注意: 

櫻葉小説です。苦手な人は回避してください。



**ー・*:.。ーー..。.:*・ー・*:.。ーー..。 .:*・ー**

Side M




目が覚めると翔ちゃんの顔が近くにあったので、ちょっとびっくりしたけど
嬉しくて自然と笑顔になった。



「おはよ。雅紀。」

「んふふ。おはよ。寝ちゃってた。ごめん。」

「いいや。俺も少し寝たし。」




気づくと日は沈んでて、辺りは薄暗い。



「わ…もう日が沈んでる!!!」

「さっき沈んだばっか。」

「え〜!ちょうど夕日を見逃しちゃった💦翔ちゃん!夕日見た?」

「俺は見た。すげーキレイだったわ…」

「起こしてくれたらよかったのにー!翔ちゃんだけずるい〜」

「ふふふ。
お前さぁ?やっぱ今日早起きして弁当つくったんだろ!」

「あ……バレた?」

「バレるわ!あんな見事な弁当!早起きせず作るってなったら助っ人いるだろ。」

「えへへ…ちょっと気合い入り過ぎちゃって…」

「早起きして疲れただろうからゆっくり休ませたかったんだ。起こさなくてごめんな。」

「そんな気を使わなくてよかったのに。。。
夕日!一緒に見たかったな……きれいだった?!」

「え…まぁ、キレイだよ。
正直あんま見てねぇけど……」

「え?なんで?スマホでも見てた?」

「お前の寝顔ばかり見てた。」

「/////!!!!!」




顔から火を噴く勢いで赤くなる!
なななな…何を言い出すんだよ、翔ちゃんっ!(,,> <,,)♡




「鼻の中にティッシュ詰めてやろうかな?と思いながらずっと寝顔見てたw」

「どわーーーっ!殺す気かーーーっ!」

「あはは〜死にゃーしねぇ〜って!」

「息できないだろ!!!」

「そうなる前に流石に起きるだろ…w」

「あ、そっか。」

「あはははは〜〜」






「嘘だよ。
夕日よりもお前の寝顔のほうがキレイで見惚れてたんだ」





「んーーー!寝たからスッキリしたなぁ〜!!!」

「喉乾いた?水筒のお茶、入れようか?」

「あ、もらっていい?」

「もちろん!」





翔ちゃんは水筒のお茶を紙コップに入れて渡してくれた。
それを受け取り、グビグビ飲んだ。

さっき翔ちゃんが小声で言ったこと……
本当は聞こえてた。

だけど恥ずかしくてキュンキュンして……

聞こえてないふりをしてごまかした。




胸がドキドキして……




苦しくなるほど愛おしくさせられる……








「翔ちゃん……覚えてる?」


「ん?」


「7年前……あの時もちょうど夕日が沈んだくらいの時間だった。」


「ああ。そうだっけ?」


「ねえ……」


「ん?」


「夜風に当たりたいな……」


「お♪いいね!外出よう!」


「うん。」







俺と翔ちゃんは外へ出た。



俺がガードレールを飛び越えると

「また海行くんかーい!」

ってツッコミながら翔ちゃんもついてきた。





手を繋いで

薄暗い砂浜を一緒に歩く。





翔「やっぱ風!きもちいー!」

「うん。そうだね。」

「結局、まるまる一日海にいたなwww」

「くふふ…そうだね」



握っている手が温かい。

温かくて幸せ。





「ねぇ………翔ちゃん……」

「ん?」




「聞きたいことあるんだ……」

「なに?」




「あの時……松潤が来る直前にね?
翔ちゃん……俺になにか……言いかけたんだよ?」

「え……?あ、…」






「覚えてる?」


「えっと……、うん。覚えてるよ……」








「その言葉の続きを……聞かせて?」







立ち止まって

向かい合い





翔ちゃんの美しい瞳を……見つめた。








****************



本日、8/25は俺千葉記念日だ〜!

イエイ〜(≧∇≦)/




俺千葉記念日を記念して
お話を書いたので夕方にアップします!

(忘れてて前日に慌てて書いたので拙い文章です💦)


だけどね…?
1話で書きたかったのに、1話にすると「文字オーバーです」って弾かれてしまいました💦😭Oh No〜!

仕方なく前後編にしてます💦

前編ー17:30アップ。
後編ー18:00アップ。

お話は『咲くやこの音』というお話の設定です。(久しぶり〜☺️)


ちゃんと前編から読んでね!
ぜひぜひ皆さまに読んでもらえると嬉しいです😆(コメント欄は後編のみ開けておきます)