☆櫻葉小説です。


Side A ←相葉くん目線







……ったくもう!

ニノのやつ………

翔ちゃんが俺を好きになるはずないだなんて……





そんなのわかんねぇーじゃん!




でもまぁ……確かにそうだよね?

翔ちゃんが俺を好きになるなんて

そんなわけないか………








いやいや!諦めるな!

人生なんて

驚くことの連続なんだから〜





くふふふ。

あんなこと言っても結局ニノはまた話を聞いてくれるだろ〜な〜

また翔ちゃんとの生活を自慢しちゃおっと♪





それより!

今日の夕食はなんにしよ〜かな〜〜???




翔ちゃんなんでも美味しく食べるからなぁ。。。



しかも口いっぱいに入れがちなんだよね♪



あれがまたいいんだよね。。。



くふふふふ。



翔ちゃんとの生活を思い出すだけで

喜びがこみ上げてくるんだ。





楽しくて楽しくてしようがないよ。

















でも………













一つだけ

ニノにも言わなかったことがある………









ほとんどニノに2日の出来事をベラベラ喋っちゃったけど……


言わなかったことが一つだけあった。
















翔ちゃんに

ハグされた時のこと…………












恋人設定を決めて、

決め終わって、





じゃあ寝る準備をしようって言って

俺が先に立ち上がって……







動こうとしたその時に

翔ちゃんから腕を掴まれた。







……





驚いて翔ちゃんを見るけど沈黙で


その時心臓がバクバクバクバク鳴り響いて……








そして……







抱きしめられた。












あの時、



俺、、、










胸がぎゅうううぅぅってなって……




苦しく胸が締め付けられるような思いがして




困惑して……動けなくなった……













それまで楽しいばかりだった感情に






初めて






違う感情が生まれた気がした。。。












翔ちゃん、なんでハグなんかすんの?




こんなことされちゃうと、俺………




俺………もう………













そう思って、




どうしようもない気持ちになったんだ。









そして体を離されたあと翔ちゃんは言ったんだ。








恋人のフリするためにはこういうのも少しは慣れておかないと……


って。











………すごく……







すごく……………苦しくなった。









ズキズキと傷んで………








胸から






血が出そうって思った………















あの時思ってしまったんだ。










俺………







俺は………








自分が思っている想像以上に




翔ちゃんのことを






好きなのかもしれないって。