ドラマ「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」(最終感想) | 肉球でポン!

ドラマ「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」(最終感想)

この前の土曜日に最終回を迎えたドラマ「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」の最終感想です。


※多少のネタバレを含みます。すでに放送終了していますが、配信などでこれから観る予定の方はスルーしてください。




日テレ・土ドラ10枠で放送。全10話。

出演は、竜星涼、八木莉可子、徳井優、入山杏奈、長尾純子、呉城久美、伊藤あさひ、岡井みおん、半田周平、フェルナンデス直行、神尾佑、及川光博、他。


父を殺した犯人に復讐を誓う兄妹が犯罪組織に潜り込んで壊滅を狙う潜入サスペンスドラマです。


元警官の兄・貴一(竜星涼)とハッカーの妹・優貴(八木莉可子)が「幻獣」という犯罪組織に潜入して組織を壊滅させるという単純なストーリーでしたが、兄妹が次々と迫りくる危機を乗り越えていく様はまるで劇画を見ているようで、最初から最後まで面白く観れました。


最終回では「幻獣」に敵対する「九頭龍」と内通者の意外な正体が判明、さらに最後まで二転三転してメチャクチャ面白かったです!


そして、犯罪組織だけどハコの人たちに感情移入してしまって、最後は少しウルウルしてしまいましたわ…笑


途中までの段階で十分面白かったのでラストがガッカリでもこのドラマの評価は揺るがないつもりでしたが、最後まで良く出来ていてこのドラマの評価は爆上がりですわ!


観始める前は、ちょっとハマらなかった「大病院占拠」と同じ製作陣ということで少々心配でした。「大病院占拠」は本格派のドラマにしようとして空回りしていたように感じたのですが、本作は最初からB級の漫画チックなフィクションとして割り切っていて、それがハマって大当たりだったように感じました。


前の感想でも書きましたが、最近のドラマは考察系が流行りなこともあってかストーリーの整合性だとか伏線やら回収やらに囚われてリアリティ重視の小さくまとまったドラマが多くなったように感じますが、このドラマは昔のドラマみたいにストーリーは荒削りでも視聴者を飽きさせずに画面に釘付けにすることを第一目的にしているようで、小難しいことは何も考えずにハラハラドキドキしながら観れました。リアリティそっちのけでエンターテイメントに徹していて単純に観ていて楽しかったです。



貴一役の竜星涼はこの役にピッタリでしたね!武闘派の雰囲気を漂わせながらも冷静で正義感あふれる役を好演していたと思います。


優貴役の八木莉可子は犯罪組織に潜入するハッカー役としてはやや弱弱しい感じがして最初は違和感がありましたが、最後まで観てみれば適役だったとは言えないまでもまあそれほど悪くもなかったかなという感じでした。


玄武役の吹越満、白虎役の黒谷友香は悪の香りがプンプン漂っていて良かったですわ。朱雀役の白石聖ちゃんは意外性があって良かったし、青龍役の桐山漣くんも頑張ってたかな…。


鳳凰役の藤ヶ谷太輔くんは最初はリーダーにしては若すぎてやや物足りない感じがしましたが、次第にクールな感じが板に付いてきて案外悪くなかったです。



最初に思ってた以上に面白かったので、このドラマ観て良かったです!


続編もあり得る終わり方でしたが、物語的には完結してるし本作だけで十分満足したので、続編作ってコケるくらいだったら無理して作らなくてもいいかなという気もします。



 

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