孫の立場から祖父達の軍歴を申請してみた | 一般財団法人秋田県遺族連合会公式ブログ

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なお、仕事の都合により、一気に更新する事が多々ありますので、ご了承ください。

秋田県遺族連合会事務局です。

 

今回は、ブログ担当者が祖父達の軍歴証明を申請してみた時の話です。

 

私の祖父達も出征していました。(ちなみに、2人とも無事に帰還しました。)

 

しかし、戦争に行っていた話を聞いたのは、私が子供の頃・・・・・・

 

詳しい祖父達の当時の行動が知りたくて、軍歴証明を申請してみました。

 

注;この話は令和元年度で、しかも祖父が出生時に「秋田県に戸籍があった場合」の話ですので、ご了承下さい。

 

まずは、母方の祖父です。

 

母方の祖父は陸軍でした。

 

陸軍の場合、秋田県庁に軍歴があるということですので、秋田県庁に申請しました。

 

ここで、注意です!

 

自分の祖父が出征した時の戸籍が「秋田県」の場合、秋田県庁に軍歴が保管されているのですが

 

まずは、申請する前に「秋田県健康福祉部福祉政策課」に電話してみて下さい。

 

自分の祖父の詳しい軍歴があるかどうか問い合わせてから、戸籍謄本等を取ったほうがいいからだと

 

当時の担当職員さんに聞きました。

 

(昭和32年の県庁火災で軍歴が消失しているからか?@憶測ですが・・・・)

 

その場合、自分の祖父の名前と生年月日と本籍地が分かれば、すぐ結果が出ると思います

 

結論から言うと、私の祖父の場合、詳しい軍歴がありませんでした・・・・・ショック

 

が、それでも、申請してみました。

 

 

申請書(先に福祉政策課に連絡した後、申請書が送られると思います。)

 

 

まずは、戸籍謄本が必要です。

 

祖父の除籍謄本(700円)を市役所で取りましたが、これだけですと祖父と母の関係しか載っていませんので、

 

母と私の関係が載っている戸籍全部事項証明書(350円)をコンビニで取りました(というか、既に取っていました)。

 

↑ちなみに、母が祖父の子だという事も載っています。

 

(ですので、戦没者の遺児の場合は、除籍謄本だけで戦没者との関係が証明できます。)

 

※私が勉強&経験不足だったので敢えて記しますが、亡くなった方の戸籍謄本を申請すると、除籍謄本が発行されます。

 

 

そして、私の身分証明証・・・・免許証のコピーを出しました。(ちなみに、家のプリンターでコピーしましたので0円)

 

その結果・・・・・・

 

 

うん、知っていましたが、ここまであっさりとは・・・・・笑い泣き

 

陸軍二等兵だったというのは、本人から聞いていたので、間違いないことが分かりました!

 

これで、陸軍だった母方の祖父の軍歴の話は以上です。

 

 

 

次に、父方の祖父の軍歴申請についてです。

 

父方の祖父は、海軍に所属していましたので、海軍の場合は厚生労働省へ申請することになります。

 

詳しくは、こちらをご覧下さい。

 

 

厚生労働省のサイトからダウンロードした申請書に必要事項を記入。

 

(ちなみに、調査の手がかりとして書いた「真珠湾云々」は嘘だった事が後で分かりました@父の憶測)

 

 

必要なのが、身分証明証(県庁へ申請した時と同様免許証)

 

 

そして、私の住民票(200円)

 

 

そして、祖父と私の関係を証明するものとして、戸籍全部事項証明書(350円)と祖父の除籍謄本

 

(戦没者の遺児の場合は、除籍謄本だけで戦没者との関係が証明できます。)

 

父方の祖父は、能代に戸籍があったので、私の場合は能代市役所に直接行きましたが

 

場合によっては、祖父のいた市町村に戸籍謄本を取り寄せないといけないと思います。

 

(その場合は、該当する市町村へお問い合わせして下さい。)

 

追伸;令和6年度現在、お住いの市役所や役場の窓口で取得することが可能になったようです。

 

 

申請した結果が↓こちらです。

 

 

 

今は、軍歴原表がデーターで保存されている事が分かりました。

 

ほとんどはんこで記録されているので、擦れて見えにくい部分もありますが、

 

こちらで、父型の祖父の軍歴が詳しく分かりました。

 

 

以上、祖父達の軍歴を申請してみたというお話しでした。

 

 

軍歴申請の話は、もしかして今年の7月に実施予定の県青年部のリーダー育成研修会でも取り上げられるかもしれません。