佐々木りささんがお忙しくて、EA-Japanでの翻訳記事の更新がなかなかできないでいます。

 

もったいないので、佐々木りささんが未チェックの非公式の状態ですが、翻訳・校正の協力メンバーでできたところ、このブログで公開しておきますね。

 

前にブログで公開しながら読んだときには分からなかったことも調べて 読みやすくなっていると思います。

復習にどうぞですっ

 

私が見逃しているおかしなところが まだあるかもしれません。

そういうのを見つけたら教えてもらえたらうれしいです。

 

 

 

本文の中に出てくるのですが、ジオデティック・エキバレンツ(geodetic equivalents)という占星術における技法を知っている人がいたら、この訳でおかしくないか教えてもらえたらありがたいです!


ジョンドロという天才によって開発された、惑星の天体位置や 地球上の経度や緯度線と関連したやり方で、アストロ・カートグラフィ(Astro-Cartography)の一種とも言えるけれど、それとは異なる測定システムだそうです。

 

私は全然分からんのです・・・(^_^;)

 

 

 

 

[このページの話だよ]

The Nature of Evil - The School of Evolutionary Astrology

 

(ブログでの翻訳シリーズ全体の目次)

 

Wordで作業した名残りで表示がおかしい感じのところが混じっていますが、うまいことスルーして読んでくださいませーっ

 

 

 

----- ここから -----

 

 

この翻訳記事では、創造の源、神から離れることや離れた状態を維持しようとするエネルギーを悪として話を進めています。悪について説明するために、暴力的な話題やグロテスクな事例、性的な事柄を挙げている箇所、歴史的な人物や著名人を悪として話を進める箇所があります。気分が悪くなる可能性がありますので、ご覧になる際にはご注意ください。この翻訳記事の公開には特定の人物を悪人として批判したり断罪したりする意図はありません。進化占星術を学ぶ参考にしていただければ幸いです。

(という前書きを添えたい)

 

 

2000年4月

アストロ2000会場にて

悪の性質とホロスコープにおけるその影響

ジェフリー・ウォルフ・グリーン 

 

 

ジェフ:ここは、アストロ2000の講演会で、私たちはコロラドにいます。

私の名前は、ええっと、ボブ・スミスです。(注釈1)

 

早速だが、今日は、悪の性質の取り扱いという、なかなか扱いにくいトピックについて話そう。

我々全員に及び得る悪の性質と、それがどこに影響するかについて、占星術の観点から説明しよう。

質問があるときは、その都度聞いてほしい。

 

 

悪について、まず理解すべきことは、我々が悪と呼んでいるもの、そのエネルギーや意識は、(神の)創造物が顕在化したまさにその瞬間、同時に動き出したということだ。

 

これはつまり、我々が「神」や「創造の源」と呼んでいるものは、決して完全ではないということを意味する。

 

また、そのような考えを議論したい場合、自分自身に「完璧なものはどうやって不完全なものを生み出せるのか?」という、シンプルで魚座的な質問をしてみてほしい。(注釈2)

 

つまり本質的には、創造点(植物における成長点のような創造の最先端とでも言うべき点)というものは、我々が不完全さと呼んでいるものと結び付いて生まれるので、創造が一旦始動すると、直接的な反映として二元性の法則が存在するようになる。

 

そして、その、夜/昼、男性/女性といった二元性の自然法則に関連して、我々が善と呼ぶものの対極においても二元の片割れが存在する。

 

つまり神に対する悪だ。

それは同時に創造点でもある。

このように、意識という用語でも表せるエネルギーがあり、それを悪と呼ぶことができる。そこで今度は、その本質や性質、それがどうやってどんな理由で作用するのかを調べる必要がある。

 

 

悪の本質について、こんな風に考えてみてほしい。

悪やその存在は、実際には、現実と見なされている全人類の幻想や妄想が維持されることに依存していると。

悪の存在は、創造の源/神/女神そのものから魂を遠ざけ、分離することに左右される。

 

もし可能なら、地球上の全人類の魂が、同時にただただ神だけを知りたいと一心に願った、その瞬間を想像してみてほしい。

できれば想像してみてほしい。

その瞬間に、その場で(ジェフは「ああ、そうさ」と言って満足そうに笑いながら)悪の存在そのものが消え失せるだろう。

 

この考えには、明らかな自然法則が含まれている——創造の源/神/女神そのものがそれ自身の完全さに進化するまで、また、創造が顕在化される必要がなくなるまでは、悪は存在し続ける。

神が完全に進化する(魂の神との分離がなくなる)と、悪が存在するための法則の前提や成立条件が、本質的に破壊されることになるのだ。

 

 

我々は皆、創造の一部であることから、我々の起源である神そのものの影響だけでなく、悪そのものの影響も受けやすい。

なぜなら、悪自体が創造の一部であり、我々自身がその創造の一部分として関係(相互作用)しているものだからだ。

そして、これが今日のテーマである「悪の本質」だ。

そして、悪についてこれから話すことは、ほどんどの人が経験し得る最も一般的なものだ。言い換えれば、例えば、悪霊が別の魂に憑依しているような極端な悪の話には時間を掛けない。

そういったものは確かに存在するが、今日、多くの時間を割くようなことではない。

これが、我々が認識していないところでどのように我々の人生に影響を与えるのかを理解できる方が、私には遥かに役に立つように思える。

そして、私にとってはそれこそがこのような講義の意図であり、つまり、我々のほとんどが全く気付いていない領域に光を当てる手助けになるのだ。

 

 

実際にどのように機能するのか、簡単な例を挙げよう。

地球上の全ての人間には、今世だけではなく更に多くの人生があるという事実を考えてみよう。

一つで十分ではないだろうか?

