この様子は、フィギュアスケートTVで少しだけ出ました)

 

 

 

 

 

 

 

そして、カナダでの練習が始まり

 

東日本大会をシニアダンスとしてエントリー、そして、

 

念願の、全日本への出場を決めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この年の全日本は、地元の東京開催でしたので

 

私も連日行くことができました。

 

緊張感がすごく伝わってきたけど、でも二人の踊りは

 

全国の人に届いたと思います。

 

ただただ楽しかった。

 

楽しかったという思い出しかない。

 

 

最終日、帰るときに、たまたま会場のロビーで、バンケに行く裕香ちゃんと望くんにお会いし

 

キラキラしている二人の姿に、ほんとうに嬉しくてたまりませんでした。

 

メディアにも出て、フジスケにも紹介され、

 

望くんが、シングルでは出来なかったことが、ダンスによって

 

どんどん道が開かれていく。

 

その彼の努力にも感動したし、このとき、ほんとうに私は嬉しかったのです。

 

 

 

 

 

 

トルン杯では、ジャパンジャージの姿がありました。

 

望くんを応援してきて、ジャパンジャージにまで辿りついて

 

とても嬉しかった。

 

 

 

 

結局、このトルン杯が現役最後の試合となってしまいました。

 

 

 

引退報告の文章を読む限り

 

まだまだスケートではやり残した感じがある様子を感じます。

 

 

 

 

まだまだスケートで何かを伝えようとしていくのではないかと

 

彼のあいさつを読んで思いました。

 

 

 

 

 

どんな形になるのかは分らないけど

 

でも望くんのスケートを見る日がきっとまた来るだろうと

 

私は前向きに思っています。

 

 

望くんが持つ、スケートへの情熱が

 

これからの活動にむけて燃えてきていると信じています。

 

 

そんなことを、望くんの文章から思いました。

 

 

 

 

 

現役のとき、望くんが私が大輔ファンだと何かで(笑)知ったらしく

 

大輔くんへの憧れの思いを話してくださったことがあります。

 

 

 

 

大輔くんがよく、インタビューで言っている

 

「カンパニー」の話。

 

スケートを続けたいのに、受け皿がなくて続けられない選手、

 

ジャンプだけでなく、ステップで魅了できる選手たちがもっと活躍できる場所

 

大輔くんが、カンパニーの話をするたびに、

 

私は、望くんのことを思い出していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

スケート選手のセカンドキャリアについて、動き出している人たちがいます。

 

ほとんどの選手は、大学4年とともに、スケートを辞めて就職されます。

 

リンクの指導員、選手コーチ、振付師になる人はほんの少しだけです。

 

さらに、プロのスケーターとして、国内外のショーで食べている人など、もっと少ない。

 

日本にはその土壌がほとんどない。

 

PIWが有名ですが、PIWのスケーターも、普段はコーチや、振付師、リンクでの仕事をされている方が

 

多いですね。

 

 

 

そんな中、動き出しているスケーターたちがいます。

 

崇ちゃんは「小塚アカデミー」とつくり、全国のリンクをまわっています。

 

リンクに人が来てもらうことが何よりも大事という崇ちゃんの考えもすごく理解できます。

 

無良くんは、誠也くん、星くんとユニットを組んで、作品もつくって

 

デビューイベントも行いました。

 

これもまた、新しい試みだと思います。

 

この無良くんが作った「チームOC」がもっともっと広がってほしいと私は願っています。

 

スケーターを増やしてもいいと思うし、せっかくデビューという形で、作品もつくったので

 

それがお披露目できる機会がもっとあればいいのにと思いますが、

 

チームOCは、真央さんのサンクスツアーに参加していて、そのツアー数が半端なく多いので

 

なかなかOCだけの活動が難しいのもよくわかります。

 

 

 

織田くんは、関大でコーチ業。

 

樹くんは、研究者として、リンク問題や、セカンドキャリアの問題を考え、未来にむけて動き出している。

 

 

そして大輔くんは現役選手を続けながら、演者として一生やっていく決意をもちつつ

 

その背景には、「劇団四季のようなカンパニー」を作りたいという意志を語っています。

 

 

 

 

正直、大輔くんほどの人なら、事務所が動けば、割と早く実現できるのではないかって内心思ったりもしたけど、

 

なかなか実現までいくには、けっこう大変なのだと思います。

 

 

