注意:櫻葉小説です。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



磯の香りが漂うこの街も

朝は

行き交う車や人が忙しなく動き
一日の始まりを露呈してる。


でも
そこには
誰もが足を止めることもなく

見向きもされない街路樹。


そこに植えられているのはまるで意味をなさないように……
そこに植えられているのはまるで邪魔なだけなように……




俺は街路樹と同じ。





意味がなくて邪魔。






何のために生まれた?
何のためにここにいる?

だったら俺が逝けば良かったのに………

おふくろと代わってあげられたら良かったのに………



真剣に悲観してるわけじゃない。

ただふんわりと
そう思う時があるだけ………。










斗「相葉」

「相葉」

「相葉ぁ〜」

「なんだよ」

「さっきから呼んでるだろ?何ぼーっとしてんだ?」

「悪ぃーかよ」

「今日どーする?マドンナはるかっちの授業は3限目だぜ?それ終わったらバックレる?」

「お!♡はるかっち、3限目なんだ?!やったぜ!今日は谷間、拝めるか?!」

「どうだろ?朝見かけてねぇ~な。今日のはるかっちは谷間の見える服着てっかな?!!!おっぱいモミモミしてぇー!」

「谷間に顔うずめて匂い嗅ぎてぇわ〜」

「もー!相葉クンたらえっちぃ〜〜〜」

「お前が先にモミモミしたいって言ったろ!」

「顔うずめるほうがいやしくない?」

「同じだわ」





「な〜?風間も3限目終わったら行くだろ?」

「相葉が行くんなら行くわ」

「流星も行くよな?」

「もっちろ〜ん!」

「3限目まで長ぇーな!俺寝てるわ!」

「そこで寝んなよ斗真!あっちいけ」

「つれないわ〜〜〜〜相葉ぁぁぁー」

「くっつくなって!俺だって寝るんだわ!お前がくっついてたらはるかっちのおっぱいの夢見れねぇだろ?!」

「相葉はいいじゃん!女取っ替え引っ替えしてるんだから!」

「はるかっちは別格!!!」

「あ!先週ナンパした女と寝た?」

「あ〜あれは寝たけどダメだったわ。相性悪い。ぜんぜんアンアン言わねぇの。先月の女のほうが感度良かった」

「もぉ〜〜〜〜〜羨ましすぎるぅーーー!相葉ばっかズルい〜〜〜!!!俺もドーテイ失くしたい〜〜〜〜〜!」

流「斗真イケメンなのになんで女できねぇの?」

「それはこっちが聞きてぇよ〜〜〜〜」

「うるせぇからだろ?」

「相葉ひでぇー!てめーもだろーが!」

「あひゃひゃひゃひゃ」





俺達はいわゆる問題児で………





サボりや反発が日常茶飯事だった。






俺はいつの間にか、こいつらのリーダーみたいな感じになっていて
いつの間にか
学校中知らない奴はいないほどのワルだと噂され……

生徒にはもちろん、
教師からも近寄る事もされなくなった。




田舎なんてそんなもん。。。





大したワルでもねぇのに

ちょっと噂が立つだけで怯えてくる。

でも別にそれでいい。

楽しけりゃなんだっていい。

楽しんでさえいれば………

まるで意味のない俺の存在も
少しはマシな存在になる気がするから。

ただふとした時に思うんだ。

自分自身がうぜぇ、って。

うざくて頭痛くなる………。








アイツに会うまで俺は………

そんなしょーもない奴だった。








「つまんねぇー顔してんな?」







初めて会ったアイツは……


俺にそう言って笑いかけたんだ。











*******************



はるかっち先生は

おっぱいバレー的な感じの
女優、綾瀬はるかさんイメージです。
(私の大好きな女優さんです)