しかし、重要なのは、複数の人生を生きてきたということは、我々には何らかの形で最も感情的に弱い部分、つまり感情に動かされやすい領域があるということだ。

 

例を挙げよう。

人物Xは、蠍座に金星があり、その人物の最も深い感情の恐怖の一つは、損失、裏切り、見捨てられることに対する恐怖だとする。

それはその後、人物Xに全く誰も信頼できなくなるような影響を与えるだろう。

 

さらに例を挙げると、人生のある時点で、人物Xとそのパートナーの行動や状況を介して、この特有の恐怖や感情的に揺さぶられやすい弱点である誰も信用できない性質を「引き起こしている」とする。

まず、その人物が元から内在する力学が存在するが、この場合は、喪失や見捨てられることや裏切りの恐怖が、信用する能力に影響を及ぼしている。

そして今度は、パートナーとの出来事がきっかけとなり、その出来事と同質の(もともと人物Xの内にあった)恐怖が触発される。

 

これがまさに、悪がその人に影響を与えることができる場となる。

魂の従来の力学を歪め、増幅し、深刻化するような形で影響を与え、その人の力学を乗っ取るのだ。

そうなれば、悪の特質が自分自身の力学となるのだから、自分の力学が悪に乗っ取られていることに自分でも気付くことはないだろう。

それが、悪の特性、悪の類稀なる能力だ。

それについて少し考えてみてほしい。

 

自然の力学が乗っ取られ、増幅され、深刻化され、歪められ、その人物が、「これは現実だ。本当のことだ」と考えてしまうようなやり口だ。

このとき、彼らはこの歪み、増幅、深刻化を投影しているのだ。

それはやがて、パートナーに投影される(自分ではなくパートナーに歪みがあるように見えてくる)ことになる。

つまりその人物は、乗っ取られたことに関連する全ての内容を、二人の間に置くような形で投影し始めるのだ。

 

 

ここでのポイントは、悪の存在は、分離が維持されることによって成り立っているということだ。

神からの分離だ。

人の成長を可能にするもの、自己を改善・向上するためのもの、または神そのものを知りたいという積極的な欲求を持つといった全てのことから分かたれ、離れていることだ。

悪は常に、意図とは反対の現実を生み出す。

この事実について考えてみてほしい。

 

例えば、先日のあるクライアントだ。

彼女はシャワーを浴びているときに、「神は善だ」と考えていた。

それなのに、彼女の口から出てきた言葉は「神は悪だ」だった。

悪は常に、意図とは反対の現実を作り出すのだ。

 

 

よし。

ではこれを、誰もが一つは持っている出生図の観点から見てみよう。

こういったよくある影響は、チャートのどこに見られるだろうか?

さて、我々のほとんどは、この悪と呼びたい意識やエネルギーと蠍座のアーキタイプが何らかの関係があることに気付いたり、何らかの方法で学んだりしているだろう。

実際、その通りだ。

では、それは何を意味するだろう?

 

蠍座に惑星がある場合、その影響は、まさにその惑星の性質そのものからやってくる。

我々は8ハウスのカスプがある何かしらのサインを持つが、これはナチュラルサインが蠍座だ。

8ハウスカスプのあるサインや、そのサインの支配星がある位置もまた、悪の影響を受ける媒体や領域になり得るだろう。

蠍座がどこかにあって、それはもちろん冥王星に支配されている。

したがって、そこには悪の影響が発生する可能性がある。

 

だが、我々はこの3、4年間でとても面白い発見もした。

占星術の本質は関連性と観察に基づいていることを覚えておいてほしい。

だからこそ自然科学なのだ。

そういうわけで、実際に我々はこの3、4年間、とりわけこの点を観察し続けていた。

そして、現在までの観察から私が言えるのは、私は皆に、「悪の影響をチャートのどこに見出せるか」という点で提案しようとしている、アーキタイプ化されたシンボルという考え方は、非常に妥当であるということだ。

この点を示すものは、実は惑星ではなく小惑星、そう、もちろん小惑星ルシファーだ。

 

 

では、これはどうだろう。

悪の行動やエネルギーの99%は、目に見えない、つまり気付かれないということだ。

これを論理的に考えてみよう。

もし、悪が目で見て明らかに分かるものなら、悪がエネルギーを維持できる可能性はどのくらいになると思う?

