おはようございます、沙久良です
原稿修羅場がひと段落しましたので、お待たせしました、昨年8月の神社ネタです 今回はぽにょちゃんの家系の呪詛解きネタです。あくまでネタとしてまとめておりますので、全ては書きませんのでその辺りは想像で補ってくださいませ
(ぽにょちゃんは分るから大丈夫!)
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「なんか、立て続けに子供たちに良くない事が起きるんだけど、これってやっぱり何か憑いてる…?」
そうぽにょちゃんから相談をもらったのは去年のこと。問題は幾つか起ってはいたけれど、それはどれもそれぞれ単体の問題だと思い、解決してはいったのだが、何かの拍子でぶり返す。もちろん、それは霊的な事が全てではないだろうけれど、しかしながら起き過ぎる。まるでヒロヒロ姉ちゃんやタンタンの家系の様だと思っていたところ、ぽにょちゃんからの相談があった。
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。まだ様子見かな…。」
そう言ってしばらく様子を見ていたところ、それは唐突に起こった
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ガシャンッ…!!
「あ~ぁ、やっちゃった…」
昨年夏のある日、ぽにょちゃんの実家に住むぽにょちゃんの義理の姉メガネ右さんの所へと日本酒を2本持って行こうと玄関を出ようとしたら、日本酒の入っていた袋に指をかけ損ねて床に落として割ってしまったのだ 2本の内、どちらかは大丈夫かなと思ったが、残念ながらどちらも割れてしまっていた。仕方なく片付け、一緒に袋に入れてはいたものの、壊れていない焼き菓子のみ持って向かう事にした。
ぽにょちゃんの実家で、メガネ右さん夫妻とぽにょちゃんのお父さんが住む家は浜田市内にある 地域的に緒性豊かな人々が住み、なぜかこの地域の人たちとばかり仲良くなったのは、やはりメガネ右さんやぽにょちゃんと縁があったからだろうか?
そんなメガネ右さんは私の前職の同僚で、ぽにょちゃんよりも付き合いが長い。気付けば知り合って20年近くになるのと、彼女の実父は宮大工で出雲大社遷宮にも関わり、仕事を引退した今も、出雲大社石見分祀から度々声をかけられて出向いている。小柄なお父さんはとても柔和な笑顔で、まるで大黒様が細身になって現代に転生したら、まんまな姿なのではないかなといつも思っていた
そんなお父さんにいつも元気に寄り添うメガネ右さんのお母さんは、山口県鹿野町(かのちょう)出身で、焼物が好きで浜田の奥、金城という地区に師匠がおり、学んでいたところいい人がいるとお父さんを紹介されたらしい。その為か、メガネ右さんの容姿は浜田の人というより、鹿野の人の様だなと思っていた。性格も私が知る、山口県山陽側の人のような朗らかさがある。私は以前、度々仕事で鹿野町を越えて周南市や下松市へと出張をしていたので、鹿野町にも馴染み深く懐かしくも感じていた
そんな鹿野町の神社と言えば、二所山田神社という出雲の神と日向の神を一緒に祀る珍しい神社がある 異なる系統の神々を祀り、清らかな水の流れる気持ちの良い山間部の神社だ
この春分の日に参拝した時の教えが良かったなと思い出す
きっとこの神社のように、鹿野町の人たちは異なったものと異なったものを受け入れ、一緒に笑い、朗らかに過ごす性格なのだろう。時折とんでもない毒舌&暴言爆弾を落とすけれど
しかしながら、そこには愛がある 言われたこちらも別に傷つく事もない。もし傷つくとしたら、それは受け取りての問題だろうと私は思う。どんなに言葉を尽くそうが、伝わらない時は伝わらないし、違う解釈をする事も人はあるのだから。
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メガネ右さんの所でたわいもない話をし、お茶を飲んでさて日も傾き始めたので帰ろうかと玄関に向かうと、ちょうどメガネ右さんの義父でぽにょちゃんの実父が帰って来た だが、様子が明らかにおかしい。身体は片方に傾き、顔色も悪く呂律も周りが悪い。
「お義父さん、大丈夫?病院行く?」
「ひや、大ひょう夫、寝ちゃら治る…。」
人の言う事など全く聞かない、ある意味メガネ右さんのお父さんとは真反対のお父さんはそう言って、壁に手を付けながら自分の部屋へと入って行った。
「…あれ、脳梗塞の症状出てない?」
「病院、連れて行くわ。」
手身近に挨拶をして去り、お父さんが病院に行く事を心の中で祈った。
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その後、ぽにょちゃんからお父さんが病院に運ばれ、危篤だとLINEがあった。今夜が山かもしれないという事で、家族皆で集まって話せたと。実は何年か前、ぽにょちゃんのお母さんが亡くなった時に悲しみで皆が感情的になり、大げんかの末仲の良かったぽにょちゃんとメガネ右さんは疎遠になったが、お父さんの一件で再び元に戻れたようだ。
(そういえばあの時もぽにょちゃんもおかしかったよなぁ…。)
我を忘れて暴れるというのか、感情が暴走していた。その為か、その時にぽにょちゃんとタンタンも疎遠になりかけた。けれど、タンタン自身も自分に何かが憑いていたようで、それを祓って元に戻り、仲直りをしていたなと思い出した。
(もしかして、その時にも何かしら表に出て暴れていたのか?だとすると、ぽにょちゃんの家系に関するものなのか…?)
気付き始めると色々過去の出来事を思い出し、それから一つ一つ繋がっていく。
点と点に見えていた出来事が一列にならび、浮かび上がる言葉は家系の呪詛。
『ぽにょ、お前はいつか力をつけて自分の家系の事を解決しなければならない。その時まで、それは保留だ。』
いつだったかも忘れた、O氏がぽにょちゃんに伝えた事を思い出した。
続く~
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