(記憶を遡っての記述です)

 

私は当日朝に関西を出発し、13:00から病院の説明室にて執刀医・主治医からの説明を受けた。

 

脳腫瘍ということ以外何かの病名を想像していたわけではないが、ただあまり治療期間が長くないものを、早く良くなるものを、と願っていた。

よって予備知識もなにもないまま病院に行って医師の説明を聞いた

 

脳腫瘍は事前にできる検査で確定はできず、手術をして病理結果などを経て病名確定となるが、年齢・症状を踏まえると 膠芽腫 と思われるとのこと。

悪性腫瘍の代表格で何もしなければ3か月で寝たきりになってしまう。

今後の治療方針については家族にて今後の対応を選択してほしい:

① 手術で腫瘍部をできるだけ取り除き、その後6週間の放射線治療と抗がん剤で攻めの治療。

② 年齢、体力も考慮して、もう充分生きたから手術も治療も何もしたくないということであれば緩和ケア。

 

考えるまでもなく、①攻めの治療を選んだ。

私たちはまだ母にいてほしい。70歳。

ただ、腫瘍は浸潤するタイプなのであまりに積極的に取りに行くと脳の一部機能が失われる。母の場合は運動や感覚の機能。それらが失われるとQOLが低下してしまう。

今機能している部分はそのまま残して、その上でできる範囲で取って下さいとお願いした。

 

※※ 上記のつたない文章では誤解を与えてしまう個所があるかもしれないので、気になる方は信頼できるところで話を聞いたり調査したりしてください。

私は下記のサイトが非常に勉強になりましたし、また執刀医からお聞きした内容と同じことが記載してあります。予習復習に役立ちました。

脳外科医 澤村 豊 | 様々な脳腫瘍や脳神経の病気についてわかりやすく説明しています (umin.ac.jp)

 

執刀医からの説明後、ガラスの扉越しに母に会った。

 

病院はコロナ体制で、家族が病棟に入ることはできないが、荷物の受け渡し時にガラスの扉越しにちょっとした会話ならできる状態。

 

振り返りで多少記憶が前後しているかもしれないが、この時は母の病状については母とは話をしなかったような気がする。

私自身も消化しきれていない状態だったと思う。

膠芽腫の漢字さえこの時はわかっていなかった。

 

家に帰ってからネットで調べ、上のリンクのサイトにたどり着いて、読んで…。


母から妹には言うなと口止めはされていたが、伝えないわけにはいかない。

夜、妹に電話した。

もともと母の日には毎年私と妹で何かプレゼントを贈っていて、本来ならそんな話をする時期だったのだが…母は今入院していますということをいきなり伝えることになってしまった…。

 

そして医師から聞いた内容はすべて説明した。

妹は泣いていた。

そりゃそうだろう。

絵にかいたような青天の霹靂。

 

でも、すべてポジティブに行くことを信じて、入院生活が楽しくなるように支えていこうと決めた。

 

 

by 姉