こんばんは、沙久良です
大変お待たせいたしました、イズクエ龍湫クエストの続きです
間が空きましたので、前回までのリンクも貼っておきますね↓
では、続きをお楽しみくださいませ~
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美味しい出雲蕎麦を食べた後向かったのは、芙蓉の花が美しく咲く竜頭が滝です
ン同
「綺麗ですね。」
「ちょうど見頃ですね。」
まるで竜胆さんと撫子ちゃんの訪問を歓迎しているかのようです
「よくそのヒールで歩けますね。」
竜胆さんが見るのは私の足元
「スニーカーを車に積んでなかったので。」
変わらずイズクエ中はハイヒールな私です
(そういえば昔、イズクエ中に私にinしていた山水がヒールで山道下る時にグキッて派手にねん挫した事があったあったなぁ。)
「あ、私、心臓の血管が人より少ないので階段上るのが苦手ですから、先にどうぞ。」
「では、先に行っていますね。」
元気に階段を上る2人を見送ります
(そうそう、山水がねん挫した頃はまだ体力あったからカバーできたけど、もう出来ない年齢だよなぁ…。)
(器の体力や体調ってもろに後ろに響くよねぇ。それだけ器と後ろは密接なんだろうなぁ。)
なので、どんなに巫力が高くて病気やケガが他の人よりはしにくかったり、早く治りはしますが、身体は大切にしないといけません。霊感も巫覡力もけして万能ではないのです、やはり限界はあります。
特に後ろの守護者の力は、器の力に比例するのかもしれません。それに器は後ろを育て氣で養う事も必要です。
強い守護者がつけばそれだけ氣は消耗します。氣が消耗すれば守護者も動きが鈍くなり、本来の力を発揮出来ない事もあるのです。
(氣もだけど、愛の深さと広さもね、必要。器が小さければ小さいものしか来ず、器が大きければ大きいものが来る。器って便利でよく現した言葉だわぁ。
竜胆さんも撫子ちゃんも、本当に器が大きいし、今後もさらに大きくなるんだろうなぁ…。)
ゆっくり上りながらも息切れし、途中で休憩を取りながら進む私は、そんな事を考えていました
「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます、大丈夫ですよ~。」
すごい人って本当に普通に優しいし、良識的で適度に腰が低い!
と、私は思っています
当たり前のことを当たり前にする、当たり前に出来る、それも意識せず自然に出来る、それが育ちの良さの最大の利点であり、一生物の宝だと思います
もちろん大人になって直す事や修正する事は可能ですが、人は意外とどん底の時と絶好調の時に本性は出るものです
どん底の時はまあ仕方ないよねとお目こぼしもいただけますし、そういう時だからしかたがないねと許されもしますが、絶好調の時はそうもいきません。成功してあの人は変わったよねと言う事もありますが、私は変わったのではなく、元々持っていた本性の一部が表れたのだろうなと思います。そういう時に器の大きさは測れますね。
どんなにいい人を装おうが、どんなにすごい人を装おうが、所詮金メッキ。いつか何かで剥がれてしまう事もあります
でも、金メッキも悪くはないと思うのですよ。それを誰に何と言われようが積み重ねていけば、いつかイミテーションだって本物を越える輝きや魅力を持てますから
それをそこまで持っていける努力と覚悟があればの話ですが、それもありだと個人的には思っています。
むしろそれをそこまで持って行けるのなら、それはそれでスゴイ才能ではないかと…
しかし育ちの良さや持って生まれた心根の素直さや豊かさ、愛情深さ、思慮深さは、そもそも純金なんですよね
金メッキがどうしても越えれないものがあるのも確かです。そして純金はそれが当たり前なので、それが如何に凄くて素晴らしいのかという事を気付かないのも事実です。
(素地が違う、うん、そう…。素地が違った上に育てられ方が違うのと、本人の努力の差よね…。)
器の大きさや巫覡力もまた、そんな違いでいつか大きな差となるのでしょう
「ここが一番今回案内したかった、竜頭が滝です。」
にっこり微笑みながら、滝に向けて手を伸ばして指し示します
「わ~、スゴイ!」
「気持ちいい~!」
「もっと水辺に近づきましょう。その方がエネルギーを補充出来ますから。」
近づいて、竜頭が滝の瀑布を浴びます
ぐんぐんと氣を吸い込んでいく撫子ちゃん
その背後、肩甲骨と肩甲骨の間から、ふーっと深いため息と共に山水が姿を現しました
『…疲れた……。』
ぽつりと呟いて、撫子ちゃんと私の間にしゃがみ込む山水
(お疲れ様。)
『ああ…。』
短く言葉を交わして竜頭が滝を眺めます
「氣の補充、300%って所ね。」
しばらく滝を眺めて撫子ちゃんを確認 十分に氣が満ちて、器の大穴も埋まったようです
「はい、久々に自分に戻れたという感じ。」
「またこんな風に氣を消耗してしまったら、滝に来たらいいですか?」
「そうですね、神社で駄目な時には滝に行ってください。滝の瀑布は氣をどこよりも生み出す場所です。なので、急速充電するにはピッタリだと思いますよ。
私も山水も、他の守護者たちも、氣を消耗し過ぎるとここへと来て補充しますので。」
「愛知から行ける滝、探さないとね。」
「うん。」
大きな龍という存在もまた力満る場所、それが滝であり、流れ落ち辺りを白く染める瀑布。
それは水滴の一つ一つが神社一社にも匹敵する程の氣を持ち、一瞬で来た者の器を満たす事でしょう
(瀑布の別名が龍(竜)湫というけれど、大きな力を表す龍を満たし、また龍を生み出す場所、まさにって感じだよね。)
やはり自然は偉大だと感じて頷き、しばらく龍湫を浴び続けていたのでした
続く~
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