☆櫻葉小説です。
そっか……
だから『恋愛に心を動かない人』って噂されてるんだ?
翔ちゃんの仕事での良くない噂は聞かないもんな。
恋人になった途端に
無口になるんだ。。。
ひどく納得してたら、
ニノが紙袋から紙芝居を出してきた。
「さっき家、出る前に慌てて作った紙芝居だからさ、クオリティーは求めるなよ?」
「うん。」
「じゃあ、始めるよ?」
「よろしくお願いします。」
「はじまりはじまりぃ〜〜〜」
パチパチパチパチパチパチ〜
雅「ちょちょちょちょちょっとストップストォーーーップー!!!!!」
ニ「は?」
雅「💧なにそれ?紙芝居?!」
「え、うん。」
「ツッコミどころ、満載なんですけど?!」
「そぉ?」
「絵がめちゃくちゃ雑じゃん!もっとちゃんと描こうって思わなかったわけ?!」
「だから慌てて描いたってさっき言ったろ?」
「それにしても雑すぎるわっっっ!
それになんなん?!その題名!」
「『あんこくものがたり』?」
「怖すぎるでしょ?絵とのギャップがひどいから!」
「他にいい題名思いつかなかったんだよ。急いでたし。」
「それしか思いつかないニノの感性が怖いわ」
「はははっまーくんツッコミ面白いじゃん♪いいから始めるよ?」
俺はこの紙芝居をずっと見せられるわけ?
そんなことなら
普通に絵とか無くて話だけしてほしかったんだけど………💧
これじゃまともに内容が頭に入ってこねぇって。。。
ニノはそんな俺の気も知らないで
テンポ良く話始めた。
昔々
あるところにとっても
仲良しの友達同士の二人がいました。
二人は家が近所で気も合うため、いつも一緒にいました。
翔やんとニノです。
どっちがどっち?
毛が3本が翔ちゃん?💧
ニノは2本?💧
あそっか。ニノだから2本にかけてんのかな?
絵が雑なのに
変なところに意味を持たすなよ💧
ニノは幼い頃からすでに考え方は大人みたいな子でした。(自分で言うのもなんだけど)頭が良くて要領が良くて、面倒くさがりでゲーム好き。
対する翔やんは明るくてかわいくて
ピュアで好奇心旺盛。
「とりゃーとりゃーナマイキバイオマンが!」って言いながら遊ぶような微笑ましい子でした。
そんな真逆の二人だったけど、ニノは翔やんといると、ふざけたり笑い合ったりすることができ、何も考えず楽しめる唯一の友達でした。二人はお互いの事はとても好きで、一緒にいるのをお互いとっても楽しいと感じられていました。
二人とも幼児期からずっと仲良しなまますくすく育ちました。
そして小学5年生になったある日、
ニノは父親から言われます。
「父さんの会社の上司のお嬢さんが、今度初めてピアノ教室をひらくことになった。生徒を集めてるから、お前、通ってくれないか」と。
ニノはピアノなんか嫌でした。
ゲームする時間が減る。
でも父親の願いを無下に断れない。
そこでひらめいたんです!
翔やんだったら喜ぶかも!
翔やんは好奇心旺盛!なんでも好きになって、なんでも楽しむ能力を持っている。
確かピアノをしたいな…って言ってた気がする。
そこで翔やんにそのことを提案してみると
翔やんは、大喜びで、「習う!」と言ったのでした。
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(私が)絵を描いてみました(笑)
斬新でしょ?
ププ(〃>艸<)【笑】