そんなに分かりやすいものだったら、我々はもちろん悪を消滅させたいと思うだろう。

しかし、悪のエネルギーの99%は目に見えない。

小惑星ルシファーは、あまりにも多くの小惑星の中にあるからだ。

「見えない」「分からない」ということが何を象徴しているか分かるだろうか?

ここでのポイントは、我々全員の出生図には、ルシファーがあるということだ。

 

そして、核心となる点だが、少なくとも過去3、4年で観察できた相関関係から、この特別な小惑星は我々が悪と呼ぶ意識やエネルギーを一つのアーキタイプとして内包し、体現しているように見えるということだ。

そしてここでのポイントは、出生のルシファーの位置(ハウス、サイン)の支配星があり、その支配星もまた何らかのハウスやサインに位置し、独自のアスペクトを形成しているということ。

これが、悪の影響を経験し得る主要な領域となるだろう。

さて、「ルシファー」の語源が分かると、この言葉はなんと、ラテン語で「光をもたらすもの」と訳される。

 

 

では、この(悪を象徴するルシファーの語源が「光をもたらすもの」であるという)パラドックスを見ていこう。

そうだな、例えば、出生時のルシファーがあるハウスやサインや、それで形成されるアスペクトが、悪の影響の本質である「個を維持する」という形で、魂が悪の影響を最も経験する場所となる。

悪の影響は「意図したものとは反対の現実」と結び付いている。

その性質がどんなものになるかは人それぞれだが、この領域で、まさにその影響の本質「個を維持する」によって妄想や幻想が起こり、強まり、我々を誘惑し、罠にかけ、陥れ続けるのだ。

 

さて、ここからが根本的な発想だ。

この問題への解決の糸口は、このシンボルそのものにある。

言い換えると、出生時のルシファーのハウス、サイン、アスペクトは、解決策にもなるということだ。

その影響がどこで起きているかに気付いて、対処する努力を意識的に行い——つまり、常にそれを意識下に置いた状態であれば——同時にその影響を消し去ることもできるのだ。

 

そして、一旦この影響をなくすことができたら、その向こう側には何があるだろう?

光だ。真理だ。神そのものだ。

だから、解決策はシンボルの中にある。

この観点を理解しているだろうか?

 

分かってきただろうか?

皆、とても静かだけど(笑)

 

 

生徒:お伺いしようと思っていたのですが、ルシファーのプログラム、またはエフェメリス(天文暦)はありますか?

 

 

ジェフ:我々のウェブサイトからダウンロードできるプログラムがある。

実に、7000個以上の小惑星を単独で、どんな日時でも計算できる。

ルシファーも含まれているよ。

 

 

生徒:それは出生図用ですが、(発言を聞き取れず不明)トランジットはどうですか?

 

 

ジェフ:日付を計算するだけだ。

出生図もトランジットも問題ない。

このプログラムは任意の時点で計算できる。

 

簡単な例を挙げると、現時点のルシファーは双子座の18度あたりにあるが、とても簡単に調べることができる。

 

また、射手座の対極にある双子座の二元性や両極性という自然法則を覚えておいてほしい。

 

状況的なきっかけを通じて、我々が反応的意識(何らかのきっかけに対して自動で反応してしまうような、恐怖と結び付いた意識のパターン)に陥っている場合、悪はトランジットを介して、集団としても個人的にも双子座に存在していることになる。

 

 

この影響が存在するとしたら、その場所は反応意識の中だろう。

双子座の対極である射手座は、これに対する対策手段となる。

対極としての射手座とは、十分に考え抜いての対応であり、反応意識の状態とは全く異なっている。

 

だから、我々が状況的な要因を通じて反応意識に陥ることがあれば、言わば悪の類稀なる能力は、(ルシファーが双子座にある)今、その双子座を介して誘発される。

 

このような状況があるため、それについてあれこれ言えるようになるのはその環境から離れることができた後になるだろうし、そのときには酷く滑稽な気持ちになるだろう。

その滑稽だという感情こそが、この影響の(論理ではなく)「実際に経験してはっきりと知覚できる証拠」となる。(生徒ら、しばし沈黙。)

 

 

ジェフ:おーい?

 

 

生徒:最後の一文を、もう一度繰り返してください。

 

 

ジェフ:最後の一文?

 

 

生徒:あ、一言一句ではありません。

 

 

ジェフ:ああ、それは、状況的な要因に引き起こされた反応意識の中にある。

悪の影響を実体験に基づいて実証したいなら、自分が状況要因と関連した反応意識に陥ったと仮定してごらん。

そうして今度は、自分はその状況から逃れることができたとして…

自分の発言や行動を振り返ってみると、そのときの反応意識による言動は、とても滑稽だったと思えてくる。

それが、この影響の「実際に経験してはっきりと知覚できる証拠」だ。

分かるだろうか?

