長年教室を運営していると、こうあってほしい、これではいけないな、というさまざまな壁にぶつかることがあります。
今日は、在籍生徒さんにも、今後お問合せをご検討されている方にもお伝えさせていただきたいことを書かせてください。
まずは、お月謝について。
毎月いただくお月謝は、現在、月謝袋による現金支払いか、銀行振込に対応しています。
保護者様にお願いしたいのは、「何月分を持たせているのかを確認していただきたい」という点です。
当初、月初めの納入をお願いしておりましたが、日々お忙しい中で忘れることもあるだろうとの配慮から、当月内でのお支払いに変更いたしました。
それでも、渡し忘れ(これは私も)、お休みが続くなどが原因でどうしても当月からズレてしまうことが起きます。
そうなると、気づかないうちに2ヶ月ズレてしまうなど、金額が大きくなってしまいます。
時に、何らかの事情でやむを得ないこともあるかと思いますが、お金のことは催促しづらいものですし、後から嫌な気持ちにならないよう、チェックを心がけていただきたいと思っております。
次に、振替についてです。
休んだ分の振替については、当教室といたしましても生徒さんに寄り添っていきたい気持ちはあります。みなさん全員に平等に対応するためには、ある程度ルールを設けなければ対応が難しいことをご理解いただけますようお願いいたします。みなさんが、家族で旅行するためお休みしたり、体調が良くないためお休みするのと同じで、私にも家族がいますし、体調を崩すこともあります。生徒数の状況を見て、振替の対応は毎年見直していきますが、サブスクとは違い、一回のレッスンを貴重な時間と捉えてください。コロコロと簡単にレッスン日が変えられる印象は、逆にお子さんにとってはマイナスになります。ピアノは、インスタントに身につくことではないからです。
次に、LINEについてです。
保護者様とのご連絡は、主にLINEを使用しております。メールでも対応いたしますが、既読が付くので、LINEの方がいいです。
お休みの連絡、動画の送信、予定表の送信などこちらから連絡することがあります。
既読さえ付いていれば、見ていただけな、とこちらも安心できますが、何日も未読スルーされるとさすがに不安になりますし、こちらもいい気持ちがしません。未読のままにする感覚は人によって違うのかもしれませんが、少なくとも私と保護者様は、仲の良い友人のような関係性ではないはずです。
逆に、保護者様からの振替のお願いを私が何日も未読のままならどう思われるでしょうか?
お金を払っている方が立ち場が上、指導している方が立ち場が上ということではなく、信頼関係がとても重要で、お子さんのレッスンという性質上、指導者に対してのリスペクトが無ければ習い事でお子さんを伸ばすことは難しくなってしまいます。
次に発表会についてです。
ここ数年の入会時、またホームページに、発表会は原則参加ということをお伝えさせていただいています。
お教室によっては、発表会は開催しない、出たい人だけ出れるイベントに参加するなど、教室によって違いはあるかもしれません。
でも、ピアノって、そもそも練習するだけですよ。
そして、練習は孤独です。
なので、習っている方にも習わせている方にも発表会はあったほうがいいと考えています。
ウキウキするリズムや、優しいメロディ、美しいハーモニー。それらを、演奏者、ご家族、他の教室生と共有し、緊張も達成感も分かち合う場になります。ミスタッチして、思うような演奏ができないこともあるかもしれませんね。泣き出すかもしれません。
でも、私のところにそれを笑うような生徒、保護者はおりません。みなさんが成長できる場として毎年あれこれ工夫します。年に一度だけのことです。コンクールやグレードを受けなければ行事はこれだけです。なので、どうかご理解とご都合を合わせていただき、全ての生徒たちを一緒に応援してください。
(人前に出ることが苦手な方もいることはわかっています。特別な理由がある場合はまずはご相談ください。どうしたらできるのか?を一緒に考えて、参加しないことも含めて、その時いちばん良い方法を探していきましょう。)
以上、長文になりましたが、今後ともご協力をお願いしたく、またこちらも気づいていない不備があるかと思いますので、その際はご指摘いただければ幸いです。
木の音ピアノ教室