ハッピー♪バレンタインデー♪

このお話は

leaf という話の世界ですが、

leaf を読んでいない方も

読み切りで読めますので

お気軽にどうぞ。




桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜






side S



仕事で嫌なことがあった。

些細なことだけど




『この人はいい人だな』と感じていた人から

「観客数がいつも多いのは
櫻井さんがイケメンだからじゃない?
あわよくば、見れるんじゃないかって
そーいう理由で人気なんじゃないですか?」

と、さらっとそう言われた。




そんなことはよくある。



よくあるけど、、、



ある程度そういうふうに

思われてないと思っていた相手に言われると

それなりにヘコむ。



そんな風に言われないために人の何倍も

努力でカバーしようとした。



でも、それでも

結果そういう風に捉えられると





この先もずっとそう見られるのかなと

時々は不安になったりもした 。




「イチイチ気にしてられない。」




声に出して自分に言い聞かせる。





そして

切り替えようと

軽く肩を回して




昼食時間


いつものみんなの集まる食堂へと


足を運んだ。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



相「 翔ーちゃぁん!!!

今日はバレンタインデーだぁ〜!!!

やっほ〜〜〜い!

今のところ バレンタインチョコ!

何個もらった???」





翔「『やっほ〜〜〜い』って、、、

え?そんなの数えてねぇ。」





相「 はぁ〜?なんで数えてないんだよ!」





翔「いちいち数えないよ。」




相「 それなんかムカつく!!!

数ありすぎて数えるのが大変なやつの

セリフだろ???」





翔「、、、、、」






相「俺はね?8個。」

ニ「すげぇー」

大「すごいね?」

松「やるなぁ〜」





翔「マジ?すげー。

俺そんなになかったよ?

あいばくんに抜かされてる」





相「翔ちゃんは午後から増えるから

どうせ抜かれるって〜。ふふふ

でも俺の勝ちぃ〜」






大「イエーイ!」

相「イエーイ!」





イエーイって、、、







相「はい!これ!

俺からも翔ちゃんにチョコ!」




翔「ありがとう。そこ、置いといて。」





相「はぁ〜???」

大「はぁ〜???」





翔「え?」





相「ひど〜い!!!」

大「ひど〜い!!!」






いや、なんで大野くんまで、、、?






翔「あ、ごめん。もらう!

ちゃんともらうから!」





相「ムキィーーーー!

ごめんで済むかぁ!!!」


大「そうだ!そうだ!!!」

ニ「今のは酷いよね?」

松「あれはダメだよ、翔くん。」





翔「す、すみません、、、ほんと、ごめん。」





相「うわーーーん!酷いわ酷いわ!

傷付くわぁー!!!」






なんのキャラだよ、、、






大「こんな繊細な

あいばちゃんを泣かすなんて!」






いやいや!

いつから繊細なんだよ、、、







ニ「ひどい、鬼畜だ!」

松「ひとでなし!!!」








おいおい、、、


ヤジがすげーな、、、









翔「あのぉ〜、、、ホントすみません。

なんでもするから。」







相「ほんとうに?」

翔「はい。」

相「じゃあ、言った通りに言って?」

翔「はいはい。」






いつものやつね、、、






相「あいばくん、」

翔「あいばくん、」




相「俺が悪かった」

翔「俺が悪かった」



相「俺が大事なのはお前だけだよ」

翔「、、、、、、」





相「くぉらーーーー!!!!!

言わんかい!!!」




翔「言えるか!!!」


ニ、松、大「ぎゃはははーーー」






相「コホン、、失礼しました。もっと言いやすいやつね?」



相「あいばくん、」

翔「あいばくん、」




相「チョコありがとう」

翔「チョコありがとう」




相「嬉しかった」

翔「嬉しかった」





相「、、、でも」

翔「、、、でも」





相「チョコよりお前を食べたい」

翔「チョコよりぶっーーーーー!!!」




ニ、松、大「ぎゃはははーーーっっ」





翔「もっと言えんわーーー!!!」





相「あはははーーーっっ!!!

言ってもらってもいいんだかんねー!」




翔「言うか!!!ボケ」




相「思ってても?言えない?ふふふ。」






翔「//////、、、そう。」




相「きゃははーーーっ!

この人!思ってるんだって!!!

かわいーーー」





翔「、、、うるさいよ〜、、、













わいわい騒いだ後、


部屋を出る時こっそり耳元で







「今日、翔ちゃん家行くね。

俺、チョコより甘いかもよ〜♪ぐふふ。」





、、、って。





あいつ、アホだな、、、(笑)


ぐふふってなんだよ、、、(笑)













いつでも、そう。






雅紀と会うと







嫌なことがあっても

いつでも吹き飛ぶ。











いつでも笑っちゃう。













俺にとって雅紀は、












いつでも、











どんな時でも、

















ーーーーー太陽だ。














ーーー END ーーー