 

そういう意味では、ほんとに実現した、真央さんのサンクスツアーは見事としかいいようがない。

 

真央さんの強い意志もそうだけど

 

スポンサーの多さがいかに強力かも思い知らされる形となった。

 

 

 

 

望くんが大輔くんの「Dカンパニー」のことを知っていて

 

先日、ツイッターで語っていましたが

 

 

そんな望くんも動き出しています。

 

 

元スケート選手の橋爪くんも動き出している。そこに

 

望くんとかじけんくんも加わっています。

 

何が起こるのかはまだわからない。

 

どう実現されていくのかはわからない。

 

ほんとに実現できるのかもわからない。

 

厳しい闘いかもしれない。

 

 

それでも、スケートをやってきた者として、スケートのために何かしたいと

 

動き出した男子たちです。

 

 

私は応援したい。

 

協力できることは協力したい。

 

 

 

 

かじけんくんがいるってのも嬉しいね。

 

 

橋爪くんのブログのリンク先です。

 

セカンドキャリアについて

 

望くんとかじけんくんとの対談の形になっています。読みたい方はぜひ。

 

望くんの今の活動も細かく書かれています。

 

こちらにて

 

 

望くん、ユーチューバー活動もされるのかしら???楽しみです。

 

 

 

そして、望くんの引退の挨拶の

リンク先を載せます。

 

森望選手、引退のあいさつ。

現役選手たちへの言葉もあります。

https://twitter.com/kanataro1222/status/1117712925387395077

 

 

望くんが語る今後のことで、みなさんに紹介したい言葉があるので

 

これだけ載せます。多くの人に知って欲しいので。

 

 

フィギュアスケートは「芸術性」が絡む特殊なスポーツで、

プロやインストラクター以外にも新たな産業としての可能性を感じる

(アーティスティックな面で)ので、それを模索したい。 

それこそ大輔さんか仰られていた、スケート版劇団四季のようなもの! 

そういった『プロの枠を広げる』活動をしたい。

 

もしそれが実現できれば世間への露出は増えますし、

それを目指してフィギュアスケートを始める(続ける)人が増えるかもしれない。 

アーティスティックな面を活かしてプロの枠を広げる事が、

フィギュアスケートなら出来ると思うんです!

https://twitter.com/kanataro1222

 

 

 

 

でもって、あの無良くんがやっているVR。

 

望くんも???

 

https://twitter.com/VSports_VR

 

 

どうなるのー???何かかかわるなら、早く知りたいー!!!

 

 

 

 

最後に、今わかっている動画を紹介します。

 

17年の全日本のはインタビュー動画がフジスケから出ていたけど

 

フジスケ・・・・・削除するとは思わなかった。

 

17年は、TV放送は、まだアイスダンスは全選手放映されていないのです。

 

18年からやっと全選手、ダンス選手も全員放映されたのです。

 

だから、あの全日本の動画はないでです。

 

ダイジェストでちょっと見られたくらいかな。

 

 

トルン杯のと、サマスケの演技動画です。お借りします。

 

 

 

「ララランド」も二人にしかできない世界を作っていて最高でした。衣装も良かった。

 

 

 

 

 

そして、これは、クラウドファンディグのときに流した

 

「マイフェアレディ」です。

 

今でも見る事ができます。

 

https://actnow.jp/project/yukanatapee/detail

 

 

「マイフェアレディ」

https://youtu.be/NjofRSqAQnc

 

 

 

 

 

折原・森組のことが書かれた記事。

ウォーカープラスより

 

東京から新たなカップルが誕生。折原・森組

 

https://www.walkerplus.com/trend/matome/article/87789/

 

 

 

 

フィギュアスケート全日本選手権開幕!魅力的なカップルが多数出場のアイスダンスを紹介!

この数か月で長足の進歩!折原裕香&森望組

https://www.walkerplus.com/trend/matome/article/132010/

 

 


折原X森組は、すでに解消されていますが、望くんのスケート史に欠かせない

アイスダンスなので、

裕香ちゃんの写真も掲載させて

いただきました。


 

 

 

 

望くん、お疲れ様でした。


応援できて幸せでした。


かけがえのない作品と時間を


ありがとうございました。


また、試合のあと、お話させて


頂いたり、撮影させて頂けたこと


心より感謝します。





次の活動も見守っていきたい。


応援しています。

 


 

 

 

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