次は、あき研究員による『ロックフィルダムはかっこいい～
』です
本日は皆さんに 『 ロックフィルダム 』 のかっこよさを伝えさせていただきます
おそらく、今、この記事をお読みになられている方のほとんどが、こう思われているかと思います
『ロックフィルダム』って何
では、まずロックフィルダムについてご説明させていただきます
ダムの種類をわかりやすく記載した学術資料がありましたので転載させていただきます
１枚目の写真をご覧ください
左から重力式ダム、アーチダム、そしてロックフィルダムです
メジャーなダムの種類はこの３種でございます
重力式とは、ごはんの重みでルーを堰き止めるダム方式でございます
アーチ式は、ごはんを弧に積み、強度を増し、ルーを堰き止めるダム方式です
ロックフィルとは、ごはんを山盛りに盛って、ルーを堰き止めるダム方式となります
注文するなら、大盛ロックフィルですね
ではここで容器を揺らしてみたらどうなるでしょう
おそらく、一番最初に『パタッ』と倒れ、決壊するのは重力式でしょう
アーチも容器との側面より漏れ始め
一番頑丈なのがロックフィルとなります
ただし、現実では重力式、アーチ式どちらも、容器とこばん粒の間を強固に結合し
崩壊しない仕組みが取り入れられています
逆にロックフィルは軟弱地盤など、強固に結合することができない容器の場合、採用される方式となります
どうどう、ここまで読んだら、とっても勉強になったでしょ
では、実際のダム概要です
まず、先ほど説明したとおり、重力式、アーチ式に比べ、ダム本体の体積が非常に大きいです
コアとなる部分は粘土
ここで水を遮水しますそしてその粘土層を覆うように積まれるのが、
ロックですねロック、ロック
こちらは九頭竜ダムの概要ですが、先ほどの御母衣ダムと構造は同じです
そして、ロックフィルダムはどっしりと安定感がある為
世界的にも、超～巨大ダムはロックフィルが多いんですよ
九頭竜ダムの川下側から
一面、岩で覆われた丘になっています。（堰堤１３０ｍなので丘というより山でしょうか
）左側には洪水用の放水施設があります
ロックフィルダムの弱点は構造上、水位調節がしにくい点
重力式、アーチ式の場合、コンクリート壁に放水口を設置しますが、これが出来ません
１枚目の学術写真でも、ちゃんと福神漬が側面から出ています
御母衣ダム 川下側
九頭竜ダム 川下側
九頭竜ダム 山側から堰堤方向 
これもセルフです
御母衣ダム 放水口ダムの側面から放水します
九頭竜ダム～って、わかるでしょ
この岩よ
この岩
ロックフィルの魅力、感じていただけましたでしょうか