この間ドロップキックで高校時代の部活の成績の話になったのでその思い出について書いてみます。

高校のレスリングの個人の最高成績は高校3年の春のJOC(ジュニアオリンピックカップ)カデット(高校生の部)フリースタイル63kg級で 2位だったのですが、これには裏話があり。

それまで県大会で3位とかが最高位だったのですが、これは全然凄い事ではないのです。

レスリングは他の高校部活動の競技より選手人口が少ない。そもそもレスリング部がある高校が珍しいし。県大会で各階級10人いれば良いくらい。柔道の県大会で優勝とか、高校野球で県大会優勝とかだとそれこそ物凄い事なのですが、レスリングの場合、例えば柔道やっている片手間にレスリング少し勉強して練習したら簡単に入賞できたりするレベル。

そして通っていた高校が強豪校だったので、3位のうち1位、2位も同じ高校の同級生。要は同期の中で一番弱かったのですよ。もちろん団体戦では補欠。

しかしウチの高校は伝統で、補欠でも思い出作りに1度は全国大会に出られるシステムがありまして。補欠でもJOCか全国グレコ大会には出られるのです。それには理由があり、JOCに限って言えば、県大会で入賞していれば参加できるオープン戦的なものあり、そして全国で入賞してる高校生は大学生の部に出られるのです。自然と同期のレギュラー選手は大学生の部に出て、補欠の自分は高校生の部に出られるというシステム。

そんなわけで自分はJOCに出ることになったのです。そして、どうせ勝てないだろうと思っていた自分に同期が一言
「お前はタックルにセンスがない。タックルしようとするから負けるんだよ。ハナからタックルなんて狙うな。守りだけなら全国クラスに強いんだから、タックル入らなければ勝てるよ」と。

それを真に受けて、ひたすら守っていなして振って相手が痺れを切らせてタックル入ったら潰してというつまらない事をしたら、破竹の勢いで勝ててしまって2位になれたという。

そこから自信がついて、引退してからのほうが強かったんだよなぁ。

同期のアドバイスに感謝。そしてもっと早く教えてくれよと。

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