お蝶夫人がチケット取ってくれたので、小三治師匠の銀座の会に行った。

ナマは初めて。

なかなかチケット取れない師匠だし。


三之助さんとかいう前座さん「金明竹」。

口上うまい。


小三治師匠、一席目は「宿屋の冨」。

長いマクラから入っていい声。

声がよすぎ、間が引っ張りすぎてるので、寝てしまった。

あまりに心地良さそうに寝てるので起こさなかったとお蝶夫人に言われる。


二席目はさらに長いよもやま話のあと、今度はちゃちゃっと「小言念仏」。

さすが小気味良い。


マクラで震災や原発や都知事の話。

辛い話を、ふっと笑わせつつ、考えさせるように話す。

うまい、話術は人ナリ。


あと水の話がトリビアだった。

全国津々浦々でかける師匠が気づいたところでは、サントリーの天然水はうまいけど、北海道から名古屋までの地域は全部南アルプスの水、あと本州南部は大山の水、九州は阿蘇山の水だそうで、特別うまいと師匠が感じたのは阿蘇だそうだ。


サントリーの宣伝をとくにしたいわけじゃなく、ウィスキーだって、ニッカの方がウマイ、そうだ。


私もなんとなくジャパニーズウィスキーはニッカ派だゾ。


で、終わって、お蝶夫人は日本酒飲めないので、美味しいビストロの「ヌガ」でワイン飲み帰宅。


中一の忍者が「リアル鬼ごっこ」を読めというので読んだ。


プロットは面白いのだが、平均的な文庫の厚さなのに、20分くらいで読み終わってしまう。


有り得ないくらい文章が下手だ。


茫然とする。


ちょうど今日、軍曹の担任のイケメン先生の家庭訪問があり、先生が、

「最近の子供たちは、ニコ動とかユーチューブ見まくってて、話が通じすぎるので驚いてしまう」

「アニメ、ゲーム、動画ばっかりで大丈夫なんだろうかと憂えている」

と言う。

こちらは、先生自身そういった新しい文明道具に疑いを抱いていない世代と思ってたので、不安になる。


コドモの話は特にせず、情報を取り込むばかりで産み出さない怖さについて語り合ってしまった。


ふたりで日本の行く末を案じ合う。


忍者たちには

「PCを作るヒトと、見るヒトとの間には深くて埋まらない永遠の溝がある」

と常々言ってるが、そんなセリフは「時代」という荒波にキリキリ舞いする枯葉のようなものなんだろうか。

あまりにショック。


こわくて調べたくなかったけど、遂に今日検索してみた、茨城の天心が建てた六角堂。


やはり、なくなっていた。


「消失」、とネットのニュースに書かれていた。


泣くに泣けない。


悔やんでも遅い。



なんで去年の夏、茨城に遊びに行った時、行かなかったんだろう!!



岡倉天心美術館は残ってる模様。

少し震えが止まる。



かたちのあるものは全ていつかなくなる。


諸行無常。

昨日ひさびさ、やっとsun alleyに行けた。


波平が大好きな小安田さんフロントで、江口弘史、須川光は私にとってはジャパニーズ・ブルースの最強トリオ。

なのに、ほぼ客がいないのが残念すぎる。


sun alleyは荻窪roosterでは結構盛り上がるのに。


学芸大maple houseは何回か行って、いつも客があまりいなくて(bandによるのかもしれないけれど)、最低の時は客ふたりで、もう行くのが恐怖になってしまい、ずっと近寄っていなかった。


自分が演る側だとして、「客ゼロだからやらずに帰る」のと、「ひとり来たからそのひとりのためにやる」のとどちらがいいか、と考えるだけで演る側に立つのは忍びないくらい、ひとりだけの観客にはなりたくない。


わりと私の周りのミュージシャンや落語家さんは「客がひとりだけだった時」みたいな話をネタのように面白くするのだが、ほんとうにそれに自分がなってしまったらと思うとぞっとする。


今まで居心地の悪いmaple houseだったが、波平とふたりで行って落ち着いて聴いていたら、なかなか音は良かった。


相変わらず小安田さんのシャウト最高だし波平は久しぶりに聴くライブで好きな曲満載で嬉しそうだった。



そんなにシカゴ・ブルースは好みじゃないんだけど、エグチのbassはセンス良すぎで最高だった。

ユーチューブで4月10日の画期的高円寺デモを見た。


渋さ知らズとシカラム-タとソウルフラワーユニオンのメンバーが合体してビクトル・ハラの「平和に生きる権利」を演奏しながら練り歩いている様子が映っていた。


ほぼ雰囲気ニューオーリンズなんだけど、すごい日本な音。


リズムが農耕民族的なニューオーリンズ昭和版 笑。


否応なく私は日本人なんだし、もうニューオーリンズ行かなくても高円寺でいいやと思えた。(ウソ)


