おはようございます、沙久良です
6月29日より5日間休みを取っております。その為、メールへの返信等は7月4日より行います お待ちくださいませ。
先月29日より相方に付き合って東京へ 今日は特に予定を決めてないので、適当に東京をプラプラして遊ぼうと思います
お待たせしました、鹿の王の末裔の続きです さあ、呪詛解きラストの日の神社参拝編、スタートです
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「…ぽにょちゃん、身体縮んだ?」
朝一番、浴衣姿のぽにょちゃんを見て一言漏らす
「ゆうほりん、気付いた?そうなの、なんか小さくなったの!」
ふふんっと嬉し気に、すっと背筋を伸ばしてみせるぽにょちゃん
「一晩で何の魔法?それだけ身体に溜まっていた呪詛が出たってこと?」
「そうなのかな?」
一回りどころか、二回り小さくなったぽにょちゃんを驚いた目で見ていた私、自分の肩に手を置くと、前日より薄くなっていた。
(うん、やっぱり呪詛分出たのか。肩が薄い。)
通常の私の肩幅サイズに戻ったようだ。何かの方代わりを引き受けると、Sサイズの肩幅と厚みがMサイズに変わる。
(と、なると、カーディガンは確実に肩から落ちるな。)
ユニクロのMサイズの薄手のUVカーディガンを持ってきていたのだが、昨日までは丁度良かったが、今日からは油断すると肩から落ちるなとため息をついた。
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宿をチェックアウトしてから、三朝温泉多目的駐車場に車を移動する その近くには三朝神社があり、1時間ほど駐車料金が無料だった。
駐車場傍の三朝温泉マップを見る。
湯けむり怪獣三ササラドンが可愛い
裏路地のような道を進むと、ここだけ森の中の様な神社が姿を現わす
大己貴神や素戔嗚神などを祀っている
手水舎はラジウム温泉が湧き出ており、神の湯と呼ばれているらしい
飲泉場ということで、飲めるらしい
清めると温かくて心地が良かった。
狛犬に朝の挨拶をして進む
眩い光降り注ぐ境内
「ゆうほりん、夜中も急に暑くなったよ。ここからO氏来たのかな?」
「そうなんじゃない?部屋から見えたし、絶対視張ってたはず。」
私と同じ部屋に泊まると、もれなく夜中にO氏が来る そして、遠赤外線でも出てるんじゃないかというほど暑い
「案外O氏のパワー補充もあって、それだけ身体が小さくなったのかもよ?」
「そうかもね!さらに小さくしてくださいとお願いしよう!」
御利益にダイエットも付け加えればいい、そう思いながら参道を歩いていたが、
「肩から落ちる…。」
左肩からカーディガンが落ちる 袖口も手の半分くらいまで落ちていた。
「ゆうほりんも縮んだね!」
「いつもの事だけどね、終わりに近づくと縮むのよ、身体。」
身体も縮むが、身長も小さくなる事もある。オーラと態度がデカいが、身体が小さいとヤンさんが笑って言っていたのを思い出した 石見人特有の小柄な骨格なのだ。
参拝をしてから、本殿を左回りで歩く
(こちらも若々しく、凛々しい神社だ。)
鷲峯神社よりは柔和な感じがするのは、やはり八千戈神の側面がなく、温泉を守護する神だからだろうか。
(ご機嫌そうで何より。今日も御助力お願いします。)
本殿の後ろで静かに頭を下げた。
さらに進んで行くと、強風で折れた青々とした銀杏の枝があった。
(台風、近づいてるものね。今は風が弱くなってるけど、夜中でも強風が吹いたのだろうな。)
(台風を抑えてくださり、ありがとうございます。)
そう伝えて頭を下げた。もし台風が早く来ていたら、今日の神社参拝は出来なかったからだ。天候にも恵まれる、これは本当にありがたい
こちらが素戔嗚神を祀る荒神社だろうか、本殿と比べると荒々しい御神氣が溢れ出ている
(荒ぶる側面は勇ましさ。この強さも授かって向かおう。)
参拝して深々と頭を下げる。
(力は使いようだよな。)
歩きながら力の使い方を考えた。
(どんな力も表裏一体、良い面もあれば悪い面もある。良い方ばかりに気を取られ、そちらを強くすれば必然的に悪い方も強くなる。強い光があるから濃い影が生まれるように。
だから、悪い面を自覚しておくとそれが悪くは働かない。悪い方を無い事には出来ない。そうすると悪い方が暴走する、まるでそれに気付けよと言わんばかりに。それに悪い面って大きく膨らむのよねぇ。膨張すると言うのかな。
きっと、悪い面も上手に使えば才能開花、より一層力を発揮出来るし、そもそも真っ白な人間なんて赤ちゃんくらいなんだから、無理なのよ。そうあろうとする努力はすごいけど、努力する人はちゃんと悪も認めている。何事も使い方次第ね。でもって、静まれば縮むんだよね、これが。)
怒る人は身体もオーラも威嚇する為か大きくなる。それと同じだよなとうんうんと1人頷き、さらに進んだ
進んだ先には映画ロケ地の案内看板があった。こんな映画があったのかと読んでから、社務所の方に進む
掲げられた御朱印見本があり、力強い筆遣いの物と温泉娘の物があった。
(ある意味、こちらも真反対。けれど、どちらもいい。結局好みだわ。)
自分の悪い面も認めれば個性 きっとそれは神々も一緒だろう。認められればさらに力を発揮されるに違いない。
(さて、次へと向かうか。)
肩から落ちるカーディガンにまたため息をつきながら直し、神社を後にした
続く~
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