注意:櫻葉小説です。



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side 雅紀




そこから2人とも
ものすごく協力してくれるようになった。


「結構、頑固なまーくんがそこまで言うんなら全力を尽くす。その代わり、俺らの言う通りにやってもらうよ?」


「なんでもする。もうこれは、人生をかけた恋だから。」





最初に2人が言ったのは
松潤へカミングアウトすることだった。

俺は、あれ以来、櫻井先輩が褒めてくれた 「どんな仕事でも、目の前の仕事を一生懸命やる」スタンスをとことん突き進んでいた。その甲斐あって営業部に配属されていた。
対して
松潤はたまたま企画開発部へ異動になったばかりだった。

同じ会社で、しかも同じ部署の人のことを俺が好きだと打ち明けるのは
ものすごくハードルが高い。

でも2人がどうしても松潤に協力してもらうべきだと言うから
とうとう SK Cafe&Barに呼び出した。



何度かここにも連れてきていたため
もう3人は顔見知りにはなってた。



その状態で打ち明けると
松潤は
俺が男性を好きだということや
同じ部署の人を好きだということよりもまず、


「んーーー……よりにもよって櫻井先輩かぁ〜」

と言った。




「あの人は本当に噂通りの仕事人間………
いや、………噂以上の仕事人間なんだよ。
一切、隙もない。
どんな人が告白しようが関係ない。
興味があるのは仕事1点のみ、だからな」


「だよね……やっぱり……」


ニ「そんなに手強い相手なんだ?めっちゃ上級者向けじゃん……
まーくんなんてただでさえ、恋愛に毛が生えたぐらいしか経験のない初心者なのに……」


大「言い方」


「どうしたら………」


松「でもなあ………俺、最近ちょっとだけ怪しんでるんだよな。もしかしたら櫻井先輩、 康介先輩とこっそり付き合ってるんじゃねえか って。」


雅「え………」



ニ「まーくん 良かったじゃんー!」

「良くないよ!!!!!」

ニ「櫻井先輩も、恋愛対象として男が大丈夫ってことだろ!」

「あ……まぁ……そうとも言う……かな…」

大「5年も忘れられないんだからさ?もう怖いものなしじゃん?ポジティブに行こうよ。」

ニ「それそれ!」

松「俺も協力する!」

「ホント?」

松「うん」

「ありがとうーーーー!松潤ーーー!」






松「俺さ?やるなら徹底的にやりたいんだけどいいかな?」

「え……なにを……?」

松「見た目!!!」

「えっ?!?!」

松「元の顔はよく見るといいんだからさ?今ドキの超絶イケメンに、変身させるわ!」

「えーーーー無理無理無理無理っ」

ニ「松潤!それはぜひぜひ!よろしくお願いします」

大「これまで何度も俺たちも言ってきたんだけどまーくんが頑固でさ。その見た目から一切変えなかったんだよ」

ニ「この人 、人見知りが激しいからさ?
新たな人に話しかけられたくなくて、(笑)そうするとどんどん前髪が長くなってきて、今ではもうメガネと前髪でほとんど目も鼻もよく見えねえ顔になっちゃってるからねwww」


松「任せろ!」


「えええええーーーーー!!!!!」







こうして俺は
あの時の、はいだくんではなく……

今の
相葉くんに生まれ変わったんだ。