注意: 
櫻葉小説です。苦手な人は回避してください。


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結局まーくんはお風呂から上がったあと

しょーちゃんのパーツを何個か丁寧に外して

綿棒やガーゼで念入りに拭き

ドライヤーで乾かして

30分自然乾燥までして




キレイに仕上げた。





だったら

照れながら無理して穴からお湯出さなくったってよかったんじゃね?

と思うけど本人は至って真面目に取り組んでた。





パーツを外す時も

「我慢してね?痛くないよね?すぐ終わるからね?ちゃんと元通りにするからね?」って言ってて……


ヤレヤレ……


どんだけ人形に過保護なのかよ、と大ちゃんとツッコミ入れてた。





内側の水気がちゃんと取れないと

中がカビてしまう。

だから内側もしっかり拭いてるまーくんは本当に偉いと思う。








時間かけてキレイにしたもんだから

全部が終わったのは朝方の5:00だった。

寝れたのはほんの1時半程度。






ニ「まーくん大丈夫かな…」

大「……で、またまたしょーちゃんをカバンに入れてるよ。」

ニ「懲りないねぇ〜」

大「また取られて捨てられでもしたらどーすんの?」

ニ「心配だわ〜」

大「ホントだよ」

ニ「そうだ、やっちゃう?」

大「そうだね?やっちゃおう!」

ニ「まーくん以外のやつにしょーちゃんが見えないように、しょーちゃんを透明にしたらいいんだろ?」

大「だね!そうしよう!!!」






しょーちゃんを透明に施そうとしたその時




「おいこら!」






ニ「……え…」







目の前に


ムスッとした顔の殿が

腕組みしながら現れた。