注意: 
櫻葉小説です。苦手な人は回避してください。



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「……/////」





重ねられた唇は

すぐに離され……

そして見つめられる。






俺はたぶんすごい顔してるんだと思う。





驚きの顔で……

さらに

真っ赤で……

さらに

心臓飛び出してるんだから。








「しょー、…ちゃ/////」

「今は酔ってねぇよ?」





「……え?」





「俺、お酒……、飲んでない。」

「あ……」





「だから酔ってキス魔になったわけじゃない。。。」

「/////……ぅ」






「相葉くんのことが好きだ。」

「しょぅちゃ…ん」





「触れたいしキスしたいし…一緒にいたい。」





現実に起こるはずもないような言葉が

翔ちゃんの綺麗な口から発せられている事に

みるみる視界は滲んでくる。






「ぉ……れ、…も」






溜まった涙はたまらず瞳から溢れ出し…

うまく言葉が出てこない。





「す…、き……、…前から、…ずっとぉ」





ふわっと抱きしめられて

温かさをくれる翔ちゃん。





ずっとずっと前から

ずっと好き。

大好き。






「しょー……ちゃ……っの」





「こ……、とがっ…」





言葉にならない思いが溢れてる間

翔ちゃんは抱きしめてくれてる状態で黙ったまま聞いてくれる。





「むか……っ…、し…、から……」






言えることが奇跡で。

実るってことが、もっともっと奇跡で。







「翔ち、…ゃん……、大好きぃっ」





やっと言えたその言葉は

翔ちゃんが嬉しそうに「ふふっ」って笑ってくれたことで

伝わったんだと知る。








自分の人生にこんな奇跡が起こるなんて

俺は





思ってもいなかった。









抱きしめられていた体を離し

翔ちゃんも照れたように

それでも満面の笑みで

俺の目を見てくれて






「ね……?…もう一度、いい?」


と言った。


「え……?」





キョトンとして見ると翔ちゃんは

柔らかく照れくさそうに笑って……

そして

俺の流れた涙を親指で拭ってくれた。





「もう一度、言うの?/////」

「ふふふ…違うよ。
相葉くんの気持ちはすごく伝わった。
さっき言ってくれた言葉でじゅーぶんだよ。ありがとう。」





翔ちゃんの言ってくれる優しさに

胸がじーんとなる。





 
「じゃあ、『もう一度』って?」




「キス。」

「えっ/////」




  
「キス……もう一度、いい?」






そう言って頬を優しく包み込む。

さっきは許可なく不意にしたくせに……

今度は聞くなんて/////

ずるいよ翔ちゃん。





「き、聞くなよ……/////」






真っ赤になって下を向くと

翔ちゃんは楽しそうにふふふってまた笑った。