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1月6日は、「三賢者の日」(トライケーニゲ タッグ)です。
この日の朝食は、三賢者のパン、
『トライケーニゲクーヘン Dreikönigskuchen』を食べる楽しい日です。
同じことの繰り返しなんで、とりあえず、この日のことは一年前の記事をお読みくださいね。
三人の賢者って誰?
新約聖書の一節が元になっていて、東洋の三人の賢者、
キャスパー、メルヒオール、バルタザール。
この東方三博士がイエスキリストの誕生に
礼拝されたことを記念した祝日が、1月6日なんです。
さて、この日に人々がすることがあります。
まずは、トライケーニゲパンを食べます。詳しい食べ方は上記の記事をお読みくださいませ。
今年の勝者はうちの息子くんでした。
去年はうちの夫くん。
私はいつも負けてる。。。
今年のトライケーニゲクーヘンです。
いつもシュタイナー(Steiner)というパン屋さんで買います。
ふわふわで美味しい
そして、クリスマスを祝うのはこの日までとなります。
日本では地域によってお正月がいつまでなのか異なりますね。
「三が日」という言葉があるように1月3日までは確実にお正月ですね。
松の内が「元日から7日」は関東に多いのでしょうか。
「元旦から15日」までは門松を飾っておく地域も少なくありません。
七草がゆを食べる1月7日の「鏡開きの日」あたりがお正月の終わりかなという気がします。
七草がゆ、、もう30年は食べてへん。。。。
スイスのクリスマスは12月1日からロウソクを灯して25日を待ち、
クリスマスツリーを屋内に飾る人は12月20日ごろから飾ります。
ほとんどの人が1月6日までにクリスマスツリーを片付けます。
1月6日、
クリスマスの飾りなども綺麗に箱にしまって、倉庫にしまいます。
屋内のクリスマスツリーは年を明けて1月3日ごろには、葉っぱが落ち始め、
だんだんと茶色い部分が見えてきます。
根っこを失ったツリーは、
いくら水差しでお水を補給しても耐えられなくなってくるんです。
葉っぱがもう枯れてきています。
去年は「お疲れ様でした」なんて呑気なことを言ってましたが、
いやいや違うな。。。
もみの木は3〜5年かかってここまで伸びるんですが、
もっと生きたくても、根っこからもぎ取られ、
人々の温かいお部屋の中で、カラカラになるまで頑張ってくれてたんですね。
数日ぐらい前から、ブロ友さんとクリスマスツリーのライフサイクルについて
熱い討論を交わしておりました。
彼女は「毎年たくさんの人がもみの木を切っていたら、
クリスマスツリーのライフサイクルってどうなってるんだろう。。。」
と疑問を持っていてそこから話が炎上(笑)しました。
確かに。
スイスにはあちらこちらの小山にもみの木を育てている畑があります。
でも、これで足りるのかな。。と思います。
それで生きたスイス郷土辞書のお義父さんに、
『もみの木ってどのくらいの期間で大きくなるか』聞いてみました。
お義父さん曰く、『4〜5年ぐらいで、飾れるようなもみの木になるな。。』とのこと。
『それで、スイスのもみの木足りてるの?? 足りなかったら北欧から輸入してるの?』
それに対してはお義父さん『そりゃ知らん』とのこと
IKEAの本物もみの木を販売しているらしいですね。
え?本物のもみの木って、スウェーデンから空輸してくるの??
それにしては2999円で、返却すると1500円のお買い物クーポンをもらえるって。。。
一体どうなってんねん??? 採算合うの?
まあ、クリスマスツリーのためのポットとかいろいろアクセサリーも売れるし、
宣伝にもなるからなんでしょうね。
思い切ったマーケティング商法でございます。
それにしても、クリスマスが主要な文化でない日本に、
ほんまのもみの木必要???
今日ラインで中学校の同級生が『え?IKEAのもみの木は本物ではないんちゃう?』とや?
どなたか、このカラクリ分かる方いらっしゃいます〜?
