注意: 
櫻葉小説です。苦手な人は回避してください。



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Side S




ニノに言われた後

何度も過去の事を思い返した。






あの時、、、
確かに家庭教師の時間が終わってからは
必ず相葉くんが手料理を食べさせてくれていた。

お風呂準備とか洗濯とかまですでにしてて

寝る準備までバッチリしてから早く寝るように勧められ、泊まっていけって何度も言われ……


だから

相葉くんちに行く日だけは
俺はぐっすり質の良い睡眠が取れてたんだと思う。







「そっか……俺のために……」







俺は逆だと思っていた。

相葉くんのために俺も必死で英語を勉強したし、友達だからこそ相葉くんが困らないように必死に教えた。



正直なところ……他のバイトの時間を削ってでも、英語の勉強したんだ。



それほどまでに
向こうに行って相葉くんが困ることなく仕事ができたらいいなといつも願った。




俺もあの時は

俺なりに必死に相葉くんのことを考えてたつもりだったんだ。




そう。。。



だから
てっきり自分が相葉くんを支えた……くらいに思っていたんだ。





情けない。。。


逆だったんだ。。。



なんにも気付いてなかったのは俺のほう。






ニノの話を聞いてから胸が熱くなるのを覚えた。

帰国もしているということで連絡もしようとしたけど申し訳ない気持ちもあって

なかなか勇気が出なかった。







そんな中


家庭教師をした生徒から連絡が来た!


俺はすごいチャンスだと思った。


家庭教師メンバーを集めて相葉くんを誘そおうすることで

相葉くんも俺もずっと連絡をとっていなかったブランクを気にすることなく会えるんじゃないかと思った。



家庭教師をした生徒たちには上手く誘導して

第一号生徒である相葉くんを呼びたいと生徒の口からも出るようにした。





そうして……



ドキドキしながら



相葉くんに電話をしたんだ……。