中学生のとき、ソフトボール部だったのですよ。
野球と似ているけど ボールがちょっと大きい感じの。(ボールは特に柔らかいわけではなかった)
それで、ソフトボールの本を買って投げ方のフォームや筋トレ方法なんかを勉強したのです。
ボールの投げ方について
ボールが手・指先から離れるときに 手首をクイっとスナップを効かせると いい球が投げられるというのがありまして、
それを読んでから意識するようになりました。
そしたらなんと(笑)
それを意識する前よりも調子が悪くなって
「改良失敗というやつだな」と戻そうと思ったけれど、それまでなんにも考えずに投げていたので戻ることもなく
「おかしいな。こうだったかな?」とあれこれやっているうちに どうも違うことをしていたようで肩が痛くなり
中3の引退の頃には ピッチャーからキャッチャーの距離すら満足に投げられなくなりました。
なんにも知らないでなんにも考えずに投げていたときは、センターまでノーバウンドで投げられていたのに!
キツかった…!!
真面目に調べようとなんて しなきゃよかった!
という経験があって
部分的な「これは大事だ」と意識すると、本末転倒な感じになってえらい目に遭うこともある
というのを、私はけっこう気にしています。
星占いでは
「太陽って大事!」
「MCって大事!」
「月って大事!」
とよく聞くし
「金運にはこれ!」
「恋愛にはこれ!」
のような発信も多いし
私も
「ドラゴンヘッド!!」
「順行逆行おもしろい!」
ってよく言うけれど
一部分だけの「大事!」と意識すると
全体のフォームが崩れてボロボロになることが 星占いでもありそうだなぁって。
「これだけやってれば大丈夫!」「これは大事ですね」みたいな言い方については、私は気にしていたいところがあります。
「その人にとって必要なことが起きる」というのは確かだと思うので 別に悪いこととは言わないし、
興味が湧いて知るのが楽しいのはとってもステキなことだと思う。
しかし まぁ、私は占いをお届けする立場なので、発信したり占いを伝えたりするときには そこは気にする姿勢でいたい。
私が「ドラゴンヘッドすごい!」と思ったのは、そういういろんな星があるホロスコープのことをドラゴンヘッドがまとめ上げて説明してくれているように感じられたからなのだけど、
それも当時の話で
今はドラゴンヘッドみたいなものが他にもいっぱいあると分かったので、ドラゴンヘッドだけを当時のように熱くオススメすることはできないのですな(^_^;)
「(地球ライフにおいて)ホロスコープの全体をまとめているっぽいところが大きいもの」として挙げたくなる要素としては、
今だったら 冥王星のノードや冥王星対極点の話をしたくなります。
地球ライフを見るときの出生図の“根っこ”の度合いが強い。
そこからスタートして、だんだんとほかの要素も「これは枝だよ。こっちは葉っぱだよ」「この話は忘れてよいですw」というふうに大事さの塩梅も添えながら伝えていけたらよいなぁ。
ホロスコープって情報がものすごくたくさんだから、そういうのも気に留めていたいなぁと思うよ。
でも、度重なる「もっとすごいのがあった!」の発見によって「この認識もそのうち更新されていくのだろうな」と思うようになり、私はどんどん低姿勢になっていく(笑)
私のソフトボールの投げ方のように、知らないで意識しないでいた方が うまくいっていたこともあると思う。
言葉でそこだけ指摘されたために そこにばかり気持ちが向くようになって、ほかのこととの噛み合い方がガタガタになったりね。
星占いのことを1ミリも知らない方がいい人がいるのは間違いないと思う(笑)
そして、そういう人はきっと 星占いに出会わずに生きることができているのだと思う。
星占いのせいでガタガタになった人は それをきっかけに何かをするお役目のようなものがあるのかもしれない。
あるいは、ドラゴンヘッドなどが火の星座で そういう勉強をしているところなのかもしれない。
(「情報や人の話をアテにするよりも自分で決めよう」な路線)
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ホロスコープの情報もたくさんだし、ホロスコープだけじゃなく占星術の情報もたくさんで(笑)
今は「うおおおお!全体像ってどこまであるのだ〜!?」というショックの方が大きいです。
これはいいショックだから まぁよいです(笑)
どこまでいっても全部を分かり切ることはできない というくらいの姿勢でいた方がいいなと思った。
その方が、新しく学ぶことや もっと広い視野を知ったときに、頑なにならずに自分が変わっていくことができやすい。
そして、その上で
「現時点で分かっていることを伝えると〜」
というふうに話をできたらいいなと思うのでありました。
今なら時間が経って忘れたから、ボールもいい感じに投げられるかも
試してみたくなってきた(笑)
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2020年11月に書いたおはなしでした。
お届けする占いで クライアントさんの人生をガタガタにする可能性だっていつもある。
私はそれを望んではいないのでね。
できるだけ、大きなしくみ、広ーいところからだんだんと細やかなところへと目線をしぼっていくような占いを考えたいなぁと思うのでありました。
こんなことを考えて、毎日16時に過去記事を紹介しています。
読んでくれてありがとう!