事前に何人かに誘われていたが、自分がデモに加わるのはムリなので、当日は善福寺川沿いで満開の花見をしてたら、何も知らず高円寺に買い物に出掛けてデモに遭遇したピロコから興奮気味の電話があり、大人たちで急に行こうということになる。


クイーンズの近くまでいそいで見物に行ったが、物見遊山だったバチが当たってかニューオーリンズふうの光景はなく、パンクな子たちの乗ったトラックが通り過ぎたり、太鼓や笛などをそれぞれに鳴らしながら、みんな殺気立った様子も全くなく、キレイに整列して歩いていた。


ピロコから「警官の数がすごい」と聞いてたけど、おまわりさんものんびりしていた。


しかし行列は延々続く。

ほぼ今まで「デモ行進」なんかに参加した経験があるとは思えないごく良識的な市民ばかりに見える。

ただ、高円寺だけにヒッピーふうファッションの人が異常に多い。

こんなに今の日本にヒッピー好きがいたのかと驚く。



翌日、ユーチューブでアップされたデモの様子を波平と見る。

忍者と軍曹も見に寄って来た。


ランキン・タクシーがアジっている。

「ヤッパリ原発ダメぜったいっ!」

に、だんだんノッてきてレスポンスが大きくなる皆さん。


途中

「楽しい仲間がぽぽぽぽ~ん!」

と何気なく入れていた。

凄いと思った。


あれはサブリミナル効果があるらしい(邪悪な猫先生説)。

なんだかわかんないけどこわい。

富裕層じゃない我々は、疑心暗鬼になる傾向があり、何もかもが情報不足だし、こわい。




花見にも、デモにも、「日本以外が本籍っぽいひと」たちが沢山いた。


この時期、東京にいるその人たち、敵ながらアッパレ(敵じゃない)と思う。



デモでも音楽でも仕事でもボランティアでもなんでも、自分が出来ることをするしかない。


と思いつつ今日もユーチューブで、片山さんが吹きまくる渋さ知らズの「ナーダム」をぼんやり、見る。

林栄一が書いた曲だそうだ。


こないだ行った、古澤さん追悼deepcountのライブで出たmull houseは凄かった。

林さんも凄かった。



みんなどこかでアケミとつながってる不思議を最近よく感じる。


アケミだったら今何を歌うんだろうか。



昨日4日は半年ぶりくらいに、自分で予約したliveに行く。



昨年度、ボランティアで沢山お世話になった方とかのライブには行っていたけれど。


1週間くらい前、原発が怖いからって忍者たちとウチの中でじっとしてても仕方ないし、聴きたいライブは忙しいとかいってないで、もうどうしても聴きに行こうと思い立って、古澤さんとmull houseのクレジットを見つけて、高円寺show boatに予約した。


降りしきる夜 特別編:full groove to 古澤良治郎



聴く機会はあったのに、なんとなくスケジュールが合わなくて10年以上聴いてなかったので、嬉しくてHPもチェックしてみたら、1月に亡くなっていた。


ライブは追悼の意味があるようだった。


パパラッコとか洋輔さんとか、本多さんとか、古澤さん独特の包容力のあるgroove、かっこよくて憧れだった。


音楽ってそのヒトが全て出ると思う。

そういうドラムだったと思う。


そのHPに、いつも私が学校で子供たちに読んでて、何回読んでも「また読んで!」と言われる洋輔さんの大傑作絵本「ドオン!」のことが載っていたので驚いた。


藤ノ木みかさんの文章、素晴らしい

夢中でやったのに、がっかりしたんだろうなあ。

可愛い。


『マル秘音源について


2002年、古澤さんは山下洋輔さんの絵本「ドオン!」を題材にした、劇団の作品の音楽を担当する事になり、雰囲気と尺を確認するためのデモテープが必要と依頼されて、急遽録音された音源です。

提出締め切りがタイトで焦っていた古澤さんは「オレが全部できるから!!」と意気込み、主役のドンちゃんはもちろん、お母さんから猫まで1人で全部のキャストの声を担当しました。

出来上がったデモテープを角笛の担当者の方に聴いていただいたのですが、担当の方が欲しかったのは打楽器の音やドラムの音だったので、「これではよくわかりませんねぇ」と真面目に言われて二人でがっかりしたのを思い出します。

後日、ライブ前のアケタの店でこの音源をかけてもらい当時の「ね.」のメンバーみんなで笑いながら聴きました。

古澤さん自身も笑いすぎて涙を流しながら「これ、オレの葬式で流したらみんな笑っちゃって丁度いいから、みかはそれまで発表しないでちゃんと保管してもってるように」と言われて大事に持っていたものです。

