今期観ているドラマ・2024年春(朝ドラ・大河)
虎に翼
今期の朝ドラは史上初の女性弁護士をモデルにした物語です。2週目まで観終わりました。
主人公の寅子は前作のスズ子と同じく大正3年生まれ、初回で寅子が梅丸少女歌劇団を目指していたことが判明して、もしかしたらスズ子の同僚になっていたかもというパラレルワールドを想像して、早々にドラマの世界に引き込まれましたわ。笑
1〜2週で描かれた時代は昭和6〜7年、同じ昭和といえども「ふてほど」で描かれた昭和61年が適切に思えるくらい恐ろしく不適切な時代、身分制度は残り〜の、女性の権利は制限され〜の、女性は参政権もなければ弁護士にもなれない、「寛容が肝要」などと呑気に言ってられないレベルの不平等な時代なのでありました。
主人公が女性初の〇〇を目指す朝ドラは多いですが、それを地獄の道と表現するってところがリアリティを感じますね。女性が楽に生きるんだったら結婚するのが一番な時代、誰も進んだことのない道を進むのは茨の道以上の地獄の道というのは説得力があります。
伊藤沙莉演じる主人公の猪爪寅子、「寅子」と書いて「ともこ」と読むわけですが、劇中で「トラ子」とか「トラちゃん」って呼ばれたりもするし、「トラ子」なのか「トモ子」なのか、はたまた「ヨネ子」(←それはひよっこ)なのか時々混乱して分からなくなります。苦笑
第1週は、寅子の母(石田ゆり子)が桂場(松山ケンイチ)に放った啖呵にウルウル、第2週は逆転勝訴にウルウル、毎週何かしらウルウルしながら観ています。笑
裁判官役の松山ケンイチ、法学者役の小林薫、いい味を出していますね〜
そして岡部たかしはアホのおっちゃんから主人公の父に昇格しました。笑
今のところ非常に出来も良いし面白いし名作の予感すらしますが、最初の2〜3週はどの朝ドラも面白いものなので油断はできません…苦笑
この調子で最後まで行ってもらいたいものです!
光る君へ
苦手の平安時代のドラマですが、非常に面白くて離脱するどころか毎週楽しみに観ています。
今のところ主人公のまひろはまだ何者でもないので、まひろの物語よりも藤原北家が権力を集中させていく物語の方が面白いです。
ついに兼家が亡くなって道隆が摂政になって露骨な人事を始めましたね。後継者に選ばれなかった時の道兼のキレっぷりには笑ってしまいましたが、その気持ちは察するに余りあります。
藤原実資が一本筋の通った人物で最初はロバート秋山演じていることで注目していましたが、それを抜きにしても興味深い人物で、今後どう活躍することになるのか(あるいは活躍することなく退場するのか)楽しみです。
藤原某ばかりの登場人物、とりあえず主要な人々の顔は覚えましたが役職や関係性が時々分からなくなるので公式ページの相関図を参考にするのですが、これがまた分かり難い。もうちょっと分かり易い相関図は作れないものですかね…。
次回以降も楽しみです。