 

 

生徒:はい。

 

 

ジェフ:というのも今現在、我々は皆、これを経験しているところだ。

正直なところ、私が話していることを正確に理解している人はどのくらいいるだろうか?(何人かの手が挙がる。)

結構な人数が正直にならないことを選んだな(一同、笑い。)

 

 

生徒:先生のおっしゃる「滑稽」についてですが、正確には、何が「滑稽」なのですか?

どう可笑しいのですか?(生徒らの多くが話している。)

 

 

ジェフ:皆が一度に話しているので何を言っているのかさっぱり分からない。

 

 

生徒:「滑稽、可笑しい」とはどういう意味ですか?

ジェフ先生。

 

 

ジェフ:「可笑しいとは」だって?

自分自身について、変な気持ちになることだよ。

変な気持ちや、 皮膚を虫が這うようなぞわぞわする感覚や、「うわあ、なんでこんなことをしたのだろう?」というときの感じ、気味悪い感覚だ。

それがその影響だ。

 

 

生徒:私が理解したところでは、私たちが恐怖を感じることなら何にでも悪が影響を持っているとして、もちろんルシファーの位置だけがそれを表すわけではありませんよね。

 

 

ジェフ:なんだって?

もう一度言ってもらえるかな?

 

 

生徒:ジェフ先生は、このような恐怖を経験(象徴)する唯一の場所がルシファーだ、とおっしゃっているのですか?

私が思うに…。

 

 

ジェフ:いや、蠍座もそうだと話しているよ。

ここでは、一つのアーキタイプ、一つの小惑星のルシファーが、これら全てを体現しているように見えると言っているだけだ…。

自分の出生図のルシファーを見て、人生を振り返ってみて、こういった考え方でフォーカスしてみると、自ずと証明されることが分かるだろう。

 

 

生徒:今、ルシファーは双子座18度にありますが、(発言を聞き取れず不明)通過するのにどのくらい掛かるか教えていただけますか?

 

 

ジェフ:一つのサインに3ヶ月滞在するよ。(注釈3)

 

 

生徒:今ちょうど、カイロンとオポジションです。

 

 

ジェフ:カイロンとオポジションだって?

 

 

生徒:ハデスとコンジャンクションです。(注釈4)

 

 

ジェフ:ハデスとコンジャンクション?

完璧だな。

 

あなた方のうち何人かは私のスクールの生徒だから知っている人もいると思うが、私の生徒向けのウェブサイトには掲示板がある。

先週か今週で開設されてから2年になるが、その掲示板に、「キム、どう思う?悪にまつわる七つか八つのメッセージだろうか?」などと書き込まれだろう。

全てがこのわずか1週間の間に。

 

そしてハデスとコンジャンクションと言ったね。

そら来た。

これは偶然だろうか?

シンクロニシティだろうか?

 

 

ジェフ:さて、我々は悪の影響を受けるもう一つの形式も理解しなければならない。

 

人生において、極度の敗北感や徒労感、虚無感、あるいは自殺願望、生きる意志の喪失感が深まる——このような気持ちを日常で繰り返し感じるようなときだ。

 

このような心理的現実に陥ったとき、の波動が、悪のエージェント(手先、代理人)と呼ばれるものを自分に引き寄せる要因となる。

悪のエージェントだ。

これは、悪と実際に契約を結んだ魂ということを意味する。

 

魂は 「超自然的な力 」を得るために悪と契約しようとする。

そして、魂がそのような契約をすると、我々に仏気、慈悲深い心、善なる心があったとしても、そのような契約を破棄することはできない…

悪が残らずいなくなるまでは。

 

論理的に考えてみてほしい。

もしそのような契約を簡単に破棄できるなら、契約しない人などいるだろうか?

すごいパワーを得られるのだよ。

それは、新しいキャンディーを手に入れるような魅力的なものだ。

 

 

だから実際のところ、この契約は取り消し不可能なのだ。

そして、その契約の一環として、魂は我々が悪と呼ぶこの意識に約束をしなければならない。

その約束の一部は、同じ契約をする他の魂を引き寄せることだ。

 

だから、魂がこの種の心理的現実に陥ると、その精神構造から非常に特殊な振動を発する。

水中の釣り糸のように、餌の性質に応じた特定の魚を引き寄せるようになるのだ。

このような方法はどんな魚を引き寄せるだろうか?

悪のエージェントだ。

 

そしてここでの問題は、こういった人々は初めのうちは非常に魅惑的な方法で我々の人生に現れるということだ。

彼らは、できもしない約束をする。

助けを必要とすれば、どんなことでも助けてくれる。

 

そして、ほとんどの場合、その誘惑の一部は性的な誘惑だ。

なぜなら、彼らの意図は私たちを引っ掛けることにあるからだ。

 

では、実際に、自分がそのようなエージェントの影響を受けやすくなっていたら、さあて、何が起こるだろう?

