町田樹さんセレクション「全解説」書き起こし | カプチーノ・プリィーズ

町田樹さんセレクション「全解説」書き起こし

 

 

テレビ東京でのエキシビジョン放送に

 

ゲストとして出演された、樹くんが、

 

エキシのあと、五輪競技についての解説をされました。

 

日本選手全員の解説はあるだろうと思ったけど

 

 

 

 

素晴らしかったのは

 

「町田樹セレクション」

 

日本のメディアでは取り上げないような企画。

 

樹くんが選んだ今回の五輪の作品を彼自身の解説で

 

見ることができました。

 

スケートファンにとってとても贅沢な時間だと思います。

 

 

 

 

その樹くんのセレクトした作品全部と

 

彼の解説を書き起します。

 

 

このなかには、日本選手の作品はありません。

 

 

 

 

ってことで・・・・・

 

「町田樹コレクション」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビチェンコ選手

団体戦SP

 

メダリストが軒並み10代20代となっているなか、彼は30歳。

年齢を重ねても尚、技術に磨きがかかっている。

プログラムを通して踊る喜びに満ちている。

素晴らしいスケーターです。

 

 

 

 

 

デールマン選手

団体戦FS

 

団体戦で燃え尽きてしまったのではないかとすさまじい演技でした。

彼女の持ち味であるダイナミックなジャンプもさることながら

音楽の音色に応じての身体の音色が出ていた。

 

 

 

 

 

 

長洲未来選手

団体戦FS

 

何と言っても冒頭のトリプルアクセル。見事でした。

ほんとに見事でした。彼女も紆余曲折、困難を乗り越えて

この舞台に立って、この大技を成功させました。

本当に見ていると嬉しくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

フェルナンデス選手

男子SP

 

ハビエル選手にとって、チャップリンは「ハマリ役」

こうしたハマリ役や、心から身をささげられるプログラムに出会うことって

なかなかできないんですよ。

ハビエル選手はそうしたプログラムに出会って

なおかつこの五輪という大舞台で完成させられた。

スケーターにとって、ひとつの最高の幸せだと思うんですね。はい。

 

 

 

 

 

 

 

ネイサンチェン

男子FS

 

 

ネイサン選手、個人フリーです。

 

4回転6回組みこむという

高難度の構成をこなした上で、彼は実は表現面でも進化が見られる。

それはこの辺・・・・・

 

 

 

 

このステップの音楽の部分においては、ストランビスキーの「春の祭典」を基盤につくられた音楽だと

思うのですが、彼は、モダンダンスや、コンテンポラリーダンスといった表現様式を理解した上で

表現しようとしていることが見てとれるんです。こうした技術面と表現面、今後、ネイサンチェン選手は

より、評価されてくると思います。

 

 

 

 

 

 

 

サフチェンコ&マッソー組

ペアFS

 

ソチ五輪で組んだペア。

サフチェンコさん自体は、五輪メダルを持っているが

ペアを組みかえて金メダルを手にした。

 

素晴らしかったですね。マッソーさんは国籍も変えて・・・・

国籍問題もあるんですけどそれを乗り越えて五輪に出場してきたという選手。

 

 

 

 

 

 

バーチュー&モイヤー組

アイスダンスFD

 

この二人はプログラムに突入することで、ある種の凄みが出ていたと思う。

これがひとつの勝因だと考えている。

このプログラムのなかで、物語が完結してしまっているというような、素晴らしい

プログラムだったと思います。

 

 

 

 

 

 

パパダキス&シゼロン組

アイスダンスFD

 

月光なんですけど、一つのアート作品として見れる作品。

今回、フィギュアの全種目を横並びに見た時に

ペアとアイスダンスのカップル競技のプログラムの進化がすざましかった。

ですから、これから先、この平昌五輪のあとに、大幅なルール改正が待っていると

思うんですけど、シングル競技でも、よりプログラムとしての一層の可能性、多様性が広がっていくような

ルール改正をしてほしいと切に願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

(カップル競技の進化について)

 

技術もさることながら、プログラムとしての可能性・・・こんなことも出来るんだとか

可能性が格段に広がっていくことを感じました。

ですから、シングルの競技も、これから先、技術だけじゃなくて、

こうしたプログラムの多様性だったり

可能性というものが広がっていくことの出来るルール改正を期待しています。

 

 

 

(今大会を振り返って)

 

そうですね・・・・ええと・・・技術はほんとうに私の想像を超えてしまっているような

レベルの高い戦いを

していたと思います。だけど、これから先は技術をどう、

表現に生かしていくのか、ここが課題だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

樹くん、ルール改正のこと、

 

そしてシングル競技のプログラムの多様化を求めていますね。

 

さまざまな表現を求めている。言いたいことはとてもわかります。

 

思うことはたくさんあるのだろうけど、放送していることも考えて

 

ここで何とか収めた感じに思える。

 

 

 

素晴らしかった。

 

日本選手全員の演技についても語っていたけど

 

けっこうズバズバ言っていました。

 

昌磨くんについてはかなり長く語っていました。

 

とても的確なコメントでした。

 

樹くんを採用した、TV東京のプロデューサーまじすごい。

 

 

 

 

日本選手の演技についての書きおこしはまた後日。

 

 

 

 

 

 

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