突発性難聴に関して | 『秋山 浩介』のアメーバブログ

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【僕が突発性難聴を公表した経緯】


はじめに…。


親しい方々や仕事関係者などにはお伝えしていましたが、

2019年12月半ばに突発性難聴を発症し入院、

現時点でも右耳の難聴を抱えながら活動をしております。


現時点ではもう治る事はない、

酷くなる事はあっても改善される事はない。

そんな状態です。


上記のように『難聴』と書いてしまうと

ただ音が聞こえないだけなのかと感じてしまうかもしれませんが、

それだけではないのが『突発性難聴』の怖いところなので

詳しい症状に関しては今後改めてしっかり書かせて頂きます。


まず今回のブログではSNS等々でこの症状に関しての話をしていなかった経緯をお伝えしようと思います。


1番の理由としては『突発性難聴』を公表する事で音楽や俳優活動において、

選考等々で何か不利になったりする事があるのではないか?


その可能性が少しでもあるのであれば、

『難聴』の症状は公表せずに隠して活動していた方が良いかも知れない。

そんな考えがあった為に表立ってお伝えをしておりませんでした。


それに誰が言ったかは記憶が定かではありませんが

自身の病気など弱い部分をSNSなどで大っぴらに話をする事は

他者に何かを伝える表現者としてどうなのか?

という誰かの言葉が妙に心に残っており、


病気である事を公表するのは恥なんだ。

弱さを見せる事は表現者の恥なんだ。

だから、絶対に弱い自分を見せちゃいけない。


と、思っていた部分もあります。


しかし、今後治る事も改善される事もない症状と数年間付き合っている内に

思い通りにならない事や無理をしてなんとかその場は誤魔化せたとしても、

その後に精神・肉体的に影響が出て私生活でも支障が出ることも増えてきてしまいました。


そんな状況に陥る度に幾度となく、


もう自分は夢を追いかける事は出来ないんだ。


一生、僕はこの不自由な状態で

生きて行かなければいけないんだ。


自分はもう価値のない人間なんだ。


と実感させられてしまい、

一時は本当に目も当てられないほどにまで

自分の心は落ちてしまっていました。


人一倍負けず嫌いで強がりな僕なので人前では明るく取り繕っていましたが、

一人になった瞬間に失ってしまった未来を悔いては、

一生このままならば死を選んだほうが楽かもしれない…。


あまり書くべきことではないかと思いますが、

そんな不謹慎な事を何度も何度も考えてしまいました。


ですが、この年齢まで追いかけ続けた夢や命を簡単に諦める事も出来ず。

挫折しかけては自分で自分を奮い立たせて、

また歩き出す事を何度も続けていました。


そんな中でここ最近『突発性難聴』である事を

公表されている

表現者の皆様が多く出てきているのを見かけるようになり、

その方々が自身の状況と向き合いながらも活動を行っているお姿を拝見させて頂く事が出来るようになって。


そっか、自分は失ってしまった未来ばかりを

ずっと見てしまっていたけれども、

今の自分自身を受け入れて向き合っていけば

夢に描いていた形とは違うかもしれないけど

新たな夢を形に出来る可能性があるかも知れない。


表現者として弱さを見せてしまった自分はダメな奴かもしれないけど

多くの著名人の方々が症状を公表して下さったおかげで、

ダメな自分でもまだ夢を追いかける事は許されるんだ、

そんな前向きな気持ちになる事ができました。


そして僕自身も『突発性難聴』である事を公表する事で当事者同士の交流や情報の共有は勿論、

僕のようにまだ夢半ばな身であっても

変わらずに未来を夢見ても良いんだと!


同じように悩まれてる人の何かしらの力にもなれたらいいなという想いもあり、

この度はブログ等々で『突発性難聴』である事を公表させて頂く事にしました。


あまり長い文章を短い時間で書くのは苦手なので、

読みにくい部分はあるかもしれませんが

今回は『僕は突発性難聴である』事をお話させて頂きました。


次回は突発性難聴が判明した時の症状や治療などのお話をしたいと思います。


是非、少しでもご興味持って下さった方は

シェアなどして頂けたら幸いです。