最近は本人申告による夜中のトイレ往復がなくなり、おむつで排泄するようになったので、前までは家にいるメンバーで夜当番を回していたが、父が「自分のトイレで夜中起きるし」ということで連続で夜当番を受け持ってくれた。

 

睡眠時間は増えた。

が、トイレに行く時は二人がかりで介助。

 

そんな状態に対して、朝食後のトイレからベッドに戻った際に父は

「入院するか?」と母に聞いたらしい。

その時は母は父に「うん・・・」と返事したらしい。

 

私は↓のやり取りの後に、父に↑のことを聞いた。

 

 

食後の休憩が終わった後に体を拭いて着替えた後、母が

「お父さんが(私は)入院すると言った。私は入院したくない」

「簡単に入院するとか言ってほしくない。お父さんがどういう考えで言っているか分からないけど」

と何度も私に言うので、お父さんがどういうつもりか後で聞くよ、と。

お母さんが入院したくないのはわかった。

おうちにいよう。その体制も作っていくから。

お母さんの気持ちを伝えるために動画で撮るよ。

そういって 「入院したくない、させないで」 と言い続ける母の姿をスマホで録画した。

 

この後に、私は父に朝食後のやり取りについて聞いた。

 

父は、ずいぶん前、母がこの病気になる前に、お互い介護が必要になったら子供たちに負担をかけないために施設などに入院しよう、と約束をしていたらしい。

その時はそう思っていたかもしれない。親としての建前、というか責任、というか。

でも今日私が聞いたのが本音本心だと思うよと話し、本人の強い希望があるので、すくなくとも本人に意識がある間は在宅で頑張ろうよ、と方向性を決めた。

 

その後も「絶対に入院って言わないでね」と度々念を押された。

 

 

昼食はあんかけ焼きそば、ミニトマト、キウイ。

一口分をスプーンに乗せて口に運んだ。

 

 

夕食はハンバーグ、くるみ豆腐、キュウリの浅漬け。

水分量かせぐためのジュース200mlも。

これも全介助でスプーンに一口分を乗せて。

途中で母が涙を流したので、食べたくないのに無理に口に入れてしまったのかと反省した。

基本、無理に口には入れずスプーンを口の前に置き、口が開いたら中に入れる、という方法だったけど、もしかしたらそれで私が圧を感じさせてしまったのかも・・・。

「食べられるなら口開けて。食べたくないなら口を開けなくていいよ」 と言ったが、結局完食はしてくれた。

 

 

これが最後の食事となった。

 

 

分かりようがなかったけど、最後と分かっていたら、宮崎牛でも佐賀牛でも準備して本当に食べたいものを、好きなものを食べさせてあげたかった。

 

レトルトのハンバーグでよかったんだろうか。

(最近のレトルトは私が作るよりもはるかに美味しいけど、でも・・・)

 

 

夕食後のハミガキも全介助。

そして、洗面所から車椅子で部屋に戻ってきた母の表情に違和感を感じて

「もしかして、口に水入ってる?」と聞いたら母は頷いた。

 

ハミガキ後のすすぎの水を吐き出せなかったらしい。

 

キッチンから急いでボールを持ってきて「吐き出していいから」と言ってもなかなか口を開けない。

開けようと思っても、神経が顎の筋肉に伝達できなかったのかもしれない。

指で唇をこじ開けると水が出てきた。

「そうそう、全部出して。ぺっ!て。出して!」と繰り返し、だいぶ時間をかけてなんとか口の中を空にした。

 

思えばこの日夕食後の薬もなかなか飲めなかったな。

 

この日の水分摂取量は870ml。