コロコロコミックという漫画雑誌がある。
![月刊 コロコロコミック 2017年 04月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61I2RTAGw2L._SL160_.jpg)
定期購読はしていなかったが、子供の頃に何冊か読んだ。
こういった漫画雑誌の最後のあたりには 読者が投稿したおもしろい話が掲載されていることが多い。
なにかしらの「お題」が読者向けに提供され、ネタを考えて投稿する。
漫画雑誌の中のコマを切り貼りして違うストーリーを作ったもの。
吹き出しに言葉を入れて キャラクターにおもしろいことを言わせるもの。
インパクトのある１コマ漫画。
…などといった具合だった。
雑誌によっては、掲載されるとポイントがもらえる場合もあった。
ポイントをたくさん貯めた読者はステキな賞品をもらえたりする。
そんな当時のコロコロコミックの読者コーナーに、こんな話が掲載されていた。
鼻をギューっとつまむと
なんかウニョっと出る！
すげえええええ！！！
今の私ならそれがなんなのか分かる。
「角栓」と呼ばれるものだ。
鼻の毛穴パックで除去する者があったり
毛穴が広がることを好ましく思わぬ者にとっては、「鼻を強くつまんで角栓を搾り出す！」というのは非常によくない とされる場合が多いようだ。
それぞれのやり方や信条があろうが、角栓というそれは 美容を重要視する者にとってはうれしいものではないようだ。
小学生の私は そんな角栓事情など知らぬ。
「へえ！本当かな！？」とさっそく試した。
出た…！ニュルンと出た！！
すげえええええええ！！
おもしれええええええ！！！
アカスリと同じく 身体の老廃物を取り除いているようで、なんともいい気分だ。
「ニュルン」は習慣となった。
それ以降も美容にほとんど興味を持たず、巷の角栓事情を知らぬまま10年ほどが経過する。
ある日、インターネットを利用するようになって ふと見かけた鼻の角栓・毛穴ケアのページに大層驚いた。
「び、美容業界ではこんなに悪く言われるようなことを、私は何年も続けていたのか…！」
「嗚呼、コロコロコミックよ…(泣)」
しかしその後も私はニュルンの快感を捨てることができず、
「チクショー！広がるなら広がりやがれー！」
とばかりに鼻の角栓を搾り出し続けたのであった。
そんなわけで
角栓搾り出し歴２０年の相原あすかの鼻はこちらです。
近寄りすぎてややぼやけて写っていますが、毛穴の広がりも目視で確認できる状態です。
でも、思ったより広がらなかったな。
２０年でこれくらいなら、正直もう２０年続けてもいいや(笑)
あれは、それくらい快感だ。
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彼殿が鼻の角栓を知らなかったので
そんな話をして「ニュルン」を見せてみた。
出たーー！！
すげえええ！なにこれ！！
めっちゃおもしろい！！
鼻ってこんなのが入ってるんだ…！
人体の不思議wwww
なんかとてもウケたwww
そうなの！これ、めっちゃおもしろいんだよ！！
う、うれしい…！
私が初めて鼻を搾ったときの感動と快感を共有できたようでうれしい(感涙)
これをやってよろこんでる人なんて、私とコロコロコミックに投稿した読者さんしか知らなかったんですものー！うれしいよー！
とても興味を持ってもらえたので
私の鼻を彼殿に搾ってもらった。
出たーーー！！
すげええええwww
今度鼻を搾るときには彼殿に見せる という約束をするくらいよろこんでもらえた。
巷では嫌われ者の角栓は、うちでは人気者となった。
【おまけ】
鼻の角栓と こんなふうに付き合う人々がいるのも、なんか愉快でいいな。
コロコロコミックに投稿してくれた方、ありがとう。
おかげさまで今日も二人はラブラブです。
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2017年3月に書いたおはなしでした。
魚屋バイトでいつもマスクをしているのをいいことに、ファンデーションを使わないで過ごす実験をしています。
鼻に角栓がたまってきた証のプチプチが出なくなり、最近「ニュルン」をやることがめっきり減りました(^_^;)
こんなことを考えて、毎日16時に過去記事を紹介しています。
読んでくれてありがとう！