それが10年ぐらい前の話で、それからも何度も「葬式で流すやつは決まっててみかに渡してあるから」と言われていましたので、今回のお葬式で、数多くある古澤さんの曲の中からBGMとして使わせていただけたことに、とても感謝しています。

まさかこんなに早くこの秘蔵音源が公開されることになるとは....と今はとても不思議で残念な気持ちだけれど、古澤さんの生の声を聴くと、自然と笑ってしまうので古澤さんの思うツボだなぁと思います。

2011年 1月19日 藤ノ木みか』






このところの報道で。


[野菜]

直ちに健康へ影響ない


[水]

長時間摂取しなければ問題ない



そうだ。


納得する国民、皆無だと思いますが。


直ちに=数ヶ月、数年経てば影響ある、と解釈

長時間=水は日常的に長時間摂取しており・・・


科学的な根拠があるなら、数値なども交えて説明すべきで、それを公的にせず、メディア・民間での議論しかしないことでさらに疑心暗鬼にならざるを得ませんが。


専門的な解説は「庶民にはわからないだろう」という親切心なのでしょう。

政府や東電の対応策や指揮系統がどうなってるかはあまりに見えにくいのでわからないが、報道もかなりの規制がかかってるとしか思えない。


原発の写真がほぼ海外発しかなかったり(やっと何日もして東電から惨状のが一枚出たけど、更新ナシ)、昨日になってやっと放射線の値を地図を用いて出したり、なんといっても計画停電の対象地区を細かく出さないのが本当に解せない。


各地方自治体のHPを見ればすぐわかることとはいえ、ネットなどが使えない、主婦や高齢者が一番家庭で電力や水道を使っている。

その人たちが見るのはTVや新聞なのに、そこにはおおまかな区割りしか表示しない。

なぜかといえば、「大変すぎる」からだそうだ。


情緒的な言葉はパニックを避けて使わないよう指示を受けているからか、慎重すぎるくらいなのに、被災地での取材は弱者に対して感情的な質問や撮影ばかりな気がする。


そんなものを写すより、被災者の方たちの氏名をひたすら流すほうがよほど有効だと思うのだが。


原発で懸命に復旧作業をしている作業員の方たちの取材はナシ。

タブーなんだろうか。


きっと、歯がゆい思いをしているメディアの人もいるだろうけど、さまざまな理由から巨大メディアが陥る思考停止の酷さは現実より酷い。


現実は日々、あらゆる困難を切り抜けようと働いている人たちがいるから、後方支援をしていくことが今は私たちの現実だと思う。

計画的どころか、スリリング過ぎて笑える。


うがった見方しか出来ない私からすると、どう考えてもインテリヤクザ顔負けの剣呑な脅しにしか見えない。

「皆様の節電ご協力でなんとかやってますが、今後ちょっとでも使いすぎやがるとスグ停電に致しますよ」って感じでM全開の私は前向きに生活できマス


まちょうど久しぶり呑気真っ只中な私はいいけど、鉄道交通機関は、それこそ「短期中期的計画」を早急に出してもらわないと、どこも出社対応策に困ってると思うけど。

正直、東京電力の「節電決断」が先か、各企業組織の「電力はともかく、組織としての稼動決断」が先か、の悪循環でどこも思考停止に近いのかもしれないなあ。



なので脆弱大都会機能停止が深刻な中、半年ぶりくらい行けなかったlive、今日のピットイン秋山エグチをだいぶ前から楽しみにしてた私の「娯楽」はどうしてくれる、なんてことは、この際全く言ってる場合じゃない。



忍者のクラスの、絵が強力にうまい友達のにいちゃんがザゼンのファンだそうだ。

両親はあぶらだこのファンだそうだ。


なので忍者は

「(忍者の)お母さんもあぶらだこ好き?」

と訊かれたというので、

「いや、ママはじゃがたら派である」

と胸を張った。



木曜、zazenライブ(渋谷AX)。

半年くらいナマ音を聴いてなかった気がしたが手帳を見たら3ヶ月だった。

長かった。


いつも通りほぼMCはないが、何度も

「今日は時系列でやります」

と言っていた。


確かに変遷がわかりやすい。


ファースト、セカンドは「後からファン」の私としてはあまり好きじゃないけど、この日のアレンジは最高だった。


どの曲も今のこの四人でしか出せない音だった。


あまりライブやってないようだけど、この四人、どうやってこんなテンションまで「ひっぱり上げる」んだろう。


この四人の行く末に、勝手に気を揉む。


2時間半以上やって、それでもアンコールなしでは許されず、また出てきて向井氏は

「今日は、時系列でやって・・・もう全部終わりまして・・どうすればいいんでしょうか」

と淡々と言っていた。