おはようございます、沙久良です
千葉会の続きを予約記事にて更新です
おぎゃりんさんのマンション最寄駅へと到着し、荷物を置きにマンションのゲストルームへと案内されると、それはそれはゴージャス&シックな広々なお部屋で皆で感嘆の声が上がる
「ここに住みたい~!昨日までのツインルームの倍はある~!」
いや、お風呂やトイレ、玄関を入れると3倍かも!?それで宿泊が超格安でびっくり!
晩ごはんはお昼を食べ過ぎたので軽めにしようとモスバーガーへ
肉がやたらと食べたかったのですよ
これを食べて、テイクアウト専門の焼き鳥屋で何本か買って、スーパーでローストビーフなどを買って、またゲストルームへ。
千葉会、お昼から数えると3次会の始まりです
その3次会で、酔っぱらったアマヲに誰かが時々inをしながら、『巫力読み解きセッション』の原案が出来上がったのです
「祐帆さんの後ろ、清流さんとかは分別は出来ないんですか?」
と、アマヲ
「う~ん、おそらく一発で視抜いてはいるけど、教えてはくれないなぁ。」
「そうなんですねぇ。そっかぁ…。」
「私も分類分けはある程度は出来るけど、それを直ぐ伝えてお客様が納得するかどうかは別だし、言ってすぐ過信してもらっても困るし、色々過去の出来事などを聞き出して繋ぎ合わせていきたいなぁ。」
「うんうん。」
ワイングラスを手の取り、ぐいっと呑むアマヲ 私もつられてお酒を呑む
ふと、鏡に映った自分の姿を見て驚く
「やだ、私、超男前!」
「ずっと男前ですよ~。」
いつから半分O氏inだったのか記憶がない
最近めっきりお酒が弱くなったアマヲ、その酔いが回り、
「巫女講座に行かない理由は、知りたいことを十分知れないからです~。
だってこの人、自分が知ってる知識を100倍…いや、1000倍にも薄めたエッセンスでしか情報ださないんですよ~!
この人、本当は凄いのに、それを出しもしない~!
その上、線引きしっかりしてるから、この値段ならこれっくらいまで薄めちゃえって、薄―――――っくしてから教えてるんですよ~!」
と、気づけば半分神代の侍女巫女inで半泣きで話し始める
「あ、ばれてた?だって、濃い情報が必ずしも人にとって良いとは限らないじゃない。原液だと人が融けて蒸発しちゃうかもよ?」
あははと笑って誤魔化すが、アマヲはさらに話を続ける
「だからこの人、雑談で情にほだされてつい言っちゃう事があるのね。」
「あは、そうね。いやぁねぇ。」
笑って誤魔化しながらも、私の座り方は男前。
「大王(おおきみ)~!いつまでも祐帆さんの真似してもバレバレですから~!」
「え?そんなことはないわよ?」
うふっと首をかしげながら座って広がった足を閉じて斜めにする
「祐帆さんはそんな女子アナ座りはしませんから。」
「…そうだな。」
日本酒をあおり、一人掛けソファーに片足を立てて座り直す
「大王、それって休日のお父さんみたいですよ~。」
「いいの、もう仕事終わったから。それにしても、INDEVIのパンツスーツ良かったなぁ。」
「そうですね、あれは祐帆さんに似合いそうですね。」
「うん、似合うな。」
そうデレッとした顔で言った後、急にすっとした真っ直ぐな目線になり、遠くを見た
「…薄めて伝えるのはさっきも言った通り、人にとって原液がいいとは限らないからだぞ。
祐は私が2500年かけて最適な血を組み合わせ造った器だ。そんな器だから耐えれるんだ。」
「そうなんですね。じゃあ、祐帆さんの妹さんや従姉さんは?同じ血筋でしょ?」
「同じ血筋が全部祐の様な器になるとは限らぬ。」
「う~ん、それもそうですねぇ。」
