『どんな恋も全ては磨きあい。
本物の伴侶はね、出逢って磨き合うんだ。
最初は何か違うなということも、お互いに磨きあって角を削り、ぴったりにしていく。
そう、実は人生で出逢う全てが本物になる可能性を秘めている。
本物じゃないと軽く済ませるか、本物だと信じて磨き合うかは君たち人が決めればいい。
自分にとっての本物に成りうる可能性の高い者に心惹かれるのだから。
投げ出さず、最後までもがけばいい。
想い続ければいい。
その想いは、君を磨き、耀かせ、遠く離れた者を引き寄せるだろう。
ただ嘆き悲しんでいてはいけない。
人生はいつでも花開くのだから‥‥。』

皇子、本当にいいこと言うね


そう、恋の花は幾つになろうが咲くのよ

咲き方は、桜の花も年によって咲き方が違うように、恋の花も違うのだけど、いつか、三分でも、五分でも、八分でもなく、満開の花を咲かせるの

満開の花を咲かせるその時まで、十分に栄養を蓄えればいい。

時がくれば、黒柏は鳴き、

春の訪れを告げる。

だから、その時まで待っててほしい。