注意:櫻葉小説です。



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「はい。これ。」

「は?」



俺たちが注文をする前に、翔が持ってきたのは、カットされたキウイフルーツの盛り合わせ。


「なにこれ?頼んでねぇけど?」

「注文はこれでしょ?雅紀好きかなぁと思って。」

「は??????」

「え?……好きじゃない?」

「別に好きでも嫌いでもねぇよ!」

「だってほら…緑がなんとなく似合うし。」

「「「ぶーーーーっ」」」

「てめぇら!笑うんじゃねぇ///
緑が似合うからってキウイ出すのおかしいだろ!」

「緑が似合うのは否定しないんだ?」

「否定するわ!!!!!」

「あ、否定するんだ?」

「するわ!!!!!それもおかしいし!だからってキウイもおかしいかんな!」

「ぜんぶ否定?!反抗期?!」

「てめーこそ押し付け魔かよ!!!」

「押し付け魔って?通り魔の仲間?今そんな言い方流行ってんの?」

「流行ってねぇーわ!」

「とにかく甘いもの苦手かなぁと思って。」

「俺はスイーツ男子なの!甘いもんばっか食うから!!!」

「えっうそ!そうなんだ?!?!」



本当に驚くような、意外なような顔をして俺を見る翔。

周りのやつらは、俺と翔のやり取りにずっと笑っている。

「まぁいいから食べろよ。サービスだから。潤の切ったキウイは絶品なんだぜ?」

「お?サービスなんだ?それを早く言えよ。つーか誰が切ってもフルーツの味は一緒だろ」

「出したのが俺だから、なおさら絶品だから」

「誰が出しても一緒だっつーの!!!
もういいから早くあっち行けよ!!!翔!!!」

「はぁ〜い」





翔が向こうへ行くと、みんなが俺を見る。

「///…なんだよ」

斗「相葉と翔さんって、めちゃくちゃ気が合うな?」

相「ちょっ、…///」

風「気が合うっていうか?いいコンビ?」

相「どこが!!!」

流「出会ったばっかなのにさ?よほど波長が合うんだな?」

斗「それそれ!」

相「うるせー!てめーら!はやくメニュー選べ!!!!!」





そうしてやっとメニューをそれぞれ選んだ。

注文をするため、例の流星が恋している店員さんを呼び、メニューを伝えると、流星はもう天にも昇るような顔の腑抜けになった。

俺たち3人は普通のケーキにしたけど、風間だけ、特盛パフェを注文した。



「お待たせしました」



例の店員さんが持ってくるから、いちいち流星は腑抜け顔になる。(笑)


風「すげー!でけぇー!」

斗「うおー!すげーな!」

相「うまそ!」

風「相葉!悪ぃけどそっちから写真撮ってくれ。」



風間の向かい側に座っていた俺に風間が頼むから、自分の携帯を出して何枚か撮っていた。



「貸してみ?」



翔がやってきて、すかさず俺の携帯を奪い、特盛パフェを撮ってくれる。


「こう見えてもプロなんで♪」

風「まじっすか!あざーーっす!相葉!後で送ってくれ!」


撮ってくれたはいいが俺の携帯を奪ったまま返そうとしない翔。


「おい!携帯!」

「ちょっと待って?」



そう言うと
ポケットから自分の携帯を取り出し、俺の携帯も操作し、勝手にライン交換した。


「はい!これでLINE友達な!」

「何勝手にしてんだよ!!!」

「あ、だめだった?!だめならすぐ消すけど…」

「だめじゃねぇけどマジうぜぇ!」

斗「だめじゃねぇんだ?」
流「俺も思った。」
風「俺もー。」

「てめーらうるせー!
ってゆーか、翔!てめーいっつもこんなやり方でオンナを引っ掛けてんのかよ!」

「いや。こんなこと初めてやった。」



「……ぐ…もやもやもやもやもやもや




俺は何も言い返せなくなり
大人しくなると翔はニコニコしながら奥に戻っていった。



斗「………なんか…」

相「なんだよっ💢」

流「………うん、なんかね…」

相「だからなんだよ!!!!!」





斗「あんたら2人……妙にかわいいな…」





相「どこがじゃーーーぃ!!!!!💢」





翔のせいで
もうわけわかんねぇー!