おはようございます、akiringです。

6月に入りました。

自分の仕事は5月が決算のため、本日から新年度がスタートします。

気持ち新たにそれなりに頑張ろうと思います。

 

さて、今回のネタはコレ。

 

 

国鉄形特急電車の代名詞と言っても過言ではない485系であります。

自分がはじめて親に買ってもらった鉄道のおもちゃは485系のプラレールでした。

中京圏に住んでいると国鉄形特急電車と言えば"しらさぎ"でありました。

そんな485系も今では姿を消してしまいました。

国鉄が分割民営化されJRが誕生し徐々に国鉄形車両が置き換えられましたが、

485系は比較的最近まで活躍していました。

そんな485系は最後までオリジナルの姿で活躍したものもありますが、

リニューアル工事や更新工事を施されたものも多くありました。

原形をとどめていない程の大幅な改良が施された車両も存在しました。

そんな中でも今回紹介する車両は、言われなければ485系とはわからないレベル。

それもそのはず機器類は使用していますが車体は新造みたいな車両です。

JR各社は国鉄形車両を新型車両に置き換える際、比較的車齢が若いものは結構

挑戦的な改造を施したりして多くのファンを驚かせました。

そんな車両のひとつがコレ。

 

 

JR東日本の485系700番台"リゾートやまどり"であります。

この車両はもともと12系客車"くつろぎ"の置き換えとして東急車輛で車体を新造、

ジョイフルトレイン"やまなみ・せせらぎ"として1999年に改造されました。

お座敷列車として団体臨時運用などで活躍しましたが2018年に運行終了。

再び大幅なリニューアル工事が施されて"リゾートやまどり" として誕生しました。

E259系に置き換えられた253系から発生した座席などを一部流用していることでも

知られている車両で、なんとなく初代"成田エクスプレス"を感じることができます。

 

 

台車など床下機器を見れば485系を感じることが出来ますが、車体は別モノです。

 

 

しかしTOMIXさんもよくコレをHG仕様で製品化しようと考えたものであります。

正直製品化のアナウンスがあった時には驚きました。

当初入線はスルーするつもりでいましたが、発売が近づくにつれて気になりまして…

いざ発売してみたらそのクオリティに入線しない理由が見当たらなくなりました。

 

 

個人的に特筆したいのは床下機器のクオリティです。

車端部の床下汚物タンク周辺はこの車両のために新規製作されたといいます。

空気管の表現も含めて痺れずにはいられません。

 

 

屋根上もこんな感じで素晴らしいのであります。

交直両用車両特有の屋根上パンタグラフまわりも485系を感じさせてくれます。

眺めているだけで幸せになれる車両であります。

実車は2022年に引退となりました。

"リゾートやまどり"が485系最後の車両となり、引退を機に形式が消滅しました。