ドラマ「レプリカ 元妻の復讐」(最終感想) | 肉球でポン!

ドラマ「レプリカ 元妻の復讐」(最終感想)

この前の月曜日に最終回を迎えたドラマ「レプリカ 元妻の復讐」の最終感想です。


※多少のネタバレを含みます。すでに放送終了していますが、配信などでこれから観る予定の方はスルーしてください。




テレビ東京・月曜・ドラマプレミア23枠で放送。全12話。

出演は、トリンドル玲奈、宮本茉由、木村了、千賀健永、他。


夫を奪われた女が顔を整形して別人となって復讐する整形復讐エンターテインメントです。


地味で大人しい藤村葵(トリンドル玲奈)は、子供の頃から藤村花梨(宮本茉由)に虐められ続けていた。大人になって理想の男性と結婚するも花梨に再会、やがて夫を奪われてしまう。葵は整形し名前を伊藤すみれと変えて復讐を誓う…という出だし。


復讐ドラマで主人公が復讐を決意する理由として、身内を殺されたとか自分も殺されかけたとか全財産を奪われたとかいろいろあると思いますが、本作では子供の頃から虐められていた&夫を奪われたという比較的弱い理由なので、どの程度面白いドラマになるのだろうという懸念はありました。


しかし観始めると全くの杞憂で、途中ダレることもなく着実に復讐計画を進める過程が描かれて最後まで面白く観れました。復讐理由が弱いだけにリアリティがあったとも言えますしね。


前半は元夫の藤村桔平(木村了)への復讐。桔平は決して悪人というわけではなく元来は真面目で優しい人物のようなんですね。ただ女性に対して少々だらしなかったというか花梨の誘惑に負けてしまったために葵を捨てただけとも言えて、葵の復讐によって最終的には廃人同然になってしまった桔平は少々可哀そうではありました。


後半は本命の花梨への復讐。途中で葵に脅迫状が届いたり、終盤では復讐のために利用した会社社長・金城(古屋呂敏)に反撃されるなどのピンチはありましたが、この部分を過剰に引っ張らなくて全体として復讐計画がテンポよく進んでいったのも観やすくて良かったです。


最終回もマイルドにならずにしっかり花梨に鉄槌が下ったので満足しました。強いて言うなら刑務所に収監された花梨が先輩の囚人に虐められるシーンが1カットでもあったらもっと胸のすく思いがしたんですけどね…(←悪趣味!笑)


復讐ドラマって必ずしもハッピーエンドで終わるとは限らないですが、最終的に葵がミライくん(千賀健永)と幸せになれたようで良かったですわ。


最初は違和感のあったトリンドル玲奈の整形前の特殊メイクも見慣れてくれば案外良かったですね。包帯姿含めると3役いずれも好演でした。


花梨役の宮本茉由はいけ好かない性悪女役がハマっていて、悪いイメージが付かないかと心配になるくらいでした。宮本茉由という俳優のことは知らなかったのですが、最初足立梨花かと思いましたわ…苦笑


なかなか見応えのある復讐ドラマで満足度は高かったです。




今シーズンの注目ドラマ

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する