なんと、その影響力の度合いを増幅させることになる。

 

我々は誰でも影響を受ける可能性があるが、一旦そのようなエージェントの影響を受け始めると、もちろん、その影響の受けやすさを増大させてしまう。

 

論理的に考えて みよう。

絶望の淵にある人は、救ってくれる人を探している。

悪のエージェントの登場だ。

 

そう、このような話で恐ろしいことは、それが実際にどれほど醜く危険でたちの悪いものになるか、数え切れないほどのエピソードを説明できてしまうことだ。

魂がこれを自覚し、彼らが突然「ああ、これは悪のエージェントだ」「これは本当に酷い、おぞましい、これは悪だ。

私はそれから自由になるためにできる限りの努力をするつもりだ…もうやめて」と気付き始めたとする。

ここでのポイントは、そのときでも、その悪のエージェントはその魂を追いかけようとすることだ。

 

その人にまとわり付くことには「できることは全てやったのに、悪のエネルギーはまだここにある」という徒労感や虚脱感を再燃しようとする意図がある。

何のために?

その徒労感や虚しさこそが理由だ。

なぜなら、繰り返しになるが、悪の意図は、意図したものとは反対の現実を作り出すことだからだ。

 

何度でも言おう。

自分自身の人生経験を振り返って、私が何を言っているのか分かる人がどれだけいるだろうか…(生徒の間で何人かの手が挙がる。)

正直に教えてくれてありがとう。

本当にありがとう。

こういったセミナーでは、ほとんどの場合人々は 、第一に、それを聞こうとしない。

第二に、手をこまねいてただの傍観者となり、正直になりたくないと思っている。

でも、正直に教えてくれてありがとう。

なぜなら、それが現実となるからだ。

 

 

生徒:そうですね。

先生、人々がそういった反応をする理由について、もう少し詳しく説明して頂けますか?

 

 

ジェフ:何の反応のことだ?

 

 

生徒:契約をするとき、そのことを信じたくない理由です。

 

 

ジェフ:どうしてかって?悪のエネルギーの性質そのものが理由だよ。

わざと火の中に指を突っ込みたい人がどれだけいるだろうか?

 

生徒:ということは、彼らは基本的に…(発言を聞き取れず不明)……自分で悪と契約したことを分かっているのですか?

 

 

ジェフ:ああ、分かっているよ。

実際、大抵の場合、そういったエージェントは、契約を結んだ後でも自分なりに何とかして契約から自由になりたいと思っているので、「スピリチュアルタイプ」と呼ばれる人々と付き合おうとする。

なぜなら、彼らはどうにかして神を受け入れたり反映したりしている人に近づけば、状況が改善されると思っているからだ。

本気でそうしようとするよ。

 

 

生徒:つまり、この状況は(発言を聞き取れず不明)ヨーロッパで今起きていることと、同じということですか?

 

 

ジェフ:その通りだ。間違いない。

コソボ紛争が勃発した全体像が見えているだろうか?(注釈5)

 

ジオデティック・エキバレンツ(測地学的等価物 geodetic equivalents)という、占星術における技法を知っているだろうか?

惑星の天体位置や、地球上の経度や緯度線と関連したやり方で、アストロ・カートグラフィ(Astro-Cartography)の一種とも言えるが、それとは異なる測定システムだ。

ジョンドロという天才によって開発された。(注釈6)

 

彼のシステムを使ってみると、トランジットのルシファーが、コソボの経度と緯度上にあると分かる。

1920年代、そしてアドルフ・ヒトラーと同じなので、このクソ野郎(スロボダン・ミロシェヴィッチを指すと思われる)とヒトラーが明らかに似ていることが見て取れる。

これで分かったかな?

これは偶然だろうか?

シンクロニシティだろうか?

 

はい、クレア、君の手が挙がった。

 

 

生徒:その人々が、本当に悔い改めていたとしたらどうでしょう?

 

 

ジェフ:彼らがそうしたければ悔い改めることはいくらでもできるだろうが、一度契約を結んでしまうと取り消すことはできない。

そして悔い改めた人というのは、関わろうとしていた、神によって、また本当に神のために生きているような人々と同じだ。

それが、彼らがやろうとすることだ。

 

 

生徒:通常の輪廻転生説に従うと、死んでも契約を変えることができず、つまり生まれ変わってもまだ契約に縛られていると、先生はおっしゃっているのですか?

 

 

ジェフ:全くその通りだ。

契約が終了するのは、神そのものや女神そのものが完璧な状態に進化したときだけであり、その場合、創造物が具現化される必要性はもはやなくなっている。

モーリス。

 

 

モーリス:魂が祓われると、契約から解放されるのですか?

 

 

ジェフ:魂が祓われると?

ああ、あなたは違うことを話しているな。

魂が悪に取り憑かれているという話をしているね。

それは、実際に契約を結ぶこととは別の問題だよ。

 

 

生徒:悪と契約した人や、悪に憑依されている人のことは、チャートを見て分かりますか?

 

 

ジェフ:チャートから?

その可能性を象徴するシンボルはあるだろうが、その人自身の自己観察がなければ「これが契約だ」とは言えない。

 

 

生徒:その観察はどのようにするのですか?

先生はどうやって、誰かのそれを見出すことができるのですか?

