【作品】輝く実のなる木

　木の言葉がわかる友人が
あるご神木を指して「すごく寂しそうなんだよ」
と言ったんです。

たくさんの参拝者がいたので
たくさん人が訪れると喜んでくれるかな？
と言うと、そうではなくて
乱開発を憂いているとのこと。

実際、日本という小さな島のあちこちの
山や大地は大きく削られ続けている。

その後教えてくれたこと。
木々は大きく根をはって木々同士おしゃべりしていること。
木々が大きく根を張ることで大地を覆い護ってくれていること。

そんな話を聞いて、
木を描きたくなった。

大きく枝を広げ、葉を広げ
木の中心から美しく光り輝く木。

木を描いたら、
キラキラ輝くガラスストーンを
付けたくなったから
ストックしていたスワロフスキーを貼り付けた。

美しく花開き
美しい輝く実をつける木。

あなた自身が
しっかり大きく根を張り
まっすぐと立ち

大きく枝を広げ
美しくあなたならではの色の花を咲かし
美しい果実をつける。

その果実はたくさんの人に
分け与えることができるんだよ。

あなたが作り上げたものを
人に分け与えることができる。

その中の種は
また新たなものを生み出すものとなる。