注意:櫻葉小説です。



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斗「なぁ……流星……このままでいいのかよ……」

流「どういう意味だよ。」

斗「相葉はあれ以来、ずっとカフェのドアの前で待ってんだぞ?」

流「………」

斗「学校前に朝早くにカフェに行って待って、学校終わってから夜遅くまで…
毎日カフェの前で座って待ってるんだぞ…外なのに何時間も………。」

風「………」

斗「雨の日も風の日も……。
潤さんか、その他の誰かに会って話をするんだと……。翔が来るかもしれないし、って。
もう二週間……ずっとそうしてる。」

流「……だからなんだよ…」

斗「……本当の事を、相葉に教えてあげたほうがいいんじゃないか?」

流「言えるかよ…
それより2人共相葉に早く諦めるように言えよ!」

斗「……毎日待ってる相葉を見てらんねぇよ!!!翔さんに会えると信じてる相葉をもう見てらんねぇ!」

流「だからって言えるかよ!
母親を亡くして心に傷を追った相葉に言えねぇよ!……翔さんが今、……生死を彷徨ってるなんて。医者からは…もう覚悟してくださいなんて言われてるんだぞ!」

斗「……そうだけど……」

風「本当の事を言うべきか
言わないべきか……
俺にもどっちがいいのかわかんねぇ。
だけどこれだけは言える。」

流「………」

風「相葉はどっちにしても翔さんを諦めることだけはきっと無い。」

流「………っ」

風「それほど本気の恋をしてるんだ。」

流「……だったらなおさら……
せめて翔さんの容態が命に別状はないところまでいかないと……
俺は、今は伝えるべきじゃないと思う。」

風「流星……
でも…考えたくないけどさ…もしもの時……相葉が死に目に合わないのはかわいそうじゃないか?」

流「そうなった時は一生、隠す。
教えなくていいよ。この先も。今も。」

斗「じゃあどうしたらいいんだよ?このまま毎日カフェに通う相葉をみて見ぬふりすんのか?!?!」

風「こんな状況で思うことは……
自分たちの無力さを感じるだけ、だ…」

斗「いや。きっとあるよ。俺たちにできることがまだきっと……。」

流「斗真……。」

風「そうかな…」

流「そうだよ。あるよきっと!それを考えよう?探そう?」

風「……わかった。」

流「うん。そうだね。」






………数日後






斗「俺等にできること考えたんだけど……」





流「……なるほどな…」

風「そうだね」

斗「それくらいしかねぇかなって。」

流「……うん。いいと思う。」

風「そうしよう。」






斗「翔さんの意識が戻ると信じて……
その後、相葉と翔さんがみんなに祝福されるように。」

流「一緒に事故ってしまった青ちゃんのケアをしておくってことだね。」

風「うんそうしよう。
青ちゃんを庇って事故にあった翔さんが意識戻らないんだから……
青ちゃんは心を痛めてるよね。」

斗「みんなで毎日青ちゃんに連絡をして……、青ちゃんを元気付けよう。」