ちょこんっとソファーの腕を置く辺りに、両手を置いて見上げるアマヲ巫女侍女が可愛い
「…INDEVIのパンツスーツいいよなぁ。うん、いい。」
そんなアマヲをほっぽいて、INDEVIのパンツスーツを着た私を想像してニヤニヤするO氏
「大王~!」
話を逸らされ、聞いてもらえぬ事の不満を訴える呼びかけだったかが、それも妄想中のO氏にはまったく届かずでして…
「なんかコントみたいで面白いですね。」
初めてその様子を見たまきさんは、目をキラキラとして楽しげに見ていた
「そういえばまきさんがご飯食べれなくなったの、あれって巫女修行みたいですよねぇ。」
ふいに、O氏から身体を返されて話し始める私
「え!?そうなんですか!?」
「うん。私ももう8・9年近く前だけどあってね、食べれたのは玄米と塩とタレをかけない納豆だけだったな。」
「あ!タレをかけない納豆食べてます!好きです!」
「じゃあ、そうなんだよ~。食べれなくて辛かったかというと、そこまで辛くはなかったのよねぇ。食べれる物以外食べると胃に激痛が走るし、なにより食べれる物がめっちゃ美味しく感じてたしね。それに、たま~に山水の目を盗んで、清流くんがサーティーワンアイス食べさせてくれたし。
食べれなくなったのイズクエの時だよね。」
「はい、そうです!イズクエ初日にはもう食べれなくなってました!」
「じゃあ、イズクエがまきさんの巫女力復活の合図だったんだろうなぁ。前世に触れる何かがあると、それで発動するから。タンタンの時は巫女力を復活させる為の期間はきつかったわぁ。ヒロヒロ姉ちゃんも、娘のマホちゃんもだわぁ。
そう考えると、まきさんの巫女修行期間の食事制限って緩いよねぇ。だってなんでも食べれるけど、ただお腹いっぱいになって量が食べれないだけなんだもん。」
「わぁ~、本当だ~!」
「それに、まきさんは初めての憑依体験コントロールできたでしょ?」
「はい、出来ました!それに最後昇っていく姿、とっても綺麗でした~。」
「うん、綺麗だったね。」
「それって、アマヲさんよりもまきさんの方が巫女力が強いってことですか?」
と、えるふぃーるさんが尋ねる
その質問に、じっとアマヲ巫女侍女と顔を見合わせ、
「いや~?」
「違います…ねぇ…。」
と、2人でほぼ同時に答えた
「アマヲとまきさんでは憑依している者の大きさが違うから比べられないなぁ。
まきさんに憑依したのはどんなに悪霊化してても人の霊。けど、アマヲにinしてるのは位は低くても神様だからねぇ。タンタンもだけど、inした容量で記憶があったり、コントロールが出来たりもするみたい。私もそうだなぁ。
けど、それもお互いの許可があるからスムーズなのね。許可がないとスムーズじゃないの。
神をinする、つまり降ろすって、人の肉の器が見合った大きさがないと壊れちゃうの。壊れる状態が精神崩壊かな。なので、降ろせる時間の限度はある。
旧型のパソコンに要領の大きいものインストールしちゃうとパソコンが固まったり、壊れたりするのと一緒かも。それか、超小さな容器に無理やり入れられるようなもんだから、痛いし、苦痛だし、怒りも覚えるだろうし、神様にしたら拷問よねぇ。
だからこそ、器を清めて大きくする修行が必要なのね。
けど、器を大きくする落とし穴は、神様も降ろせるけど、それとは相反する存在もそれ相応に大きなモノが憑依しやすくなるの。霊感が強いからとか、護りが強いからそういったモノは絶対つかないとか思ってる人も多いけど、それは違う場合もあるのよ。
単に、憑くほどの価値もなければin出来る器もない、要するに使えないから憑かないだけって感じね。
ただ、器が大きくなくても、人って時々欲張りでしょ?
