ダイスケ X モーナ・ヨンソンさん | カプチーノ・プリィーズ

ダイスケ X モーナ・ヨンソンさん

 

 


桜ノート

 

モスクワワールドの写真や映像をたくさん見ていますが、

 

最も感動したのが、このシーンでした。

 

もちろん、ピアソラの情熱かつ白熱した演技も素晴らしかった。

 

私は、JOや全日本や四大陸のピアソラも好きだけど、ワールドのピアソラが最も好きです。

 

でも、ワールドの彼のステージの中では、この部分がとても印象的だったのです。

 

スケート靴のビスが飛んで、修正し、再び、氷上に戻った直後の写真。

 

レフェリーの方は、スウェーデンのモーナ・ヨンソンさん。

 

ジャッジではなく、レフェリーとして、ジャッジ9人の統括する役割をもっているそうです。

 

元々ジャッジとしては、超超有名な方だそうで、

 

国際試合のジャッジを80近くなさっているそうです。

 

このモーナさんが、これから再試合をしようとする、大輔くんの手をにぎっています。

 

この時、モーナさんは、大輔くんにどんな言葉をかけられたのか・・・

 

私は、この時の会話は知りません。

 

でも・・・・・

 

この時の、彼の手をにぎって、声をかけて、

 

大輔くんを、氷上に送りだした、その時から、

 

大輔くんのこれからの3年間が、始まっているように思えてしかたないのです。


 



桜ノート


 

下を向いていた大輔くんが、顔をあげる。



桜ノート

そして・・・演技に向かう。

 

ここからが、彼の本当の出発だったのではないかと思う。

 

ここから始まっていたのではないかと。

 

途中からの演技だったけど、

 

その演技は、今、彼が持っているもの全てが出し尽くされていた。

 

情熱的で、せつなくて、それでいて、アスリートとしての力強さ、白熱した演技だった。

 

ピアソラはこれが最後・・・・・・

 

その思いは彼の中ではあったのですね。

 

私だけでなく、他のファンもそうかもしれないけど、

 

私は、ピアソラは完成させてあげたいと思った。もう一度、どこかで、ショーでもいいから

 

ピアソラを完成させてほしいと思った。

 

来季ピアソラでもいいと思った。

 

PIWで渡した手紙の中にも、そんなことを書いてしまった。

 

その後、ワールドのピアソラの動画を何度か見て、

 

「これはもう、ピアソラはやんないな」

 

・・・・・ということにようやく気づいた。

 

そして、この写真を見て、さらに彼の思いに気づいていった。

 

実際に、PIWで彼に聞いた人がいて、「ピアソラはやらない」という声を聞いたそうです。

 

日経のコラムでも書いてありましたね。ピアソラはやらないって。

 

余程、そういう声が多かったのですね。

 

あーあ、手紙に書くんじゃなかったな・・・・こめんね。

 

そんなことを今、思っています。


桜ノート

演技直後。いろんな思いが錯綜している中での、この笑顔。

 

もう、この笑顔で十分だと思った。


 


桜ノート

 

舌だす、かわいさよりも、ウエストの細さに目がいってしまう写真。

 

舌だすのは、個人的には、彼らしくていいと思うけど。

 

これはもう癖なのかしら??

 

逆に、全日本のピアソラの時のような、世界チャンピオンの強さ爆発!!的な

 

かっこいいガッツポーズも好きだけど。


 

モーナさん、日本の選手には辛口だった・・・って意見も聞いていますが、

 

私は、モーナさんのこの、大輔くんの手をにぎって、声をかけるシーンは忘れられません。

 

それは、きっと

 

大輔くん自身もそうではないかと思うのです。