注意: 
櫻葉小説です。苦手な人は回避してください。


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side M





正体不明の3人は

本当にしょーちゃんの人間化を喜んでパーティーをしてくれた。

お酒も美味しくてグイグイ飲んでた。



でもしょーちゃんは初めてのお酒に戸惑い

恐る恐る口にして

3口ぐらい口にするだけであとはまだ慣れないのか飲むのを止めた。




そして

飲んだり食べたりせずにカラオケ用のマイクで歌ったり踊ったり。



………とても嬉しそうにしていた。




俺はそんなしょーちゃんを見ることがすごく幸せで、ずっとしょーちゃんを目で追ってしまう。



「見すぎwww」



ニノという人から突っ込まれるけど
それでも目で追ってしまうんだからしょうがないじゃん。




お酒を飲みながらしょーちゃんを見る幸せをかみしめた一晩だった。







5人で飲むお酒は本当においしくて

まるで前世から一緒だったような……そんな変な感覚がした。




殿。

大ちゃん。

ニノ。





3人は本当に温かくて面白くて

ずっといつまでも一緒にいたいと思える 3人だった。




悪魔……ってやっぱり違うと思う。
悪魔のような怖い感覚は一切3人から感じられない。


むしろ俺たちを見守ってくれている神様のような………そんな存在だと感じていた。







朝になり


5人で手分けをして食器などの片付けをし、

全てが綺麗になった時





3人は、俺としょーちゃんの目の前に

きちんと正座をして座った。







「まーくん、しょーちゃん、………

俺らと………お別れの時間だよ………。」






雅「え………?」

翔「うそ………」








二「まーくんとしょーちゃんを見守る10数年間、色々あったけど本当に楽しかった。」

大「和智くんとして二人の友達になれたことも、本当に嬉しかった。」

潤「俺も、、、遠いところで見守ってたから、直接関わってはないけど、まーくんとしょーちゃんへの思い入れは深いよ。」

二「まーくん、しょーちゃん。
2人に出会えて良かった。」




雅「待って!!!待ってよ!お別れなんて嘘でしょ?」

翔「そうだよ!!!」





潤「願い事が叶ったから、俺たちの任務はここで終了。天に帰らなきゃ。」

二「俺も……こんな気持ちになるとは思わなかったよ。」

大「別れは寂しいよな。」

潤「俺も。。。」

二「だけど天でも時々二人を見守るから!」

大「喧嘩すんなよ?」

潤「イチャイチャしすぎんなよ?」





雅「待って!行っちゃだめ!友達だろ?!」

翔「殿、ニノ、大ちゃん!5人で今日パーティしたばかりじゃん!お別れなんて言うなよ!」





潤「記憶は消さないで行くよ。」

二「うん。俺らのこと、覚えておいてほしいもんな。」

大「うんそうだね。」






雅「待って!天ってどこ?」

翔「また会えるよな?!」




大「さようなら。」

潤「もう……二度と会えない。」

二「でも心はずっと友達だよ?」







翔「いやだ!!!行くなよ!!!」








二「しょーちゃんがわがまま言えるようになって俺は嬉しい。」




雅「行くなよ!!!行くなって!!!」





大「まーくんもわがまま言えるようになって、俺は嬉しい。」

潤「二人とも幸せにな?」






雅「だめだっ……!」



涙が溢れてきて

和智くんとの思い出が

一瞬のうちに走馬灯のように駆け巡った。






初めて出会った公園。
短時間でも笑い合えた時間。
人形しょーちゃんを褒めてくれたあの瞬間。
夢を初めて人に語ったら喜んでくれたあの日。
しょーちゃんと会ってくれたあの日。






そして………





こうして5人で飲み明かした

今、この夢みたいな時間。








大「ばいばい。」




潤「人間界、すごく良かった。」




二「二人はサイコーだった。」







大「さようなら。」




潤「さようなら。」




二「さようなら。」





三人は白い光と共に

ゆっくりと宙に浮き始める。







雅「いやだーーーーっ」

翔「行くなーーーーっ」








その時……





意図せず




本当に、つい思わず



俺は



魂に響くほどに




願ってしまったんだ。








『神さま』


『どうか』


『三人を人間にしてください。』






その瞬間………

地面から金色の光の線が

無数に現れ

さらに

オーロラ紙の光沢ような粉が

下から三人を

包み込むように輝かせながら

無数に舞い上がった。






ニ「ま…まさかこの現象………」

大「え?え?え?え?」

潤「まさか????まさかな???」











神さまどうか

三人を

人間にしてください。















願いは執行され



形となる。










金色の光がうずを巻きながら

きれいに舞い、
その光とともに
きらびやかに
現れたのは






人間となった三人だった。













二「こらーーーーー!!!!!💢まーくん!!!!!なんてことしてくれたんだよーーーーーーーっ!!!!!」

大「ええええええええええらいこっちゃーーーーーーーーっ!!!!!」

潤「ひぃぃぃぃぃぃーー😱😱😱😱😱😱」













……………、、、めっちゃ怒られた💧