欲自体はいいのよ、それをどう使うかだから。
けど、時に人を蹴落としてまでとか、自分だけが得をしたいとか、必要以上に欲が強すぎて身を滅ぼすことだってあるじゃない。そういう良くない強欲さってのもある意味良くない器になりうるのね。
負の器とでも言うのかな。負の欲望が大きな負の存在と合致すれば、それこそそういったモノによって身を滅ぼすことだってあるわ。それも些細な切っ掛けから。
だから人はどんな事でそういった事に陥るか分らないし、陥っている人はけして他人事ではないの。私ももちろんそう。
結局の所、巫女力って精神力で人間力よねぇ。心の器を大きくするしかないんだわ。重々気を付けてね。」
そう言ってまた日本酒を呑み、過去出会った中でそういった負に陥ってしまった人たちの顔を思い浮かべた………。
気づけば、祐華さんの終電の時間が近づき、祐華さんをおぎゃりんさんが駅へと送って行く。
その後ろを、おぎゃりんさんを護る大きなハスキー犬のような、グレーと白の犬が尻尾を振りながら追いかけていく その姿が微笑ましい
「雨が強く降ってきましたけど、台風近づいてきたんですかね?沙久良さん、明日の飛行機大丈夫ですか?」
祐華さんを送って、おぎゃりんさんが帰って来た
「うん、多分後ろが何にも言わないから大丈夫かなぁ。」
TVをつけて台風情報を確認する
「台風情報のね、天気図を見ないと上手に台風をずらせないのよねぇ…。こういうルートで早く通過してくれるか、それか、こういうルートで遅くなってくれるか、いっそ進路をこれっくらい変更してくれるといいんだけど。」
と、言いながら天気図の台風に両手を近づけながら、大きく動く私
「それで台風をどうにかできるってずごいですねぇ。」
「そう?えへへ~。
出来れば一番被害が少ないルートを通ってほしいけど、やっぱり神様が活性化していない土地ってどうしても被害が大きくなるんだよなぁ…。全国各地、昔の国で神々を奉り護る巫女なり巫が覚醒してくれたらいいんだけどねぇ…。北海道と沖縄は国が違うからどうなのかは分らんけどね。」
そう思うと、アマヲが言っていた形をセッションにし、少しでも役に立てるのならそれが一番いい あくまで巫女なり巫なりの覚醒の切っ掛けだけど。
「アマヲは三内丸山遺跡に行ったら完全覚醒するかなぁ?けど巫女力って100%覚醒したからOKじゃないのよねぇ。100%覚醒してスタートライン。そこからさらに進化し続ける必要があるからね。」
「三内丸山、来年行きますか。えるふぃーるさんもどうです~?」
アマヲも気づけばアマヲに戻っていた
「じゃあ行ってみようかなぁ。」
「行きましょ~!そして青森の巫女になりましょうか~。あ、もう一つ地域があるから、もう一人青森巫女を探さねば~。」
「その内見つかるんじゃないの?」
もう後ろは色々選んでいるのだし、準備は出来ている。ただその人と巡り合える日を待つだけだ そしてまたお酒を呑んだ
0時も近くなり、えるふぃーるさんと菫嬢、まきさんの終電の時間が近くなる。えるふぃーるさんと菫嬢は同じ路線、まきさんは違う路線なので、おぎゃりんさんとアマヲ、そして私はまきさんを見送った。
歩きながら、やっぱりO氏は、
「INDEVIのパンツスーツいいよなぁ。うん、いい。」
と、言い、
「そうですね、大王~。いいですねぇ~。」
と、アマヲが相槌を打っていた
部屋へと戻ると、酔っぱらったアマヲがソファーに横になって寝ようとするので、先にお風呂に入らせる。続いて入って上がると、案の定アマヲはソファーで寝ていた
「アマヲ~、風邪ひくからベットで寝なさ~い。」
「はい~…。」
ずるずると身体を引きずるようにしてベットに行くアマヲ、中途半端にベットに身体を乗せて寝ようとするので、
「ちゃんとベットの中央に上がって寝なさい。」
「はい~。」
またズルズルとベットを這い上がり、中央付近で動かなくなる
その身体に布団をかぶせ、一人台風情報を見てベットへと向かう
(今夜こそ、ベット真ん中で寝る!)
そう心の中で言いきって、電気を消して眠りについたのだった
続く
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