注意: 
こちらは櫻葉小説です。苦手な人は回避してください。


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side M




必死に誘った。



あの時も必死だったね?

でもあの時みたいな死にものぐるいで誘うのとは違う。

しょうちゃんにも愛を伝えたい。

こんなに、こんなに、愛してくれて
俺を救ってくれたしょうちゃんを

俺も幸せにしたい。





だから愛が伝わるように






名の呼び方と
メッセージカードの導きを言葉にして
誘った。






しょうちゃんに揺らされる中で……


しょうちゃん……


ありがとう


あいしてる


だいすき





何度も何度も言葉にして伝えた。







太陽の似合うあなたは

いつも

太陽の場所へ俺を連れてきてくれたね。






あの日無理やりあなたに抱いてもらった日も。

あの屋敷のトイレに閉じこもって出られなくなったあの日も。

退院したあの日も。

トラウマと格闘してもなかなか抜け出せなかったあの時も

今日叔父さんと和解できた時も





いつもいつも………

暗闇に入りそうな俺を

太陽の場所へ連れてきてくれたのは

しょうちゃんだけだった。






「ぁあっ…、んぁあっ…、しょ、…ちゃ…あァあっ……だいすき…、んぁあァっ…」






その日

何度も抱かれた。

何度、達しても

俺の方から『もう一回』とねだった。

出る白濁が自分でも愛おしいと思った。

しょうちゃんだけにしか出さないその白濁。

俺の大事な大事な白濁だから。








幸せすぎて涙が溢れて

幸せすぎてキスがやめられなかった。







大好き。




大好き。




しょうちゃん……大好き。





俺の人生は

バラ色みたいに幸せ。

辛いこともあったけど

すべてはしょうちゃんとこうなるためだったんだ、って思えるから。




だから

嬉しくて幸せ。




「ありがとう」





意識を飛ばす前

もう何度目かわからない『ありがとう』を
しょうちゃんに

伝えてから

幸せな眠りについた。






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これまで
『太陽の似合うあなたへ』を読んでくださりありがとうございました。

明日で最終回となります。