 

 

ジェフ:契約を結んだ悪のエネルギーの近くにいると、まず本能的な反応が起きるだろう。

自分の髪が逆立つよ。

虫が肌を這うようなおかしな感覚や、極めて不快なエネルギーだ。

臭いに敏感な人なら、硫黄臭を感じるだろう。

 

目を見れば分かる。

契約を結んだ魂の特徴の一つは、その目を深く観察したら瞳孔が垂直に見えてくる。縦だよ。

まるで猫の目だ。

それで、彼らはあらゆる手を駆使して我々が瞳孔を見ることを阻止しようとする。

 

 

生徒:私が覚えている限りでは、悪魔と取引をするという話は昔からありました。

しかし、先生が言っているのは、ある人は生まれながらにして…既に取引をしているということですね。

 

 

ジェフ:現世の前にね。ああ。

 

 

生徒:そのような人たちには、救いはないのですか?

 

 

ジェフ:私はルールを作りませんよ、奥様(会場笑う)

それを決めるのはではありません(拍手。)

私は事実を報告するだけです(さらなる笑い。)

救いはありますよ、奥様。

 

 

生徒:被害者のメンタリティに戻ってしまったとしたら、それは弱さでしょう。

そこが悪の居場所と思われますか?

言うまでもなく悪の居場所ですね。

被害者メンタリティの彼はそれに口出しできないでしょう。

 

 

ジェフ:そう、その通りだ。

被害者意識を持っているときには、その影響を多大に受けやすくなっている。

 

そして、私の背景を少々、君たちにシェアする必要があるかもしれないな。

まず、現世において私はペヨーテ信仰を学びながらナバホ族と共に長い歳月を過ごした。(注釈7)

本質的にはシャーマニズムの世界であり、善と悪の基本原理だ。

こうやって、私は多くのことを学んだ。

 

また、過去世において、私は、悪魔祓いを生業にしていたローマ・カトリック教の司祭であり、自分の限界を認識できずに、実際にを落とした。

窒息死だった。

これは、実際に体験したことだ

 

そして、現世では仕事の性質上、神は私に、悪の影響を受けている人や、悪の影響により破滅に追い込まれた人々を次から次へと送ってきた。

同じ理由で、私には、悪魔祓いを共に行う親密なパートナーが何人かいたこともあった。

 

だから、この話は私が実際に手掛けてきたことなのだ。

私はルールの作り手ではない。

ただ報告しているだけだ。

 

 

生徒:アグニの火の儀式を、自分の暮らしからある人を排除するために使えますか…もしその人が…

 

 

ジェフ:ああ、もちろんだ。もし、悪の人物に影響を受けていると感じたら、ということだね?

そうだ。そこから自由になるためにアグニの火の儀式を利用することができる。

 

例えば、あなたは悪の影響を受けている誰かと一緒にいて、その誰かからあなたの意識が悪の影響を受けていると感じているとする。いいかな?

それに加えて、恐らくその人物と性的関係を持ったということにしてみようか。分かるかな。

 

性行為の背後にある自然法則を理解している人は非常に少ない。

これは実にシンプルな自然法則だ。

その人の進化とカルマの背景は全て、我々の性液に反映され、含まれているということを覚えておいてほしい。

性行為の相手が誰であれ、一度性的関係になり性液を交換し合うと、互いに浸透し合っていることになる。

 

では、もし我々が悪の影響を受けたり、悪と契約を結んでいる誰かと性的関係を持ったりしたならば、どんなエネルギーを自分に取り込むことになるだろうか。 

 

そこで、先ほどクレアの質問にあったような「自分の体から、この影響やエネルギーを消したり、追い払ったりする方法はありますか」ということになる。

そしてその答えは、嬉しいことに、イエスだ(笑)

嬉しい知らせがあって然るべきだよな?

 

 

これは、今から8000年前のインドの儀式に基づいていて、アグニ儀式と呼ばれている。アグニはサンスクリット語で火を意味し、もちろん火にはあらゆるものを浄化する作用がある。

 

したがってこの儀式は、悪に限らずカルマから解放されるために使われる。

 

カルマから自由になりたい人は誰でも、カルマの臍の緒を断ち切るために、この儀式を使うことができる。

 

簡単に言うと、この儀式では、あなたが自由になろうとしている相手のイメージが浮かんできたら、そのイメージを火の中に思い浮かべる。

同時に「自分自身の行動の責任を受け入れるという観点から、あなたを許します」という考えを思い浮かべる。

結局、その人と一緒にいるという選択をしたのは誰だ?

 

そして、そのイメージと思考を、イメージが湧かなくなるまで思い浮かべる。

思い浮かべるイメージがなくなったとき、特に、悪の影響力を持った人を相手として思い浮かべているときには、元々思い浮かべていたその人の顔のイメージに代わって、悪魔的なイメージが浮かんでくるかもしれない。

そんな悪魔的なイメージが湧き始めたら、それも思い浮かべ続け、そしてイメージが浮かんでこなくなったら、カルマの臍の緒が断ち切れたことになる。

それがその方法だ。

 

えーと、どこまで話したかな?

