映画「BAD LANDS バッド・ランズ」 | 肉球でポン!

映画「BAD LANDS バッド・ランズ」

公開時にちょっと気になったこの映画、Netflixで配信されていたのでこの前の3連休に観てみました。





2023年、原田眞人監督作品。

出演は、安藤サクラ、山田涼介、生瀬勝久、吉原光夫、大場泰正、淵上泰史、縄田かのん、天童よしみ、江口のりこ、宇崎竜童、他。


特殊詐欺グループに加担する姉と、出所したばかりの弟。ある日、思いがけず億を超える大金を手にした2人は、警察ばかりかさまざまな巨悪から狙われるはめになる。

(Netflixのあらすじより)




犯罪組織に属する姉・ネリ(安藤サクラ)と弟・ジョー(山田涼介)の生き様を描いたクライムサスペンスです。原作は黒川博行の小説「勁草」で未読。


特殊詐欺、賭博、暗殺などの犯罪行為と警察の捜査、下流老人たちの生活、NPO法人を隠れ蓑にした犯罪組織の高城(生瀬勝久)とネリの関係性、さらにはネリが以前勤めていた会社の社長・胡屋(淵上泰史)も絡んできて描かれる内容は盛りだくさんです。


特に突っ込みどころもないし上映時間143分という長さを感じさせないくらい内容が濃くて面白かったのですが、最初から情報過多で何を軸に描きたいのか理解するまで時間が掛かって最後までハマらなかったです。なんていうか、長編ドラマの総集編を観ている感じですかね…。


個々の犯罪エピソードをもっと詳しく描いて欲しかったし、警察の捜査や胡屋のエピソードなどは完全に描き足りなくて、前後編の映画にするか連続ドラマとしてもっと長尺でやった方がより一層面白かった気がします。


ネリとジョーの姉弟は魅力的だし、面白い題材だっただけにちょっともったいない映画でした。




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Ameba映画部