注意:櫻葉小説です。



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side 雅紀





でさ、また会うんだよね。

後から知ったんだけどおじさんの仕事は水と日曜日が休みだったんだって。
だから
ほぼ毎日公園に行ってた俺らと
週2で会うんだよね。



なんかもう普通にいるの、あの人。
休みも公園に毎回来なくてもいいのにねwww




その日もさ、竜也とえみり連れて公園来てて……

で、えみりがさっそく『翔にい見てー!』って始まって。

はいはいって見ながら、『今日はなに?』って聞いたら、なんか小さい花持っててさ。

『これかわいいでしょ!』って。

『どこで見つけたの?』って聞いたら、『あっち!』って指さすから、はいはいってそっち行って。




で、竜也はその間にもう別のとこ行こうとしてるから、『お前ちょっと待てって!』って止めて。





ほんと毎回同じ…。




で、ちょっと落ち着いたとこでさ、ふと見たら、あのおじさんまたいて。




しかも今度はベンチでなんか袋いじってて。

で、案の定、うまくいってなさそうでさ。

いやほんと、毎回なんかやってるよなって思って。




で、なんとなくそっち行ってさ。

『なにやってんの?』って聞いたら。

『あ、えっと…』ってなってて。




見たらさ、袋の結び目ほどけなくなってて。www



いやそれ、普通に開けにくいやつだなって思って。

『貸して』って言って受け取って、ちょっと引っ張ったら普通にほどけて。

どっちが大人なんだか……www



『ほら』って返したら、『あ、ありがとう…』って。




……いやほんと、三人目の弟って感じだった🤣






で、竜也がさ、『なにそれ!』って寄ってきて中見ようとするから、『勝手に見るなって!』って止めて。

えみりはえみりで『翔にい見てー!』ってまた来るし。

はいはい今行くって言いながら、全部同時にやって。





で、ちょっと落ち着いたとこでさ。




おじさんのほうから、『よく来るの?』って聞かれて。

『うん、だいたい毎日』って答えたら、『そうか』って。

それだけなんだけどさ。






なんか前より普通に話してきたなって思って。
仲良くなった感じが勝手にしたんだよなぁ。





で、『あの子たち、弟と妹?』って聞かれて。




『うん』って。





『えらいね』って言われてさ。





いや別にって感じで、『まあ普通だよ』って返して。




そしたらさ。





『普通じゃないよ』

って、ちょっとだけ真面目に言ってきたんだ。





ーーー翔ちゃんは
その時だけ
ちょっと飲み込むようにして言った。

きっと……
その言葉は胸に残ったんだろうな…って。
聞きながら思った。






でもそのあとすぐ、なんも言わなくなってさ?
また袋いじってて。www




いやもう、なんだそれって感じでしょ?




だから『ほらそれまたなるからちゃんと閉めときな』って言って。

『あ、ありがとう』ってなってて。




で、
竜也がまたどっか行こうとして、『お前そっち危ない!』って回収して。


「えみりが『翔にい見てー!』って来て、『はいはい今見るって』ってなって。




………結果、いつも通り。www







で、帰る時間になってさ。

『そろそろ帰るぞー』って言ったら、案の定『やだ!』ってなるから、『じゃああと一回な』ってやって。

……で、強制終了して。




帰るときにさ。




おじさんが『またね』って言ってきて。




だから『うん』って返した。





『またね』がね
ぜんぜん違和感なくなってたの。

なんかもう普通に、いる人になってたかなぁ。