何の話をしていたのだったかな?

 

 

生徒:コソボ…緯度と経度の話をしていましたね。

 

 

ジェフ:ああ、そうだった。

コソボの話をしていたね。

コソボの話をしていたが、直接的な相関関係があるので、今はこれを徹底的に追究しよう。

ことの行く先を予言してみよう。

この紛争が向かう先は…双子座だ。

ジオデティック・エキバレンツで、双子座はインドとカシミールを含んだ領域をカバーしている。

分かってきただろうか?

 

 

生徒: 核兵器ですか?

 

 

ジェフ: だろうな。

いや、必ずと言うわけではないが…いや…率直に言うならば、今、皆が知らないうちに——クリントンはなぜこの時期に突然、インドとパキスタンに滞在することになったのか、考えてみてほしい。

確かに彼は、あの二人の指導者に、「あのボタンを少しでも押すような素振りを見せたら、アメリカがどう出るか考えてみろ」と通告した。

 

いずれにしても、ルシファーの通過によって、今後数ヶ月のニュースではカシミールとインドを巡る問題をますます多く目にすることになるだろう。

とにかくニュースを見ることも、我々全員にとってその証明になるだろう。

 

ところで実は、これはノストラダムスが予言したことの一部でもある。

彼は、このとき、その場所に確かに現れると予言し、それを赤い何かしらのもの、赤い皇帝、赤い何かと呼んでいた。

 

これに関して他に質問は?

はい、君。

 

 

生徒:私がカウンセリングをした人のことで、ちょっと質問したいことがあります。

その女性はある種のカルト教団に属していましたが、そのカルト教団を去った後、それが悪であることに気付き、アグニの儀式を行いました。

しかし、それを行っているうちにカルト教団のメンバーがやってきて、彼女の家にある彼女の写真を盗んだようなのです。

 

お聞きしたいのは、彼女が儀式をして関係を絶った後でも、写真を盗んだ人たちは彼女に影響を与えることができるのか、ということです。

 

 

ジェフ:それは、まさに私が言ったことだよ、モーリス。

このようなタイプのエネルギーは、しつこく付きまとおうとする。

「私は関係を断ち切る方法を知っている限りやり尽くしたのに、まだ、悪はそこにいる」という虚しさや徒労感を再現しようという意図で、しつこくまとわり付いてくる。

虚無感や自堕落、自滅に陥れるのが目的だ。何のために…魂を再度弱めようという魂胆だ。

だからこそ、質問の答えは「イエス」だ。

 

その女性は、確固たる決意、完全なる自己決定権を持つ必要がある。

悪に打ち勝つ方法だが、「悪は、意図した反対の現実を作り出そうとする」ということを覚えておいてほしい。

 

だから、(アグニの儀式で思い浮かべる対象が何であれ)集中してこの方法を続けることだ。

悪が打ち負かしにきても、確固たる強い意志の心理状態を作り出すのだ。

何があっても。

そうすることで、悪の影響に打ち勝てる。

 

個人的な例を挙げて説明しよう。

私は以前ある場所で、悪について講演する予定だった。

確か、ラグナビーチの冥王星スクールだった。

その前日に、私が不在の教室で何かが起きていた。

アシスタントが教えていたのだが、

明らかに悪が絡んでいたので、そこに翌朝行って、悪について話をするつもりだった。

結局、行けずじまいだったが、生徒たちに、何がどうして起きたかということだけを伝えようとしていた。

まさにその夜、深夜3時頃だ。

 

ここは大事なところだが、私の出生のルシファーは乙女座10ハウスにあり、月のノード軸とスクエアを形成している。

射手座の月のサウスノードと、双子座の月のノースノードだ。

今ここで、君たちに、この戯事を話しているのも頷ける(会場笑う

そしてもちろん、私の乙女座はそれを避けたがっている。

私も避けたい。

ここで、こうやってこの話をしたくないのだ。

信じてほしい。

 

とにかく、深夜3時頃、あの有名な、急に部屋の温度が下がるというやつが始まった。

氷のような冷たさだ。

硫黄臭がして、次の瞬間ベッドから宙に浮いていた。

まるで氷のように冷たい二本の腕に持ち上げられたかのようだった。

 

私は、個人的な習慣で、常日頃からどこに行くにもイエスの蝋燭を灯しているのだが、突然、その蝋燭も私が浮いたように浮かび上がった。

蝋燭に火がつき、床に落ちて砕け、火が燃え広がり始めた。

私は上下逆さまになって、割れたガラスの上に投げ出された。

 

すると頭の中に、「我々はイエスを跪かせる」と言う声が浮かんだ。

そして同時に、私の膝に逆さの「J」という文字が刻まれた。(注釈8)

事実だ。まだ傷跡が残っている。

 

