〜 side 翔 〜
広場に広がる笑い声……。
「はははっ」
「んははは!」
いよちゃんの笑い声がずっと響いてた。
俺もファイブもそれが嬉しくて
かなりフリスビーで遊んだ。
「はぁ、はぁ、ファイブ、ちょっとタイム!水飲もうか!」
「ワンッ」
ファイブと一緒にいよちゃんと大ちゃんのほうへと戻り
ファイブに水をあげてから俺もペットボトルの水をがぶ飲みした。
大「ずいぶん遊んだね?少し休憩しなよ。」
翔「うん。そうだね」
……風が気持ちよかった。
たくさん運動して
たくさんいよちゃんも笑ってくれて
見守ってくれる大ちゃんがいつも通りいて。
選手としてサッカーはもう出来なくなったけど……
こんなふうに
運動して笑い合える事がまだ出来るんだな、と思うと、不思議と爽やかな気持ちになった。
ふと見ると
ファイブがいよちゃんの膝の上に顎を乗せるようにして休憩してる。
いよちゃんはファイブの頭を優しく撫でていた。
《笑ってるイヨ、めっちゃかわいいぞ?
ちょっとずつでもいい。笑顔を取り戻していけよ。》
《ちょっとずつでいいぞ?……な。イヨ。》
ファイブの優しい声が流れてくる。
この時間が
すごく温かで俺にとっても愛おしくてたまらない時間だった。
……どのくらいそんなゆったりした
休憩時間を過ごしたんだろう?
15分くらいかな。
すると大ちゃんが
「いよちゃん、そろそろ上着を羽織ろうか?風が出てきてるから。」
そう言って
いよちゃんのほうへ近寄った。
ファイブは
スッといよちゃんから離れて大ちゃんにいよちゃんを預けるようにする。
俺はその隙にファイブを捕まえた。
顔の横を優しく撫でながら
ファイブをドアップで見て
「フリスビー楽しかったな!」
話しかける。
「俺たち一向に上手くならないけどwwwファイブと遊ぶフリスビー、すげー楽しいよ。」
《……お、俺も///
ていうかお前、アップがマジ、イケメン。》
そしてファイブを撫でながら
ふんわりと抱きしめた。
「いよちゃんが笑ってくれるの……ファイブのおかげだよ。ありがとう。」
ドキューーーン!
ファイブの心臓が跳ね上がるのを感じた。
「ファイブ。大好きだよ。」
《よよよよよせやい!////
俺も好きだ///けど……照れるってば!》
www
ファイブの反応が
いつもみたいなしっかり者の反応より崩れてて……
かわいくて、笑えた。www
しっぽが千切れそうにMAXフリフリしてた。
《やべー!///喜びがしっぽに出ちゃうーーーっ!鎮まれよしっぽーーーーーっ
翔にバレちゃうだろーーーっ》
………ホント
ファイブが
かわいくて、ほっこりした。www