☆櫻葉小説です。



おもちゃミュージアムを出るとそこからドライブした。




車の運転中

音楽をかけて俺は鼻歌を歌ってたけど

翔ちゃんは無言だった。








ふふふ。
それにしてもさっきのおもちゃ作り……

翔ちゃん不器用だったなぁ。

仕上がりも……なんていうか、斬新なものになったしwww






でも待てよ?
あの斬新な作品が、案外芸術作品として評価されるのかもしれないじゃん?

「こんな素晴らしい作品は誰もが作れるものじゃない!」なんて品評会で言われたりして

世界のトップに急におどり出るかも。
そうなったら俺、、、マネージャーとして翔ちゃんに付こうかな?

ショウ作品を
世界中で売りまくるんだ。

そして
その売り上げたお金でショウミュージアム作るって良くない?

翔ちゃんの生い立ちとか翔ちゃんの趣味や特技とか

翔ちゃんの匂いも展示して
メインは翔ちゃんの実物大のフィギュア。
こめかみとか腕のすじとか忠実に再現して♡


うわ……
俺ぜったいショウミュージアムの虜だよ。
毎日来るよ。ていうかそこに住んじゃうかも。翔ちゃんフィギュアのこめかみをナデナデしながら毎日寝るんだ♪
げ…これじゃ変態じゃん!




「ぶふふっ……」

「………?」






「あ……ごめん。なんでもない。」

「………」





やばーーーい!

またやっちゃった。
想像でおかしな方向へ行って笑っちゃう…




気をつけなきゃ!!!








しばらくドライブして

ディナーの和食レストランに到着した。


小洒落た和食レストランは
出てくる一つ一つの料理も手が込んでいて
とても美味かった。




「美味しいね?」

「うん。」






「んふふふふ。」

「?」

「美味しいと楽しいなって思って。」

「?」




「翔ちゃんと美味しいものを食べると、俺は楽しい気持ちが湧くから。」

「……そうなんだ?」

「うんっ!」

「………」







好きな人と食べる食事はそれだけで美味しい。

翔ちゃんも……いつか俺との食事でそう感じてくれないかな。。。









食事が終わって

近くの海に行った。





車を海に向かって駐車すると
そこは海の先の工場夜景が見える絶好のポイントだ。






「わ〜!翔ちゃん!きれいだねー!
ここ雑誌で見つけてさ!これ見たいってすぐに思ったんだ!雑誌で見るよりも遥かにキレイ!!!」


「うん。」






しばらく車の中からその光輝く工場夜景を見てた。





そうすると、珍しく翔ちゃんの方から言葉をかけられた。


「出てから見ない?」

「うん!!!そうだね!!!」





車から出るとすぐに翔ちゃんは

「待ってて」

と言ってどこかへと歩いていった。









翔ちゃん………?









不安な気持ちになりながら待つ。

しばらくすると翔ちゃんは戻ってきた。







「はい。」

「あ…」






翔ちゃんは缶コーヒーを二つ買ってきて俺に一本渡してくれた。





「あ、りがとう。。。あったかい/////」







二人で車のボンネットに座って
工場夜景を見ながら
あったかい缶コーヒーを飲む。






俺は





翔ちゃんが買ってきてくれた缶コーヒーを握りしめ
隣に座ってる翔ちゃんを身体で感じながら





幸せすぎて

泣きそうになってた。













*******************




海の工場夜景を見ながら
車のボンネットに二人で座って缶コーヒーを飲む……



昭和だ!昭和すぎる💦

そんな昭和すぎるデートしか書けない私を
お許しくだされ〜

🤣爆!