それでもこれが悪の影響ではないと言えるだろうか。

それは、意図したのとは反対の現実を作ろうとしていたのだ。

私はその事件の翌日に、悪について話す予定となっていた。

(悪は、ジェフの意図とは反対に、ジェフが悪について話さない現実を作ろうとした。)

 

昨夜、私がどんな思いでいたか、想像できるだろう(会場笑う)

魔除けのサンダーバードをたくさん持っていたよ。(注釈9)

 

 

生徒:先生は、悪にまるで人のような実体があるかのような、そして私たちにはほとんど選択肢はないかのような話し方をされていますよね。

実際、悪に直面しても、私たちに選択の余地はあるのでしょうか。

 

 

ジェフ:もちろん、選択の余地はある。

 

 

生徒:しかし、先生のお話しだと、悪と契約を結んでしまったら……

 

 

ジェフ:悪と契約を結んでしまった者には、もはや選択の余地はない。

あなたは悪と契約したのか?

していないのなら、完全に自由な選択ができる。

 

 

生徒:そうだといいのですが……

 

 

ジェフ:君は、契約を結んでいない。

だから、完全に自由な選択ができる(会場笑う)

 

 

 

後半へつづく。

 

 

 

 

●注釈1:ジョン・スミスは、「ジョン」も「スミス」も英語圏でありふれた名前で、日本における「山田太郎」のような一般的な男性の名前として認識されている。(Wikipediaより) ジェフがこのように名乗ったのは、講演の始まりの挨拶替わりのジョークと考えられる。

 

●注釈2:魚座は12サインの最後で、12サインやホロスコープの全ての要素の統合状態や完全さも象徴する。そのため「完璧なものはどうやって不完全なものを生み出せるのか?」という問いは「魚座はどうやって~」と言い換えることができ、「魚座的な質問」と述べたのだと考えられる。

 

●注釈3:原文では「It stays in one sign three years.」(小惑星ルシファーは一つのサインに3年間滞在する)とあったが、これはおそらく間違い。順行でスムーズに進んでいるときには一つのサインを3ヶ月ほどで通過する。小惑星ルシファーの公転周期は4.93年(1,802日)で、一つのサインに滞在する期間は平均すると約150日(5ヶ月間ほど)と考えられる。(英語版Wikipediaより) 

 

●注釈4:ハデスは、ギリシャ神話における冥界の王、ローマ神話ではプルートのことである。この講義で出てきたハデスがなんであるかは不明。ウラニアン占星術におけるウラニアン・アステロイドにHadesがあり、2000年にはルシファーとコンジャンクションのタイミングもあったため、それのことかもしれない。また冥王星は2000年には射手座にあり、冥王星のことを指している可能性も。


●注釈5:コソボ紛争とは、ヨーロッパ南東部、バルカン半島に位置するコソボにおける紛争。特に1980~90年代のコソボを巡る紛争は、旧ユーゴスラビア連邦解体のきっかけとなった。1998年初めに武力衝突が激化し、国際問題となった。1999年3月には北大西洋条約機構(NATO)がユーゴ空爆など軍事介入に踏み切った。空爆終了後、国連安保理決議が採択され、以降、コソボは国連の暫定統治機構による暫定統治下におかれた。(コトバンクより)

 

●注釈6:ローン・ジョンドロ(Lorne Johndro)(1882年1月30日-1951年11月11日)電磁場の研究とその占星術的対応に関心を持ったカナダの占星術師。電気技師、無線技師。数学と物理学を教えていた。1903年7月に占星術の研究を始める。『Stars, How and Where They Influence』など占星術の著書が多数ある。第一次世界大戦に関する彼のパンフレットは、位置占星術(locational astrology)の研究書として利用された。(https://www.astro.com/astro-databank/Johndro,_Lorneより)

●注釈7:ペヨーテ信仰は、精神、視覚、聴覚に影響する成分を含んだ植物ペヨーテを使用することが特徴的な信仰。グレート・スピリットとつながるためにペヨーテの幻覚作用を用いる。アメリカ先住民のもともとの信仰をキリスト教に改宗しようとした動きがあり、現在はアメリカ、カナダ、メキシコにて最も広く根付いている土着の信仰「ネイティブ・アメリカンチャーチ」として知られるようになった。(Wikipediaより)

●注釈8:逆さの「J」は、Jesus(イエス)の頭文字が逆さになり、悪がイエスに反発する意志を表現したものと考えられる。

●注釈9:サンダーバードは、ネイティブアメリカンの言い伝えにでてくる大きな鳥の精霊。そのモチーフはお守りや魔除け、トーテムポールにも用いられている。日本の雷鳥とは異なる。

 

 

 

訳:ベッソンちづる(Chizuru Besson)

校正:相原あすか、ワン太郎

 

原文:The Nature of Evil and Its Influence in the Horoscope | School of Evolutionary Astrology - Jeffrey Wolf Green

https://schoolofevolutionaryastrology.com/articles/the-nature-of-evil/

<School of Evolutionary Astrology 『悪の性質とホロスコープにおけるその影響』より>

 

 

 

 
 
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