注意:
こちらは櫻葉小説です。苦手な人は回避してください。
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side M
コンコン
使用人「失礼します。」
ガチャ
「えっ……」
使用人「葉月様、央樹さまがお部屋に来るようにと。」
「えっ……な、んで?…、」
使用人「『なんで?』とおっしゃいましても……いつも通りでございますが?」
「だって今……なんか大変なんじゃ………
外から声とか聞こえてるし……」
使用人「わたくしに聞かれましても分かりかねますので、央樹様のお部屋に行かれて ご本人に直接お尋ねくださいませ。
では参りましょう。」
「ぅ………」
どうして部屋に………?
今この綺鳥家が大変な状況の中、
いつもみたいに手 コ キ を強要するとは思えない。
もしかして俺が、部屋を抜け出して地下に行き、脱出しようとしたことがバレた?
廊下を出て進むと
俺の護衛でニノさんが後ろをついてきてくれてた。そこに安心をする。
ドキドキ……ドキドキ……
バレてたらどうしよう……
確実に津和矢に報告される……
コンコン
使用人「失礼します。葉月様をお連れしました。」
秘書「葉月様どうぞ。」
ゴクッ……
ドキドキ……
中に入ると当然、央樹がいた。
央樹「護衛の者に葉月の部屋で待つように伝えろ。」
秘書「かしこまりました。」
央樹「それから俺が出るまで入ってくるなよ?」
秘書「ですが央樹さま……今は大変な時で……」
央樹「外の抗議デモは鬼面組に任せてある。もう俺も今日は朝から働きっぱなしで疲れたんだ。30分でいいから休ませてくれ。30分くらい抗議デモがどうかなることもないだろ!」
秘書「ですが央樹さま!みんな外部漏れをしないように必死に対策をしております!」
央樹「分かったようるせえな!じゃあ20分でいいわ!とにかく出ていろ!護衛のものも近づけるなよ?」
秘書「………ぅ……かしこまりました。」
バタン……
秘書さんが出てドアが閉まると、央樹はわざわざ鍵を閉めに行った。
う……うそでしょ?
こんな状況なのに性的なことをするつもりなの?!
「あ……あの………」
央樹「葉月………さっきまで何してた?」
「え………」
ギクッ………
気付いてるの?
「あ……、外が騒がしかったですけど……
今日は車酔い……も、したりしましたので 、……食後はずっと部屋で寝てました。」
央樹「へぇ………早く俺に会いたいなぁって寂しくなってたかな。」
ホッ……
気づいているわけじゃなさそう……よかった………
央樹「おい……ベット行くぞ?」
「えっ!!!!!でも!」
央樹「ほら来いよ」
「でもこんな状況………っ!」
強い腕で引っ張られ、引きずられるようにしてベッドに投げ込まれた。
央樹「知ってるか?人間ってのは
トラブルが発生すると子孫を残さなきゃっていう本能が強まって、性欲が高まるんだぜぇ?」
「いやっっっ……!」
「は……?」
「来……るな…っ」
「おいどうした?いつものように俺の チ ン ポ を手で、うまぁ〜く可愛がれよ?」
「やっ………っ!」
ベッドの端っこに逃げ込んだ。
央樹に触るのも触られるのも猛烈にイヤだった。
全身が震えてくる。
恐怖で血がすべて抜けてしまいそうなくらい。
櫻井さん………っ……、
嫌だ………っ……
もう……櫻井さんじゃないとっ……
いやだ、…っ
「来るな!!!!!」
央樹「へぇ〜いいじゃん!今までそういうのを待ってたんだよ!嫌がりもしなかったからさ?ホントつまんねぇヤツだったけど、俄然!ヤル気出たわ!恐怖におののく顔を歪めさせながら無理やり抱く!最高じゃん!ふへへへ…こうなりゃ蕁麻疹も嘔吐も関係ねぇ!てめぇの穴にぶち込んでやるぜ!」
「いやーーーーーっ!来るな!来るなっ………いやだぁぁぁぁ!」
あんなに平気だったのにダメだった。
もう
誰にも触られたくない。
もう十分汚れてるけど………
これ以上汚れたくない。
櫻井さんのところに行くんだから
行く前に………これ以上
これ以上、汚れたくない………
いやだいやだ……たすけて
たすけて──────