生命の誕生 有機物とは？

有機化合物の誕生のユーリー-ミラーの実験、
ママ世代には、当たり前？かもしれませんが私の世代ではなかなか理解がむずかしい事柄です。
でもここがあやふやだと進化に進めないのでもう一回、復習してみます。

まず、生物と無生物はなにが違うか？
生物の体には、有機物と呼ばれる化学物質が含まれています｡　鉱物には含まれていません。
　　　　
有機物は、炭水化物（砂糖、デンプン）、脂肪、タンパク質、核酸、などがあり、
これらの物質は、炭素、水素、酸素、窒素という元素が含まれています。
これらは、生物の力を借りないとできないと考えられており、有機物と名づけられていました。
それに対して、岩石や鉱物などに含まれる化合物のように、
生物の力がなくても合成できる物を無機物と呼んでいます。

生物がいなくても有機物ができることを証明したのが１９５３年、ユーリー-ミラーの実験ということです。


原始の大気にあったとされる簡単な化合物から果たしてこれらの複雑な有機化合物ができるのだろうか？と
メタン、アンモニア、水素、水をフラスコ装置の中に入れて、タングステン電極による火花放電を１週間ほど行わせました。

このシュミレーション実験の結果は多くのアミノ酸などがつくられことを証明をしました。
多くのアミノ酸がつくられました。

簡単な化合物から複雑な有機化合物が火花放電のエネルギーによってつくられるのです。
このように、簡単な化合物がひとりでに複雑な化合物へとなることを化学進化というそうです。

生命をかたちづくるタンパク質、脂質、核酸、糖質の構成成分はすべて炭素を主体に、
水素、酸素を含む有機化合物からできています。
タンパク質、脂質、核酸、糖質の構造は、簡単な化合物に比べてはるかに複雑なものです。

とってもおもしろい！読んでない方、必読です！
　
生物と無生物のあいだ　
先日の記事生命のはじまり！　子供達は中学校で習います！

生命の起源に必要な有機化合物と氷がある小惑星が見つかったそうです。