毎年1月6日前後になるとゴミ箱(グリーンとしてリサイクルされる)の近くに
もみの木が山のように捨てられているのを見ると、
なんだか心が痛くなってきた。
数年前から考え始めてはいたんですけど。
もちろんね、クリスマスツリーのリサイクルを率先して実行しているところも多いです。
例えば、パリでは場所を設定して、コンポスト用や暖炉の木ようにクリスマスツリーを集めていて、
環境への意識が高いようです。
そのほか、オランダでは廃棄するはずのクリスマスツリーを集め、
新しいビールを醸造しようとする取り組みをしています。
非常に画期的ではあります。
でも、それはリサイクルの話。
それよりも前に、もみの木を根っこから切り離して、
温かいお部屋に置かれて、
キラキラの飾りをつけられて、
子供達の楽しい歌声を代償に茶色く枯れていくもみの木のことを考えると、
リサイクルの前にもみの木をお家で飾らなければ済むことだよな。。
自分のリビングルームに飾っておきながら、
どの口下げてそんな偉そうに言うねん💢
と言われれば、
ほんとその通りでして
ごめんなさい。
少なくても3年に一度にするとか、
外にクリスマスツリーを植えるとか。。
とにかく毎年お家に飾る必要はないな。
家の近くにクリスマスツリーの販売者が来て、
スーパーの前にはもみの木が並べられ、
なんとなくクリスマスムードに任せて、
ここ数年もみの木を夫くんにねだっておりましたが、
夫くんはその度にちょっと渋々、、と言うところがあったんです。
うちのもみの木のお役目が終わり、お庭に少しの間置いておいたんですが、
うん、お外の方が似合ってる
一度ママ友のじゅりちゃんのお家でとても素敵な金属(だったと思う)のクリスマスツリーを飾っていて、
とってもオシャレで素敵でした。
そっか、こういうのでもいいな、って。
アメリカでは約12000の樹木農場があるため、約4億本のモミの木が栽培されるらしい。
。。。ということは、栽培中のもみの木の数は、アメリカの総人口を上回るってこと?
まあね、
生木を使ったクリスマスツリーを使うか(燃やすと二酸化炭素が発生する)
何年も何年も使える人口クリスマスツリーを使うか。
どっちの方が環境負荷が高いのか?
生木を燃やせば二酸化炭素は発生する。
どっちの方が二酸化炭素をより排出するのか。。
そう言うところもまたリサーチすることができたら、
いつかまたブログにまとめてみたいと思います。
まだ次のクリスマスまで一年あるので、
クリスマスツリーをおうちに飾らないか、
はたまた小さいツリーにするのか、
永久保存のツリーを購入するのか。。
ゆっくり考える時間はありますね。
ちなみにうちのお義父さんは、
親戚の所有する山に登って、
小さい小さいもみの木を持って帰ってきます。
シンプルにそんな感じでいいのかもですね。
魚も大量に釣らないで食べれる量だけ釣る。
牛の飼育も必要以上行わない。
もう一度原点に戻って道徳問題・環境問題も兼ねて、
色々と考えてみる必要があると思う今日この頃です。
成長の早いもみの木は、ほおっておくとこんなに大きくなります。
だからお家で栽培するときは、土に苗を植えたりすると大変なことになりますね。
最後に、もみの木のちょっとした効能をお伝えします。
もみの木は一年に一度、生きたままで家の中に入ることの許された唯一の木だそうです。
昔ヨーロパは、今よりはるかに寒く、狩猟民族たちは冬の間は冬ごもりをしていました。
限られたスペースの中なので、ウイルスや風土病が流行り、
たくさんの幼児や年寄りは命を失いました。
もみの木は抗菌効果があり、そんな病原菌から家族を守ったそうです。
もみの木は森の香りのする酢酸ボルニルを25パーセントも含んでいて、
スイスやドイツの森林では、精油が採取され、消臭剤・入浴剤・石鹸・キャンディーなどを生産し、
風邪やリュウマチの治療などにも効果的だそうです。
そして、ピアノや弦楽器の材料などにも利用されています。
厳しい条件の下でも生き続けたもみの木。
次の世代に命をつなく強い生命力を持った木なんですね。
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