三人で

高校を卒業して、取り敢えず喫茶店でバイトして、夜は、知り合いのスナックを時々手伝ってたのよ。
タバコも覚えて、お酒も少し飲めるようになってたのよ。
そのスナックで二人連れのひとつ年上の男達と知り合ってね。
K君とS君なんだけど、背が高くて無口で男前がK君。面白い方がS君。
スナックにお客として来た始めての日に、三人で意気投合して、一緒にS君の車で帰ることになったのよ。
送ってもらうつもりが、何故かラブホに三人で泊まることになってね。
部屋に入ると、ソファーに寝そべったK君が、私に言うのよ。
「Sとベッドに寝たらいいやん。俺は、良いから」
S君は、喜んで誘って来たけど、私はK君のそばを離れなかった。
タイプだったからね。
カッコよかったしね。

結局、何にも起こらなくて朝に家まで送ってもらったよ。
電話番号だけは、二人共に教えたんだけどね。
その日の内にS君から、電話があって、夜にバイト先に迎えに来てもらったのよ。
S君の車で送ってもらって、家の近くの通りに止めた車の中でS君がキスしてきたんだけど、キスされながら、この人は違うって感じたのよね。
次の日からもS君から電話があったけど会わなかったよ。
一週間くらいして、好みのK君から、電話があってね。
次の日曜日に逢いに行くからって言うのよ。
バイト休んで待ち焦がれたよ。
そうしたらK君が、お昼過ぎに買ったばかりの新車で迎えに来てくれたのよ。
「最初に助手席にのせたかった」
しびれたよね。
そのひとことで、私は恋に墜ちたのよ。
始めて愛した男になったのよね。
無抵抗
高校三年生になった私は、遊んでばかりで成績も下がってね、大学に進学することを諦めていたね。
就職もする気がなくて、母親には、心配かけてたね。そのころ、母の店が潰れちゃってね、叔父も病気になってしまって、私の進学については、誰も言わなくなったのよね。
将来の夢も無くて、現実から逃げてたような気がするよね。
そんな時、いつものように夜遅くまで遊んで歩いて家に帰ってたらね、知らない車に道を尋ねられたのよ。ちょうど帰り道だし、若い優しいお兄さんだったから、車に乗って案内する事にしたのね。
しばらくすると、違う道を走りだして、後ろ座席に3人も若い男が乗っていたのよ。
どんな会話をしたのか覚えてないけど、乱暴なことは言われなかった気がするよ。空き地に止めてね、4人に代わる代わるやられたのよね。みんなアッと言う間に終わったのは覚えてるよ。私は多分、抵抗しなかったと思う。こんなことで、人の人生なんか変わらない。なんて思ってたのかなぁ。
そんなことが合ってから、とにかく誘われたら、色んな人としてた。そして、どうしたら、男に誘われるかも身に付けていったのよね。
無防備
私が高校二年の秋に登校している道でね、毎朝、声をかける車に乗った男の人がいてね。おはようって言うのよ。最初は無視をしてたんだけど、そのうち会釈をするようになってね。毎日顔を合わせると警戒心もなくなって行ったのよね。
ある日の帰り道、その男の人に会ったのよ。「今帰りなら送るよ」 なんて声かけられて、車に乗ってしまったのよ。無防備だよね。
「ちょっとドライブしようか」なんて言われて人の居ないところに連れて行かれてね。最初はふざけ合ってたんだけど、段々とその気になってしまって、気が付いたらセーラー服を胸までたくりあげて男の人の上にまたがってたのよ。
白い乳房がユサユサ揺れて、同じ様に車がユサユサ揺れてね。
感情なんてなくて欲情だけの行為だったのよね。
終わったら、家の近くまで送ってもらってね、名前も教え合わなかったよね。
でも、満足してた。後悔なんて考えてもなかったよね。