my core guy続編の
準備ができるまではこちらのお話をお楽しみください。
11:00にアップします。

m(_ _)m




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注意: 
櫻葉小説です。苦手な人は回避してください。



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阿「櫻井先生!」

翔「なんだっ」

阿「おやつはいくらまででしたっけ?」

翔「おやつは 500円までだぞ!」

山「小学生じゃん!」

雅「えー右手に見えますのが〜、三ツ矢サイダーでございます。」

山「ガイドさんまでいるし」

目「先生!」

翔「なんだ?!」

目「サイダーはおやつに入りませんよね?」

翔「サイダーはおやつには入らないぞ〜」

山「小学校のバス遠足じゃんっ!」

全「あはははは〜」








日帰り旅行当日。








車内はこんな風に笑いが絶えない。






翔ちゃんが運転する車の中で

ふざけあったりはしゃいだり……

本当に楽しくて
心はウキウキドキドキしていた。








あの日からたったの数日しか経っていない。





俺は毎日考えた。

あの時あの瞬間……お互いお酒が入っていて 酔っ払っていたけれど

俺は記憶を失くすほどまで、ではなく……
翔ちゃんとしたキスをしっかり覚えている。

俺よりも翔ちゃんはお酒が強かったよな?




きっと覚えているに違いないと思う。

あんな風にお酒が入って、したキスだけれども

翔ちゃんはどう思っているのだろう。。。




それを思うと緊張してくる俺は
ペットボトルのお茶を手に取り、その緊張を消すかのように一口グビッと飲んで、カップホルダーにトン、と置いた。




「相葉くん…」

「ん?」

「お茶もらっていい?」

「うん。新しい翔ちゃんの分のお茶も買ってあるよ。ちょっと待ってて?袋から出すから」



取り出したペットボトルのお茶は翔ちゃんが昔、よく飲んでいたメーカーのお茶。

翔ちゃんの好みはちゃんと分かっているアピールをしたいわけじゃないけれど

買うときに翔ちゃんのお茶を用意しようと思ったらすぐにこれを手に取ったんだ。





「それじゃなくて、相葉くんが飲んだお茶でいい。」

「えっ…/////でも俺もう、口つけちゃったし。翔ちゃんアレなの?最近はこっちのメーカーのお茶の方が好きなの?」

「あ、うん。相葉くんの……飲んでもいい?だめ?」




だめなわけない。。。


でも……

たかが間接キスってだけで

心臓がバクバク波打つ。





「い…いいよ…俺は全然いいんだけど/////
翔ちゃん、嫌かなと思って……
俺の飲みかけなんて………」

「嫌じゃねぇよ。」




翔ちゃん………/////




被せるように早く返答してくれて…
なんだか心臓がむずがゆい。。。




ドキドキする。手に心臓が付いてるみたいにドキドキ…ドキドキ…





阿「櫻井先生!!!俺も同じお茶なんすよ!俺の飲みますー?!」

「お前のは開けてねぇのか?」

阿「いやさっきちょっとだけ飲んだんっすけど。ちょっとなんで、あげますよ?」

「お前の飲みかけは嫌だ!」

阿「えーひどい!!!
相葉先輩の飲みかけは良くって何で俺の飲みかけは嫌なんすかーーーーっ!先生ひどいじゃないですかーーー!」

山「お前の飲みかけ飲んだらおしゃべりが伝染りそうで俺も嫌だ!」

阿「ひでぇーーー!!!!!山田っち、ひどいーーーーっ!!!目黒ぉー!みんながいじめるー!」

目「俺も、ちなみにお断りです」

阿「むきーーーーーーーーーっ!!!」

全「ぶはははは〜」







後部座席ではそんな風に大盛り上がりしていた。

俺はみんなの会話に乗っかっているように一緒に笑っていたけど

内心はドキドキして仕方がなかった。



俺の飲みかけのペットボトルのキャップを開けて、そっと運転席の翔ちゃんに渡す。

翔ちゃんはそれを受け取って運転しながらグイッとペットボトルのお茶を飲んだ。




翔ちゃんの飲んでいる口元や喉仏の動く様子を見て……どうしても目が離せなくて

ずっと飲み終わるまで見つめた。



飲んだ後、ペットボトルをもらってキャップを閉める時に

ペットボトルのクチをそっと触る。



翔ちゃんの唇の残り香をもらうようにそうしてしまった俺は

瞬間、あの日したキスを思い出して

体が、いとも簡単に疼いた。





どうかしているのかもしれない……

でも
それほどまでに翔ちゃんの色気に心を持っていかれる俺は

そのペットボトルをしばらく両手に抱えるようにして持って……手放せなかった。