注意: 
櫻葉小説です。苦手な人は回避してください。


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家に帰ってくるのが楽しみになった。



それまでは仕事だけだったのに

仕事も家にはなるべく持ち込まないように心掛けて

しょーちゃんと二人だけの時間を大事にしたい思いが日に日に強くなっていった。





しょーちゃんといると

楽しい

嬉しい

ドキドキするし

フワフワするし

ウキウキするし

ワクワクもする。






長年ずっと一緒に過ごしてきたからか

しょーちゃんは基本口が悪いのに

俺にすごく甘くて

俺の心をすぐに見抜いてそれとなく優しくしてくれた。






母の命日には

何も言わずに夜は冷たい胸板で抱きしめて寝てくれた。


仕事で取り引き先の横柄な人から理不尽に怒られた時は

帰ってきてすぐ顔を見ただけで
頭をポンポン撫で
家に常備してあった甘いお菓子を食べろって持ってきてくれた。



 



ねぇしょーちゃん……





俺はしょーちゃんにどんどん惹かれてくよ……






ソフトビニール素材の手で握ってくれるその固さも。。。

まだ加減が定まっていない不安定な力加減も。。。

いつ飛び込んでも冷たい胸板も。。。





人形だからって関係ない。

しょーちゃんがやる言動一つ一つに

心奪われていく。。。







しょーちゃんは……?







しょーちゃんは……?








どう思ってる………?








俺のこと


どう思ってる………?








最近そんなことが気になり始めてた。