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今期離脱したドラマ・2024年夏 Part1
NetflixやCATVで観たいドラマが渋滞しているので、最近は地上波ドラマの継続か離脱かの判断は厳しめにしています。
この夏の地上波のドラマのうち、この２本は離脱しました。
ギークス 〜警察署の変人たち〜
フジテレビ・木曜劇場枠で放送中。
出演は、松岡茉優、田中みな実、滝沢カレン、白洲 迅、泉澤祐希、あの、若林時英、阿部亮平、徳井優、マギー、中村蒼、他。
頭は切れるのに人間関係に難アリな警察署勤務のギーク女子３人が毎週井戸端会議で事件解決に導く新感覚の井戸端謎解きエンターテイメントです。
面白そうかなと思ってとりあえず１話を観てみました。
頭脳明晰優秀な鑑識官・西条（松岡茉優）、人間心理を読むのが得意な産業医・吉良（田中みな実）、地図オタクの交通課員・基山（滝沢カレン）の３人はいつもの居酒屋トーク中。そこに強行犯係刑事・芹沢（中村蒼）が事件の話題を持ち込んで、３人が事件解決へのアシストをするっていうのが基本的な流れのドラマのようです。
事件に無関係の３人が机上の推理だけで事件を解決に導くのかと思ったらちょっと違っていて、１話の事件に関して言えば鑑識官である西条は鑑識の仕事を通してこの事件に携わっているんですね。だから「井戸端謎解き」っていうのは厳密には違うかなって気がしました。
ついでに言うと西条の推理力が優れているのは確かにそうかもしれませんが、それよりも刑事の芹沢がポンコツすぎでしょう。苦笑
全体的な印象としてはいろいろと不自然なところが多くて素直にドラマの世界に入り込めなかったです。
そもそも１話の事件、結婚披露宴のような大勢人がいる場所で強盗を計画しますか？普通しませんよね？
新婦が新郎のマネージャーを操ってたと言われても、それまでにそれらしい場面がまったく描かれてない（伏線すら張ってない）ので思わずキョトンとしていまいましたよ。完全に後出しジャンケン。ミステリーやサスペンスで一番拍子抜けするやつですね。
脚本家が考えたアイディアを実現するために登場人物やストーリー展開を強引に動かしてる感じがこれらの不自然さを生み出しているように思えます。
今後面白くなる可能性もあるでしょうが、初回にしてこの出来なら今後も期待できないと判断する方が合理的なので、初回で離脱することにしました。
GO HOME～警視庁身元不明人相談室～
日テレ・土ドラ９枠で放送中。
出演は、小芝風花、大島優子、阿部亮平、柳美稀、川瀬莉子、戸次重幸、半海一晃、高島礼子、吉田鋼太郎、他。
ご遺体に残された手がかりから死の真相を明らかにし家族や恋人のもとに帰すために女性バディが奔走するミステリー・ヒューマンドラマです。
警視庁に実在する身元不明相談室をモデルにしたミステリーということで面白そうだと思って観てみました。
せっかくドラマで取り扱われることの少ない身元不明相談室を扱っているのだからその仕事内容や仕事ぶりをまず描けば良いと思うのですが、観る前からイメージで知っている以上のことは描かれず。分かったのは捜査一課など花形部署に比べると暇で掃き溜めのような部署だということ。苦笑
人物設定も良く分からなくて捜査官の三田桜（小芝風花）はまるで昨日今日配属された新人ような振る舞いをするし、同僚の月本真（大島優子）とともに休暇を取ってまで独断で調査するし、彼女らの行動が良く分からん…。それもこれも身元不明相談室の仕事の範疇がはっきり描かれないからではないでしょうか。
１話を観た限りでは、身元不明相談室を舞台にしたお仕事ドラマというよりも死の真相を明らかにするミステリーや死に至った経緯を描くヒューマンストーリーを描きたいようですが、それだったら普通の刑事ものでも良いわけで、せっかく身元不明相談室の捜査員を主人公にするなら彼らの仕事内容や仕事の範囲を差別化して描くべきだと思いますね。
今回の事件で言えば亡くなった富田が他殺なのか自殺なのか事故死なのか身元不明相談室じゃなくても他の部署が捜査する設定でも成立するんですよね…。容疑者の取調べや関係者への聞き込み、遺留品の捜索までしてるんだから、身元不明相談室である必然性がないですわ…。
肝心の謎解きも人間ドラマもありきたりだし、観ていて非常に中途半端に感じました。
三田桜と月本真には辛い過去がありそうですが、そもそも現在の人となりすら分からないうちにそんな過去を匂わされてもそんなの知らんよって感じです。苦笑
辛口の感想を書いてしまいましたが、必ずしも面白くなかったわけではないんですよ。ただ納得のいかないドラマをケチを付けながら無理して観続けても時間の無駄なので初回で離脱することにしました。
視聴継続するか未定のドラマがまだあるので、もしかしたらPart2に続くかもです。
