今日はイギリス人の友人とカフェで二時間ほどコーヒーを飲みながら歓談しました。心からいい時間を共有できたと充実した心もちに束の間浸ることができました。


この方とはこの3年程時間が許せばあちらこちらのお茶を飲めるところで、色々な話題について意見を交換したり、相談に乗ってもらったりしてきましたが、今日改めて英語で外国の人とコミュニケーションをとるのこと楽しさに心が躍りました。


様々な考え方があると思いますが、学校教育において生徒は英語と第一義的には「教科」として向き合わなければならない事情があり、進学校にあっては「受験科目」として乗り越えなければならない対象ではないかと察します。


他方で、英語はそれを母語とする人々にとっては人間としての起き伏しに密接に係わる空気のようになくてはならない生活の普段は自覚されない重要な道具ですよね。日本人である私たちから日本語のあらゆる知識が取り上げられたら、この社会は、バベルの塔を建てようとしていた人々の言葉が散らされ彼らが右往左往したように(旧約聖書)、混乱するでしょう。


またグローバルリゼーションの進展、加えてインターネットが社会インフラの枢要な基盤となっている事実を鑑みると、英語を母語としない人々にとっても英語は業務を遂行する或いは余暇活動を愉しむなどの側面で扇の要のような存在になりつつある傾向に今後一層拍車がかかるものと思われます。


などと、英語市場の資本を太らせる広告文のような内容を書いてしまいましたが(苦笑)、言いたかった事の梗概は、「英語は勉強だけど、英語でいろんな国の人と会話できたら楽しいだろうなあ、という角度で接してみると楽しく勉強できるかも」ということでした。


タイトルの生活英語表現ですが、生活のなかで「日本語で何気なく使っているこの言い方、英語ではなんて言うんだろう?」という関心から英語を勉強することが私は大好きです。以下のいくつかの表現は、今日そのネイティブの友人から教えてもらったものです。


「わたしは筆圧が強いんだよね」

"I'm heavy with a pen."


「わたしは筆圧弱いですよ。」

"I'm light with a pen."


「(テストで)失点するよ。(そうかくと)テストで×つけられるだろうね。」

"You would lose a mark(marks)."


「(万年筆のインクの出が悪いのを見て)角度付けて書いた方がいいよ、そしてもっと強く押し付けて。」

"You should use it on an angle and put pressure."


「今の表情からすると万年筆って苦手でしょ?」

"Based on the look on your face, you don't like fountain pens, don't you?"(この付加疑問文ですが、最後はdo you?の誤りでした。「英文構造図の館」の大橋さん とこれらの英文を教えてくれたKateさんご本人からご指摘いただきました。訂正してお詫びします。またご指摘くださったお二方に感謝します。今後ブログ上に書き込む内容は正確を期すよう努めますがそれでも間違いを見つけた場合はどうか率直にご指摘くだされば大変に有り難いです。)


「(車の)燃料がなくなりつつあるな」

"I'm getting low on petrol."


「それは的外れな答えだよ」

"It's way off the mark."


以上が今日話の中で相手の英語を聞いてメモしたものと、こういう時はどう言うの?と質問して書き取った表現です。特に感じたのは「前置詞の使い方の難しさと前置詞を使いこなせるようにすることの大切さ」です。筆圧のところで出てきたwith、角度を付けるのところで使われたonとくに「角度を付けて」を"on an angle"と素直に口から出てくる純粋な日本人は誰もいないんじゃないでしょうか?とさえ感じられます。「角度」が"angle"というのは自明ですが、それがonと結びついて「角度をつけて」という表現になる。もうこれはそういうものとして覚えるしかないですよね。逆にこのような表現を学ぶと英会話学習の楽しさに小躍りするような気持ちになれます。英語と出会えてよかったです。高校時代、夢中になったこの言葉との出会いが人生の柱になりました。感謝です。